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2015年02月21日22:42

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自ら投げた石(意志)の行方

 自ら投げた石(意志)の行方ー Like A Rolling Stone



 私自身は「日本の独立ー永世中立ー各国等距離外交」を願う者である。
 よって自衛隊は国防軍であり「日本領土・国民を守る」とする。
 よって「海外派兵・他国への武器売却」などは認めない。「専守防衛」で良いと考える。
 「国防軍が他国にいる」と誤解が生まれやすいと思うからだ



 今、問題となるPKO「国際連合平和維持活動」は、紛争において平和的解決の基盤を築くことにより、紛争当事者に間接的に紛争解決を促す国際連合の活動であり、ここで新たに『「自衛隊の武器使用権限を拡大する・「任務遂行のための武器使用」も認める』のは、これは中東での「ISの覇権拡大と世界各地におけるテロ行為(戦争の逆輸出)」を想定したものであるだろう。



 総理の言う積極的平和主義・国際協調は、

◆『イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるためです。地道な人材開発、インフラ整備を含め、ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します。』
◆安倍総理大臣の中東政策スピーチ−2015年1月17日 於・日エジプト経済合同委員会(一部抜粋)

 と、見事に世界中のニュースとして駆け巡り、この三日後に「ISIL・身代金二億ドル要求・邦人二名殺害予告」のニュースが流れた。

 確認はできないが、その頃「ISIL」はまだ日本を標的にはしていなかったようだ。また後藤氏も一時期「捕虜交換」のためなのか「トルコ国境」に送致されていたとか、いないとか。

 時に総理は「テロに屈せず・テロと戦う」を連呼する。「闘う」がどう文字化けしようが、「ISILと闘う」と米国を中心とする処の国際社会に向けて発表し続けた。

 『命は地球より重し』と「邦人二名を救うための緊急会見・国際報道」など、微塵も考えなかったに違いない。なんでも「テロの増殖を喰い止める」ためらしい。

 どうなる?!

「邦人二名惨殺・死体映像」ー「テロリスト許さず・テロと戦う」ー『「自衛隊の武器使用権限を拡大する・「任務遂行のための武器使用」も認める』ー「集団的自衛権ー安保体制強化ー軍備増強ー憲法改悪」

 まったく、これよりはシナリオ通りに事は進むだろう。 転がる石のように。



 そして後、「国会答弁」をニュースなどで見る限り、「★為政者による未必の犯罪」を誰一人として暴くものも無かった。これが今の日本の国会なのだ。

 野党の質問の、なんとピンボケ、甘い事。情けなや。

「邦人二名、テロリストにより惨殺」されることよりも、一億二千七百万人の「毎日、飯を食う」・大切な「油」の事に比べれば。きっと些細な事なのだろう。そりゃ、こっちのほうが大切だろう?!

 増して当事者・後藤健二氏は「自己責任・恨まないで」と言うのだから。しかし彼は「平和国家・日本」のブランドを守るため、単身湯川氏の救出に向かったようだ。(男だね…涙!)



 そして片方の口で積極的平和主義と言い、片方の口で軍事協力を言いイスラエルにF−35などの部品供給するような「敵を作り、敵よりの守り」を言うのは、全くの詭弁であり間違っていると思う。

 今まで日本人は「テロに巻き込まれる」ことはあっても「テロの直接標的になる」ことはなかったのだ。アラブゲリラ達さえ「日本人」は識別し、時には尊敬さえしてくれていた。もう「気楽に世界旅行」などとは考えられなくなった。

 今国会で、総理は「反動を生みつつ、踏み潰し、冨国強兵策を貫徹する」と言ってのけているのだ。

 なのに野党議員は、誰も総理の真意が読めないようだ。



 本来、日本の総理大臣が国会や国連で言うべきは、N・マンデラ氏の言であるだろう。

「勇気ある人は平和のために許すことを恐れない」

「報復するよりも情けをかける方が、この世界ではより多くのことを成し遂げられる」

「人は憎しみを学べるのなら、愛を教えてもらうこともできるはずだ。

  なぜなら、人の心にとって愛することは憎むことよりも自然なことだから」



 ならば、私たち日本人が言うべきは「普遍的正義と平和」の事柄であるはずだ。



 大航海時代以降、18世紀・産業革命の成功により欧米列強は世界各地に植民地を求めた。アジア・アラブ・アフリカ・中南米などは「近代兵器」戦法の前に為す術が無かった。それ以前は「奴隷制・人身売買」そしてこの頃には「植民地争奪戦・支配」となる。

 西洋列強が中国・清に目の向く間に、日本は「脱亜入欧・近代化ー文明開化を目指し、明治維新・大日本帝国の成立の形を成した。そして富国強兵を成し「日清戦・日露戦・日韓併合・満州事変(大東亜共栄圏ー満州国)・連盟脱退2.26・日中戦争・ノモンハン(対ソ戦)・太平洋戦争」へと国民総動員しながら、「沖縄地上戦・大空襲・二発の原爆→敗戦」米国下占領統治を受けるに至った。


 祖国のために散華した「英霊たち」また「多大の戦争犠牲者たち」は、このことをどう見ているだろうか。
 
 先の大戦で亡くなった全ての人たちが、再び「栄ある大日本帝国」の再来・再建を望むだろうか。 中庸の道として隠される事大主義・寄らば大樹で良いのかい。(日本人なら……)

 私、私たちの望むのは「平和国家」であり、日本の政治としては「平和路線」であり、「戦争をしない国々・世界」を、望んでいるのではないか。

 ウクライナの戦闘で涙に暮れた老婆が「……なにより、平和が欲しい」と言っていた。同感だ。



 そして、私、私たちは『我々日本人こそ世界平和を築く中心勢力となるべき』なのだと思う。

「戦後70年・敵を作らないー平和国家建設」そのブランドこそが、日本の繁栄の秘密であり基軸であり、それが世界の人々よりの信頼と称賛を勝ち得たのだと考えている。



 アメリカ・オバマが「宗教戦争ではない」と、どれだけ言ったところで「アラブの石油は、アラブ人たちの富」という公式の立たない限り、アラブの大地に「他国・外国よりの干渉ージェット機を使って爆弾を落とす」のある限り、「テロは終わらない」と知るべきだろう。

 アメリカがどれほどの「好戦国」であることか。しってるかい?!

「それとPKOとは違うだろ!!」と、聞こえて来そうだが、今は「有志国連合への参加」が、問題じゃないのかい?! 


 そこのところに「気づいて欲しい!」


 だから、「急ぐ必要がある」んだろ?!


 そうでなければ「何年もかけて」じっくりと議論してくれ!!



 



◆PKO 武器使用権限を拡大の方針
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3284416
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