キムタクの挑戦はつづく。

キムタク初パパ！上戸彩とテレ朝新ドラマ
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いまのジャニーズの若手が俳優として仕事をする、たとえば亀梨とか、生田斗真とか、嵐の松潤さえ、かれらの演技、身のこなし、視線のおくりかた、セリフのいいかたひとつに、キムタクは大きな影響を与えてきた。みなキムタクをコピーするところから始めているのだ。

それだけ、もう２０年以上まえのドラマになるが、あすなろ白書、に、ロンバケ、のころのキムタクの勢い、トップアイドルへ向かってアクセルを踏み出したときの高揚感は、いまだに忘れられない。そのころのキムタクに限りなく接近したのは、この２０年で、龍馬伝のときの佐藤健ぐらいではなかったか。

そしてアイドルのあとはヒーローをやるしかない。多くの専門職ヒーローを、アイスホッケー選手を、検察官を、総理大臣までやった。あとはどうする？で数年間役柄に悩んだ、それが中年の壁でもあったのだろう。もう２年ぐらい前になるのか、安堂ロイド、は視聴率も伸びず、それだけ視聴者はとまどったのだが、キムタクのヒーローものの総決算としてのドラマでもあったのだ。

でこれからどうする？クールでニヒルな二枚目だった田村正和が、テレビドラマでコメディをやり始めたのは４０代半ばで、後期の代表作である、古畑任三郎が５０すぎてからだ。早くから私はキムタクの父親役を見たかったが、やっとやるのだな！

まだまだキムタクの俳優としての沃野は残っている。これからも私はかれの悪戦苦闘を見ていきたいと思っている。