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2015年01月30日18:17

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ギリシャと日本の借金はどう解決すれば良いか

日本とギリシャは国の債務がGDP比で見て、世界1位と2位の借金大国です。EUの加盟国であるギリシャはECBなどに財政再建のため緊縮財政を強いられてきました。日本は逆に量的緩和策で借金を急拡大してきています。

ギリシャのように国民の収入や福祉を切り詰めさせても債務は減らないのです。逆にGDP比での債務は170%から175%に増えています。失業率が25%を超え、ギリシャの国民総生産が減っているからです。

「ゴミ箱を漁って食べる生活には耐えられない」と焼身自殺した婦人や「子供たちに借金を残さなくて済む」と叫んで自殺した父親の報道もあります。低所得層の子供が授業中に空腹で気を失ったと言う報道もありました。

収入が130万円以下になった家庭が3割以上に増えたと言います。飢餓状態と言える社会になっています。こうした絶望的な生活からストライキやデモが多発して、今回の緊縮財政拒否の「政変」が起きたと考えられます。

日本では緊縮財政とは真逆に進んでいます。日銀が量的緩和策でお金を刷り増しして借金財政を維持しています。この結果、この二年間で80兆円もの借金が増え、1200兆円の借金を抱えてきています。

だがお金を刷り増しすればお金の価値が落ちます。当然、物価が上がって国民は生活できなくなります。収入が減って生活できないギリシャとは真逆になります。だが今のところ原油価格が落ちて、物価が上がっていません。

だが、物価が上がり始めると一気に変わります。お金を物に替えて持った方が得します。低利で貸しだせば銀行は損します。物価上昇率よりも金利を上げるようになります。銀行金利の引き上げは日銀の金利も引き上げます。

1%未満のゼロ金利なら市中への資金流出が押えられなくなります。だが日銀が金利を上げれば国債の金利が上がって金利で借金が膨れ上がります。その前に国民の生活はギリシャ以上に悲惨な状態になると思います。

両国に必要なことは返済不能な借金は清算させることです。そして国民が生活できるように貧富の格差を是正することが必要です。その方法は戦後に実施した、デノミと財産税法を再適用するしかないと思います。そして再発防止策も考えねばなりません。

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