mixiユーザー(id:2989164)

2015年02月01日22:47

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花燃ゆ

なんとも視聴率が悪いようで。
たいそうな役者陣が出揃っているのに、なぜに視聴率が取れない?
そんな大河ドラマをかかさず見ちょります。

吉田松陰先生と言われ、50歳過ぎのじじいを想像していたけど、萩を旅したときに松陰神社へ行き、29歳で処刑されたことを知る。

まぁ、ドラマの主人公は吉田寅次郎の妹の文なのだが。
今日は、寅次郎と密航を試みた金子重輔が25歳の若さで獄中にて病で亡くなった。
そのことを文が、国禁まで犯して海を渡ろうとした寅次郎に対して責め立てるセリフがすごい。

寅次郎は、異国に新しい日本の光を見たという。
しかし、文は、異国の光だけ見て、その光は私たちを照らしてはくれないのですかと。
梅兄さま(寅次郎、文の兄である梅太郎のこと)はお役を免じられ、父上はお腹をめして詫びようとした。寅兄さまが見たものは新しい国の光だというのなら、なぜそれは私たちを照らしてはくれないのでしょう。
金子さまは寅兄さまが殺したんです。己の欲に己を慕う者を巻き込んだ。

兄上の目指した光が、ただの私ごとではない、もっともっと太い大義の果ての志であろうものなら、志は死なない。絶望はない。それで死んでも幸せであったと。
それを私に見せてつかぁさいと。

今の、今日の日本に突きつけられるセリフだなと。
このセリフを書いた脚本家は、今日の日本とテロに対する結末を知っていたわけではないだろうけれども、なんとも因縁めいたセリフになったものだ。


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コメント

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