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2015年01月27日06:46

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【あたりまえだよな】自国の軍人が掴まってるのにそっちのけで他国の国民をとか。

■「対テロ」と「世論」板挟み、ヨルダンの苦悩 緊密に協力…事態一変
(産経新聞 - 01月26日 21:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=3244378
 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、中東の親日国ヨルダン(人口約645万人)が難しい立場に置かれている。イスラム国が後藤健二さん(47)解放の条件として、ヨルダンで収監されている重要テロ犯、サジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を要求しているためだ。ヨルダン政府は日本に最大限の協力を約束しているが、ヨルダン自身も空軍パイロットをイスラム国の人質にとられており、事件の解決は一筋縄ではいかない。(アンマン 遠藤良介)

■「当事国」化に困惑

 湯川遥菜さん(42)とみられる写真を手にした後藤さんの画像が、インターネット上に現れた翌日の25日。ヨルダンの主要紙は湯川さん殺害の可能性や日本政府の憤りを詳しく報じたものの、リシャウィ死刑囚の釈放要求に触れたものは少なく、アルガッド紙は「情報は適切な時期に公表される」とする当局者の談話を伝えた。

 日本政府が現地対策本部を置くヨルダンは、日本人人質に関する情報収集などで密接に協力してきたが、ここにきて事件の「当事国」となったことへの戸惑いが明らかだ。アブドラ国王は25日の地元紙との会見で、イスラム国に拘束されている自国空軍パイロットの問題解決が最優先だとの考えを示した。

 パイロットは昨年12月、搭乗した戦闘機が有志連合の空爆に参加した際にシリア北部で墜落し、イスラム国に拘束された。イスラム国はこの際に恐怖にとらわれた表情を浮かべるパイロットの写真も公開し、ヨルダン側を強く刺激した。国王は会見で、パイロット救出に全力を挙げて取り組む考えを示したという。ただ有力ネット・メディアの編集長は、「日本もヨルダンもテロリストには妥協しない立場だ。ヨルダンの複雑な世論を考えても、リシャウィ死刑囚の釈放に応じるのは難しい選択肢だろう」との見方を示している。

■米欧協調に活路

 イラクやシリア、イスラエル、サウジアラビアといった有力国に囲まれ、地下資源に乏しいヨルダンは、米欧との協調関係と周辺国との等距離外交を安定の基盤としてきた。国民の大半は穏健なイスラム教スンニ派で、米国の主導するイスラム国空爆に加わるなど、「対テロの防波堤」の役割も担っている。

 カリフ制を宣言し、現代主権国家の枠組みを認めないイスラム国は、王制をしくヨルダンにとって重大な脅威にほかならない。

 リシャウィ死刑囚が関わったとされる2005年のアンマン連続ホテル爆破は、米中枢同時テロになぞらえて「ヨルダンの9・11」とも称され、同国に大きな衝撃を与えた。

 イスラム国に屈して死刑囚を釈放すれば、米国などの反発も必至で、決して容易に切れるカードではない。

■「われわれの戦争か」

 ただ、こうしたヨルダン政府の基本的立場を揺るがしかねないのが同国の微妙な世論だ。

 ヨルダン国民の7割は中東戦争でパレスチナから逃れてきた難民とその子孫とされ、イスラエルへの憎悪や、その後ろ盾となっている米国への懐疑心は一般市民の間で根強い。

 米国主導の対イスラム国空爆とは距離を置くべきだと考える国民は少なくなく、「イスラム国の背後には、イスラム教の信用失墜を狙うイスラエルの存在がある」(議員)といった“陰謀論”も珍しくない。

 自国のパイロットが拘束された事件は、まさに「これはわれわれの戦争なのか」との疑問を国民の間に生んだ。政府はイスラム国空爆を一時停止し、報道に細心の注意を払いながら、「捕虜交換」も視野に秘密裏の解放交渉を行ったとされる。

■積極支援で親日的

 日本政府は、イスラム国の一部幹部がヨルダンの部族出身者であることや、同国が有力な情報機関を擁している点を重視し、ヨルダン政府と緊密に連携してきた。ヨルダンが親日国であることも、事件解決に向けた同国の協力に期待を寄せる理由だ。

 日本政府は、自由や民主主義の価値観を共有しうる中東では数少ない国としてヨルダンを重視し、積極的なODA(政府開発援助)の供与で発展を後押ししてきた。12年までの累計で有償・無償の資金協力は2852億円、技術協力は313億円にのぼる。アブドラ国王には約10回の訪日歴があり、日本からも安倍晋三首相を含む5人の首相が過去にヨルダンを訪れた。

 だが、こうした友好関係をもってしても、ヨルダンがリシャウィ死刑囚の釈放要求に応じるのは難しい。自国のパイロットを奪還できていない中で死刑囚を日本人人質と交換すれば、「日本人の命の方が大事なのか」との反発が起きるのは必至だ。シリア内戦で80万人ともされる難民が流入し、経済を圧迫されているヨルダンは、苦悩を深めている。






 ていうかそのパイロットも条件に含めて、交換に応じてやればいいよ。服に爆弾を仕込んで、交換が終わったら爆破すればいい。テロリストも減らせる、死刑も執行できる、人質も帰ってくる。いいことづくめだ。
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