mixiユーザー(id:147405)

2015年01月25日10:56

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フランスのデモが「表現の自由を守るため」とか、鼻で笑うわ!

フランスのデモの、「表現の自由を守れ」ってのには、二つの問題がある


◆まず一つ

過去に、↓このような日記も書いたので参照して頂きたいのですが
「氣志團のナチス衣装問題で謝罪」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1682570259&owner_id=147405

預言者ムハンマドを風刺することは、確かに表現の自由だ

その結果、それを不快に思うイスラム教の信者が出てくるのも予想されるし
事実として存在する

その彼らが、私たちの聖人を揶揄するようなことは止めて下さいと主張することは
これも無理もない話しであって
これらのやり取りは、日常の単なるコミュニケーションの問題でしかない

楽器を演奏するという自由があるよね
夜の八時に、ピアノの練習をしていた

ところが隣家は受験生がいて
大事な試験が近いので、うるさくて勉強に集中できないので
ピアノ演奏を止めていただけませんか?

こういうやり取りがあることは、容易に想像できるだろ?

ピアノを演奏するというのも自由だし
その音がうるさいから止めてくれと「主張」するのも自由だ

そこでの衝突、解決は、単にコミュニケーション上の問題に過ぎない
問題によっては、どっちが大人げないとかあるだろうが
それでも、コミュニケーションの枠内の話だ

ピアノ演者の隣人に、口頭でやめてくれと要請するのと同じで
イスラム教徒が、我等が聖人を風刺、揶揄(と彼らは感じたんだろ?)するのを
止めて下さいというのは、全く同じ
コミュニケーションをしているだけ

テロしちゃったやつは、手段を間違っていたのだ
もちろん、テロという手段は全否定される
テロリストはウンコ野郎だ

フランスのデモが、テロを否定し非難する範囲であるならいいのだけれど
イスラム教徒を風刺するなというのは、表現の自由の侵害だというのは
コミュニケーションの否定であって
これも立派な、人権侵害だし
「表現の自由を守る」ということを、履き違えている

「表現の自由を守る」という事は
戦時中の日本とか、ナチスとか、旧ソ連とか、今の中国とか北朝鮮とか
国家が人民の表現の自由を侵害するときに持ち出される概念であって
人民と国家の間に持ち出されるモノだ

私人の間同士で起こる問題は
単にコミュニケーション上の問題でしかない

フランスの雑誌によるムハンマドの風刺に抗議することに対して
表現の自由を守れっていうのは

はぁ?
というのが、第一感だった


◆二つめ

結論から先にいえば、イスラム教、アラブ系を叩ければ何でもいい
極右的な、人権を守る事とは無縁なデモってこと

「表現の自由」ってのは、言うまでもなく人権だよね
テロを否定するのも、人権擁護だ

要はフランスのデモは、人権を守るたたかいな訳だが

フランスのデモが、真に意味があるものとなるには
人権を守ることが目的でなければいけない
フランス社会が、人権を守ろうとする姿勢を持っていなければいけない

とーこーろーがーだ!

去年だったと思うが
フランスの学校で、いわば教育という公の場で

イスラム教徒の女生徒が
教義だかなんだかに基づいて
スカーフみたいなのを頭に巻いているのを
校則違反として、退学させたよね
裁判とかでも、負けたんじゃなかったか?
よく覚えてないが。

校則が契約的性格を持つといっても
そこには、合理的な理由がなければ
人権侵害してまで押し通すことは出来ない

女性とが、スカーフ状のものを頭に巻いているからといって
授業や学校運営に、何か支障を来たすか?

考えるまでもないだろ?
合理的理由もなく、退学させられた

簡単になぜそうなったかを想像すると、イスラム教徒への偏見や差別だよね

イギリス国籍を持つイスラム教徒の人権は守らない

だが、イスラム教の聖人を風刺する事に対して
コミュニケーションでもって意見することすら
否定しかねない(人権侵害)

こういうデモの一体どこに
そもそもの主題である、人権を守ろうという一貫性があるというのだ?

単にイスラム教徒を叩く口実があるから、騒いでいるだけなんだよ

もっと書きたいことがあるけど
長くなるし、馬鹿らしくもあるので
ここで止めておく


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