既にフォトアルバムでご覧頂いた方もいらっしゃると思いますが、千葉県の白井市文化センタープラネタリウム館にて開催された、「プラネタリウムで星景写真を撮ろう」というマニアックなイベントに参加してきました。
今の投影機 G1014Si が来年の2月15日で引退することが決まり、そのお別れ記念イベントの一つです。
一般客を招待してプラネで星の写真を撮るってのは、明石が数年前に行っていました。
当然、関係者の間ではアタリマエの様に行われてきた事でしょうし、仲の良い常連客ならテスト投影等の時間で許された事もあったかもしれません。
ですが、一般の参加者を募ってプラネタリウムで撮影会が出来る機会はそうそうありません。
一般投影が終わった午後4時、三脚を担いだ怪しい軍団(笑)がゾロゾロとドーム内に集結。
解説員のHさんから、本日のスケジュールやプラネタリウム投影機の機能説明などのお話がありました。
特にこだわって説明していたのは、「惑星棚」について。
次の投影機は…(喋ってたから書いちゃって大丈夫だよね?…) 五藤のCHRONOS-II というキカイ。
近場では、五反田や群馬の前橋に導入されているものです。
http://www.goto.co.jp/planetarium/h_pla_chronos2.html
この投影機も典型的なモリソン型で惑星棚も存在するのですが、昔ながらの歯車駆動ではなく、XY軸のデジタル制御。
今でこそプラネタリウムは綺麗な星空を見る道具?として認知されていますが、元々は惑星の運行を再現するアナログコンピューター。
ギアの組み合わせだけで惑星の運行を再現するのですから凄いものです。
話が逸れました。
ともかく、ギアの組み合わせだけで太陽系の動きを模倣する「惑星棚」こそ、プラネタリウムの真髄であるわけで、そこをしっかり押さえて欲しい!という、Hさんの熱意が伝わってきました。
さてさて、ゴタクはこのへんにして撮影の結果を…
まずは星が写るか…というテスト撮影。対角魚眼で撮影しました。
この時代特有の薄明投影機が、低空の街明かり(の反射)を再現しています。
他の人たちが広角ばかり使っているようだったので、ちょっと望遠で狙ったショット。
牡牛座のヒアデス星団&昴が写ってます。投影機はシルエットでしか分かりませんねf^^;
星の写真だけではなく、星景写真も撮ります。
これはスタッフが試行錯誤した結果なのでしょう。
シャッターを15〜30秒ほど開けている間、ほんの数秒だけスカイライン投影機を作動させます。
そうすることで、良いあんばいで星空と風景が一緒に写るってな仕組み。
次は日周運動。実際の星空では1時間以上かけないとこんな写真は撮れませんが、プラネタリウムなら1分もかかりません(笑)
日周運動の最初だけ星が明るめに写っているのは、露出を初めて数秒後から日周運動を開始してもらったためです。私の提案が採用されました^^/
実際の星空で同じ事をやろうと思うと、最初だけソフトフィルターを入れればそれっぽくなりますかね。
比較明合成なら最初の1枚だけ露出を変えておけばOKなはず。
さてさて、続いては南の島にひとっ飛び。
一番明るい星はカノープス。オリオンの星座絵もサービスで付いてます(笑)
そんな南の空で日周運動。北極星のように中心になる星が無いからちょっと寂しいですね。
もう一発、南の空で日周運動。画面中央が南十字だと思うんですが…f^^;
最後はまたもや私のリクエストで、「惑星出して年周運動して!」
ってことでこんな写真になりました。
明るすぎな気もしますが、投影機がバッチリ写ってるので一番お気に入りの写真です。
と、こんな感じで約1時間半。
また挑戦したいのですが、このイベントは既に満員御礼。
ただし、裏技があります。
こちらの要望に応えてくれる予約制プラネ、「あなただけのプラネタリウム」
平日ならたぶん大丈夫。
だれか、一緒にやってみません?(笑)
さて、最後に今日行ったプラネについても追記しときます。
科学教室ボランティアで松戸に行ったのですが、せっかくならと松戸のプラネに行きました。
最終回の3時半に伺ったところ、白井のHさんはじめ関係者がずらり。
プラネマニア(笑)も関係者に含めると、一般客は誰一人として居ない状態(笑)
なぜかというと、松戸で解説をされていたTさんが今日で最後とのこと。
(私も今日知りましたf^^;)
講談を聞いているような味のある解説が魅力でした。
Tさんの今後のご活躍を祈念致します。
で…「講談を聞いているような」って、アタリマエっちゃアタリマエf^^;
本業は講談師。マイミクさん限定の日記だから、ご本人のblogへリンク張っちゃいます^^/
http://blogs.yahoo.co.jp/stulumalu
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