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2014年11月21日17:56

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【映画】 楽園追放 -Expelled from Paradise- 【☆4.0】

※ネタバレ全く自重していませんので、今後観る予定のある方は読まないことをお薦めします。
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【楽園追放 -Expelled from Paradise-】 (Theatre)
2014年
総合評価 4.0 → ☆4.0

「シナリオ」 (1.0) … 4 → 4
「演出全般」 (1.2) … 4 → 4.8
「心理効果」 (1.5) … 4 → 6
「視覚効果」 (1.1) … 4 → 4.4
「音響効果」 (0.9) … 4 → 3.6
「教養/啓発」 (0.8) … 4 → 3.2
「俳優/声優」 (0.7) … 4 → 2.8
「独創性」 (0.8) … 4 → 3.2


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【ストーリー】
ナノハザードにより廃墟と化した地球。人類の98%は地上と自らの肉体を捨て、データとなって電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。

西暦2400年現在、その「ディーヴァ」が異変に晒されていた。「フロンティアセッター」と名乗る謎の存在による「ディーヴァ」へのハッキングを地上世界から受け、捜査官アンジェラは生身の身体・マテリアルボディを身にまとい地上世界へと降り立つ。

現地の地上捜査員ディンゴと共に、謎のハッカー「フロンティアセッター」と世界の謎に迫る。(コピペ)


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【魅力】
・SF設定がなかなか凝っている
・ヒロインが可愛い
・映像

【不満】
・絵柄が苦手

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【少し突っ込んだ感想】
電脳世界に住む人間なんて、SF小説やゲームに馴染みの無い人にすんなりイメージできるのだろうか??と疑問に思う。やたら科学的な用語とかまくしたててくるし。最近のアニメは設定が高度だな、と思った。そういう世界観に馴染みのない人は、まず理解できず不完全燃焼で終わりそうな気がする。

ま、良くも悪くも、アニメとして非常にイメージしやすい形で表現はされていますけどね。サーバの景観も地球の自然そのものだし、電脳人間もちゃんと普通の人間の形をしているので(この場合はアイコンと言うべきか?)。誤解を招く危険性はありそうだけど、少なくともイメージはしやすいと思います。同時に表現もしやすい、と言えば手抜きに聞こえてしまいそうですが。電脳空間がハッキングされる時に、天変地異でも起こったかのように空に亀裂が入るとこなど親切な表現かも。あと電脳世界の支配者層が、金剛仁王像やオリュンポスの神話の像のアイコンだったりしたのにセンスを感じました。

見どころの一つとして、電脳人間と旧人間と自我を獲得した人工知能との、三者の対話があるのですが、これがなかなか凝っていて、面白かったです。人工知能も、先日見た「Her」という映画の人間色が強すぎる人工知能とは違って、あくまでもコンピューター的な思考回路を感じさせます(例えば、『感動』を「特定の回路に負荷を与えつつ、伝達回路全般の効率を上げる現象」と表現したり。うろ覚えですが)。

また、戦闘もかなり現代向けに修正されて、スピードや破壊力よりも「演算システム」の優劣で勝敗が決まるような設定にされていて新鮮でした。

とりあえず、日本の誇るオタク文化の底力を見た気がしますね!ヒロイン以外の絵柄がイマイチ好みじゃなかったのが残念。ま、殆どの現代日本アニメの絵柄は好みじゃないのでしょうがありませんが。

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"『採点方式に関して』
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