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2014年06月25日05:19

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音楽理系日記

ここ最近の音楽日記はどこか不調です。そこで対策を打つことにしました!最も僕の日記らしい日記はなんでしょう?それは理系日記です!不調の音楽日記に好調の理系を混ぜることで、音楽日記の人気が上がるのではないか…?というわけで見てみてください!


とりあえず長文になっちゃうので、結論だけ書いときますね。参考にしてください。

・音量が大きい状態で音楽を長期間聴き続ける習慣を持つと、高音域から聞き取りづらくなる。
・カラオケなどで大量にフリードリンクを飲む際は塩分摂取にも気をかける。
・音感を身につけるためには、脳科学的には若いほどいい。



まずは一番目から行きましょう。
なぜそうなってしまうと言えるのか、それは耳が音を拾うメカニズムにあります。音は外耳を通ると、耳小骨で増幅されて鼓膜をふるわせます。それがカタツムリの形をした蝸牛に送られるのですが、ここで音を周波数(要は高さ)ごとに振り分けているのです。なぜ渦を巻いているのかというと、音を周波数で分けるときにそれだけ長さを要します。伸ばすと3cmくらいになるようでこれを小さく丸めるために渦を巻いているのです。

蝸牛の断面を見ると毛が生えている有毛細胞というものがあります。これが音を受け取ると震え、その信号が脳に伝わります。

低い音の場合は渦の奥のほうで有毛細胞が振動しますが、高い音の場合は渦の手前のほうで振動します。そして高い音にせよ、低い音にせよその振動は必ず渦の手前を通過します。

そこで考えてみてください。もし大音量で音楽を聴き続けていたら有毛細胞がどうなってしまうのかを。過剰な音量で振動が大きくなり、手前側(つまり高音域)から有毛細胞が壊れてしまいます。そして壊れた有毛細胞はもう二度と回復しないと言われています。

また同じ振幅(音量)でも周波数が高いほど、エネルギーが高いのでそれも関わってくるかもしれません。

メニエール病など特殊な状態でも無い限り、高音域から聞き取りづらくなるというのはこれが原因です。モスキート音が聞こえる聞こえないというのもこれが原因なのです。聴覚は大事にしましょう。



次は二番目。
皆さんはカラオケに行くと必ず歌いますよね?そして喉が渇きませんか?そこでフリードリンク制だと飲み物を飲むことができます。

そして歌う時に量の差はあれどエネルギーを消費し、体温が上昇して汗をかきます。そして汗をかいた分だけまた飲む…。これの繰り返しは僕だけではないでしょう。しかしそれは体的には大丈夫?

汗をかくメカニズムは、血液に関係します。皮膚には汗を分泌する汗腺があり、その中には体温を下げるための汗腺があります。汗は元々は血液から出来ており、そこから水分を取り出して外に排出しているのです。出た汗は気化し、気化熱として体温を奪います。

この汗をかくときに塩分を消費します。血液から水分のみを取り出すことは出来ず、まず塩分を吸収してから、その塩分で水を吸収して汗として出すそうです。この時、必ず塩分(塩化ナトリウムなど)が含まれています。そんななか、水分だけを摂取して汗をかいていたら、ナトリウム欠乏になる可能性が考えられます。

ナトリウムの日常的な過剰摂取は動脈硬化や心臓病などの原因になることは有名ですが、だからといって極端なナトリウム制限はいけません。ナトリウムは神経系にも深く関わっているため、疲労感から頭痛、ひどい場合は痙攣(けいれん!)を起こします。僕もカラオケで大量の水分摂取後、トイレで用を足すと腰のあたり(腎臓)が痛くなります。

なのでカラオケに来たらポテトや唐揚げなどを食べて塩分も摂取する…というのがいいのですが、お金が無い場合は塩飴を舐めるというのもいいでしょう。スポーツ飲料が持ち込み可能なら言うこと無しなのですが。

夏が近づく今の季節、水分だけじゃなく塩分にも気をつけたいものですね。



最後は三番目。
音感とは音を聞いただけでその音の音階(ドレミ)が分かるというものです。絶対音感ともいわれますね。

一般に音感を身につけられる年齢は決まっていると言われています。それはなぜなのでしょうか。もちろん脳が関わってきます。

神経細胞は常に他の神経と結合、あるいは解離を繰り返しています。その時にシナプスを介して結合します。必要なシナプスはよく使われるため増強し、不要なシナプスは衰退します。特によく使われる神経はさらに増強され、ミエリン鞘というもので覆われ、伝達速度を速めます。

このミエリン鞘が完成した頃には、もうその部位の構造はほぼ完成したとみていいでしょう。そして、それが出来る時期というのは脳の場所、機能によって出来る時期が違います。

一般に感覚に関わる基礎的領域は早く、人間らしさのような高次な領域は遅いと言われています。音感は聴覚に関係するので早いということです。その年齢は6〜7歳で完了するともいわれます。

なので、音楽教育は早いほどいいと言われるわけですね。僕は6歳からピアノ始めたからギリセーフ?その割にはそれほど音感が無い気もしますけど。

もちろん、それ以降は絶対に音感を鍛えられないというわけではないと思うので、悲観的になる必要はありません。もし小さいお子さんがいる方は参考にどうぞ。
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