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2014年04月28日21:02

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鋼の錬金術師(漫画)感想

今更感半端ないんですが、鋼の錬金術師全27巻読み終えたのでかるーく感想を。

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・あらすじ
錬金術が発展した仮想の国・アメストリスの物語。
病死してしまった母を生き返らせようと人間を造る『人体錬成』の禁忌を犯したエドワード・エルリック、アルフォンス・エルリックの兄弟は代償に兄のエドワードは左足を、弟のアルフォンスは体全てを『持っていかれ』てしまい、その後、兄のエドは己の右腕を代償に弟のアルの魂を錬成、鎧に定着させる。
兄弟は元の身体に戻ることを誓い、そのために必要な賢者の石を探す旅を続けていく――。


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主人公であるエドとアル、二人が苦悩を抱えながらも前を向いて歩く姿がいい。
ダークファンタジーと言うだけあってエゲつない展開も多いです。
過去にあったイシュヴァール殲滅戦という内乱が話に絡んでくることもあって重たい話もあり、そういうところも見所。

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2巻のこのシーン、衝撃的でゾクッときたのを覚えてる。

序盤の絶望感はかなりのものだったので、中盤以降はダーク要素が減ったのが残念と言えば残念。
軍の上層部を巻き込んだ巨大な陰謀も先がどうなるか読めなくてワクワクした。
丁寧に伏線を貼って回収し、ダレることなく27巻でまとめ上げたのは流石と言わざるを得ない。

最終章である殲滅戦の怒涛の展開にはページをめくる手が止まらなかった!
バッカニア大尉とフー爺さんに泣かされたり、ハボックやランファン達の参戦も熱い展開でテンション上がったなぁ。
アルがずっと求めてきた身体を取らずに闘うことを選ぶシーンも好き。

もう最終巻のラストとかヤバかったね・・・
エドの「クソ親父」にジーンときて、ホーエンハイムの最期にもまた涙・・・
最後の錬成はこれで等価交換になるのかという不満が少しあったけど、ハッピーエンドで満足です。

そして・・・

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このシーン。
ウィンリィが泣いてるシーンはウルっとくることが多かったんですが、やっと嬉し泣き出来たウィンリィに涙が止まらなかった・・・。
誰かを想って涙を流せる人って素敵ですよね。

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ここのウィンリィは可愛すぎて悶え死ぬかと思ったw
存在感が大きかったとは言えないかもしれないけど、エドが立ち上がるための足を作り、帰る場所であったウィンリィ。いってらっしゃいとおかえりなさいという温かい言葉を贈れるウィンリィは誰がなんと言おうとメインヒロインだったと思います。

あと読んでて思ったのは「間」の使い方が非常に上手いね。
キャラが無言のコマを入れて読み手に感情を想像させることでより感情移入できるというか。

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作中によく出てくる「やりきれなさ」や「切なさ」が際立つ・・・それにしても良い台詞だ。


好きなキャラはたくさんいるけど、一番はマスタング大佐&ホークアイ中尉。あの二人の関係が凄く好き。
あとアームストロング少将も何気に好きですw


・総評
名作と言われるのも納得の漫画でした!
完成度が物凄く高くて安定して面白い漫画だと思います。
読んでない人の方が少ないかもしれませんが、まだ読んでないという方は是非読んでみることをオススメします。
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