母が旧友と鎌倉にプチ旅行するらしい。
面子は大学時代の友人。
そのうちの1人は去年、癌で旦那さんを亡くした。悲しみも癒えないうちに、こんどはご自身にも癌がみつかった。
旦那さんは十年ほども癌と戦って亡くなった。最期は体のあちこちに転移して壮絶だったらしい。
その旦那さんの骨壷を鎌倉の窯に発注していて、それを名古屋からとりにくるついでの友人連中の逢瀬となった。
電話やメールでぽつぽつ打ち合わせてた母が
「ちょwwどうしようwww」
と言ってきた。
「『夫もあんたたちと旅行するべきだと思うから』って彼女、骨壷持って鎌倉回るって!」
えええええー!
たしかに存命中はみんなで旅行してたけど…
「一緒に、って遺品とか骨の一部とかでなくて骨壷全部なの?」
「そう。窯で詰め替えてもらってそのまま持って歩くって」
重いし、転んで割ったら大変だから持ち歩いたりなんかしないほうが…というか鎌倉のみなさんが怯えるからやめたげてww
笑っていいのかわからないけど、想像するとシュールで、そして奥さんの心情を思うと止めることもできず、むしろ笑うしかないのでした(w
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