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2014年01月19日08:56

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ＪＡ秋田おばこライスターミナル　と　リゾートしらかみの旅

　先週末は三連休乗車券を使って、秋田～青森～函館と回ってきましたよ

　ところがその日程に合わせるようにその地方は大雪＆氷点下。
　またこのパターンかい。

　さて、秋田新幹線に乗って田沢湖線を角館から大曲に向かう途中、写真のような巨大な建物が南側に見えてきます

　目を引く巨大な壁画、一体これは何？
　「ＪＡ秋田おばこ」の低温倉庫兼生産設備「おばこライスターミナル」でした↓
http://ja-obako.or.jp/farming/rice
　描かれたドンパン節踊りの衣装のキャラクターはＪＡおばこのイメージキャラで、そのまんま「おばこ娘」との事。
　所謂ＪＡ羽後の「萌え米」ブーム以前から存在するキャラで、逆に商品のパッケージにこのキャラが使われる例はむしろ少ないようです。

　で、生で確認しようと９月に現地に行ってきました

　最寄の羽後四ツ屋は無人駅。各駅停車は３時間に一本程です。
　そしてこの日は台風接近で豪雨ですよ

　付近は民家もまばらな農村で、ひたすら水田が広がる風景。

　水路オタクが喜ぶ風景も勿論多数です

　

　「おばこ」と「こまち」、美人の代名詞のコラボです

　壁画部分のアップ

　壁画は田沢湖線と平行した北側と、西側のみに描かれてるようです。
　新幹線の踏み切り！を渡って西側を見に行きます。

　風雨が強過ぎ畦道を進めず、これ以上接近は困難でした。

　元の位置に戻って、秋田新幹線とのツーショットを撮ります

　東は道路橋が鉄道の上を跨いでる為、土盛りで角館方向は見えません。
　西側は旧低温倉庫でやはり見渡せず。
　なので新幹線車両は突然現れるんで、見えた時点でデジカメのスイッチを入れても間に合いません。
　この日は台風でダイヤが乱れており、いつ来るかは音と勘が頼りです。

　「Ｅ２こまち」は結構遠くから走行音が聞こえるんですが、「Ｅ６スーパーこまち」はそれこそ無音で現れます。恐るべし２１世紀の鉄道技術

　まだ稲穂の付く前の季節には、水田の緑とスーパーこまちの緋色が補色と成って恐ろしく映えると思われます。
　勿論、計算ずくのカラーリングなのでしょうね。

　下り大曲行きに乗って秋田駅に向かいます。

　常時手に入る「おばこ娘」パッケージの商品は、ほうれんそうのみみたいですね。

　これは出荷用ダンボールです。

　夜には呑みが待ち構えてます

　お店はココ。

　「やみつき揚げ」

　地鶏を中心に、大蒜など色々入ってて、文字通り超クセに成る。

　２０時に成ると、なまはげが襲ってきます

　でも、なまはげの方が襲われてるように見えるのは気のせいでしょうか

　代１６代稲庭吉左衛門。
　短く切ってあるので、酒のツマミとしてもピッタリ

　左下は、秋田市の郷土酒「珈琲焼酎」なれど、これはコーヒーリキュールには遠く及ばない代物。

　秋田ピザ。

　どぶろくと「きりたんぽアイス」

　アイスはキワモノと思いきや、キリタンポの糖分と粘りがアイスクリームの美味さを引き立ててて、これは当りです。

　翌日、台風直撃で秋田の交通は全てあらゆる方向で麻痺

　飛行機は勿論飛べませんし、鉄道も自動車も橋を越えられないんです。
　入港予定だった「飛鳥Ⅱ」もコース変更でスルー。

　仕方が無いのでまた前の日と同じ店で呑みます

　梅酒好きの私にはまた来いという意味ですよね。

　しかし、一人置いての隣のオヤジ（といっても同じ歳）がカメラマニアで、とにかくひたすら一人語りされて閉口しました。
　幸い適当な時間で切り上げてくれたので、こちらはまたもや閉店時間まで粘り、お帰りは店員の火打石で見送って頂きました。

　ちょっと休憩

　秋田新幹線のツボ。
　田沢湖線内（ホームが在来線規格）での乗車口

　東北新幹線区間内では、車両とホームの間に隙間が開いてしまうため、ステップが張り出して対応します

　さて、この３連休に話を戻して。
　スーパーこまちで大曲へ向かいます

　角館を過ぎるとこんな看板が。

　おばこライスターミナルも前日から突如降り始めた豪雪の中

　大曲着。

　右が私の乗って来た下り。
　左が秋田発の上りです。
　大曲はスイッチバック駅なので、どちらも先頭車両です。
　これから最後尾へと変わるので尾燈の赤が光ってますね。
　
　秋田発のＥ６を観察すると、雪のおかげで空力コンセプトがよく分かります。
　ボンネット部分は凍結雪の上から乾雪が積もったようですね。
　屋根が丸いのも雪対策と思われますが、すれ違いの圧力を逃がす効果も高いと思われます。

　この日は大曲以南の奥羽本線は終日運休

　大曲で秋田に折り返す各駅停車、これから駅員がコビリ付いた雪の掻き取り作業に入ります。
　沿線の保線作業の方達共々、本当にご苦労様です。

　田沢湖線各駅停車はこの時点で４０分遅れが出てるものの動いてるので、羽後四ツ屋へと

　前回訪問した時とは別の駅のようです。

　駅の超線橋から見た、おばこライスターミナル。

　同、台風時。

　四ツ屋の風景。

　同、台風時。

　夏と同じ地点に行ってみると、この状態

　同、台風時。

　右の建物は旧収穫米低温倉庫で、今は機材倉庫として使われてるようです。

　雪が酷いので、駅に戻って超線橋に陣取ります。
　上りスーパーこまちが通過

　去って行く向こうが大館（盛岡）方向です。
　雪の付着具合から、最後尾車両の空力的尻振り特性が懸念されます。
　逆に言えば、５００系がいかに馬鹿正直なデザインコンセプトだったかがうかがえます。

　続いてやって来る下りスーパーこまち。

　こちらは大曲（秋田）方向

　ホームに下りて。
　上りと下りのＥ２こまち。

　こまちはＥ６で統一されるんで、間もなく見れなく成る光景です。

　下り各駅停車が架線をバチバチと光らせながら去ってきます。

　再びホームから、下りスーパーこまち

　雪が少し収まったので、屋外へ。

　上り各駅停車が１２分遅れでやってきました。

　一番線が各駅停車、２番線が新幹線通過用と使い分けられてるようですね。

　再び屋外へ行きますが、かなり限界です

　と、思いきや、青空が一瞬出てきました。

　上りが通過。

　今のところ７分遅れで新幹線は通過してますが、この後の下りが中々来なくて焦ります。

　ようやく１５分遅れでやってきましたが、何とスローダウンして一番線へと入ります

　って事は

　定刻通りの上りスーパーこまちとランデブー

　なんという素晴らしいボーナス

　出発した下りを見送り、自身は２分遅れの各駅停車で大曲へと戻ります。

　大曲駅へと到着

　もう夕方ですが、昼食へと。

　大曲Ｂ級グルメ「カレー温麺」

　元々はかつてあった駅前デパートの名物だったそうですが、Ｂ級グルメブームに乗ってホテルの食堂が「カレー旨麺」として復刻

　氷点下の帰宅前、この素晴らしい誘惑には勝てない地元民が多数居たものと容易に想像出来ますね。

　秋田に到着、お土産に「いぶりがっこセット」を買います

　こちらもドンパン服（オレ命名）のキャラ使ってますが、萌え米の成功以後秋田に溢れ返ってるセンスが悪い萌え米類似勘違いパッケージ商品群に比べると、それ以前から存在してる漫画的キャラパッケージは安心して見てられますね。

　夜は当然のように長屋酒場へ

　梅酒は売り切れですと・・・・
　でも女将が「いちじく酒を見て参ります」と。

　結果その場で解禁。私が最初に味わう事に成りました。
　まだスッキリ爽やかで濃厚まであと一ヶ月はかかりそうですが、香りが素晴らしい

　むしろイチジクに酒が超染み込んでて強烈な味わいでした

　漬物７種でまた閉店まで粘ります。

　同席はお城スタンプラリーやってる兄ちゃん。
　プラモデルも詳しかったです。
　もう一人は東京フィルハーモニー交響楽団の秋田公演で来ていたバイオリンの女性。
　ウォルトンと言って通じた人はこれが始めて。流石プロだけあって当然クラッシックは私より詳しかったです。
　私の持論、エルガー→ウォルトン→グッドウィン説を興味深く聞いて下さいました。でも流石にグッドウィンは知らなかったですけど。

　ここからオマケ話題。

　秋田から「リゾートしらかみ・ブナ編成」で青森へ向かいます。
　ハイブリットの青池編成のみが新造車両で、他は改造車なので連結部分だけ見ると普通の気動車です。