別れを告げたら、なんと彼氏が泣きだした……そんな時どうすれば?
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「女々しい」なんてコトバがあるが、恋愛に関して言うなら、オトコのほうがよっぽど、女々しい。
これは、ボクがオトコだから、オトコの気持ちはよく解る。
別れを彼女から切り出された時、オトコが流す涙、あれは、本気でやり直したいという涙だ。
たとえ、そんなことをしたって状況が変わらないのを心の何処かで解っているはずなのに、オトコは必死になって引き止めようとしたら、もう一度やり直せるんじゃないか、なんて思ったりしている。
これは、別れ際ばかりでない。
極端な話、一度付き合ったことのある女性ならば、別れて何年もしてから出会ったとしても、オトコは、今でもその女性がちょっと自分のことを好きでいてくれているんじゃないか。
そんな風に思っていることが多いんじゃないだろうか。
オトコとは、得てしてそんなものだ。
過去に関係のあった女性のことを、いつまでもココロの中の自分の彼女にしてしまっている。
そんな風にして、オトコはいつまでも別れた彼女のことを忘れられずにいる。
オトコならば、そんな女性の1人や2人はいるんじゃないだろうか。
ところがオンナはちがう。
オンナは、オトコほど女々しくはない。
女々しいと書くくせに、本当に女々しいのは、オンナじゃなくオトコだったりする。
オンナが別れを決意する時。
それは、本当に終わりの時。
なんだったら、気持ちはすでにこれから先の生活に向いていたりすることがある。
そして、オトコほど過去のことをくよくよ思い続けたりしない。
ボクも5年くらい付き合って別れた彼女がいて、数年経って、久しぶりに電話がかかってきたことがあった。
電話の向こうの彼女は、近々結婚すると言う。
まあ、別れて数年経っているのだから、そんなこともあるだろう。
だが、ココロの何処かで、ああ、もう彼女とやり直すことはないんだな、と思い、ちょっぴりセンチな気持ちになった。
電話の向こうの彼女は、そんなボクの気持ちと裏腹に、サバサバとしていた。
このちょっぴりセンチくらい気持ち。
これが女々しいというやつだ。
あの時、別れ際、彼女から別れを切り出した。
彼女の中で、ボクとは終わった関係だった。
ボクは、泣きはしなかったが、ココロの何処かでは女々しく泣いていた。
そして、ココロの何処かで、ここで引き止めたら、やり直したいと引き止めたら、やり直せるんじゃないか。
そう思っていた。
でも、彼女の中では、もう終わっていた。
ボクが引き止めなかったのは、オトコとしてのボクの強がりだったのだろう。
本当は、涙の一つくらい流して、引き止めようかと、何度思ったかわからない。
オンナが別れを告げる時。
これは、もう終わった関係だ。
たとえオトコの涙に絆されて、やり直しても、いつかは破綻してしまう。
だから、キッパリと別れたほうが、お互いにとって良い関係でいられるのかも知れない。
でも、そんな時にオトコが流す涙は。
たとえ女々しいと言われようが、オトコの最後の愛情表現だ。
オトコとは、そんなもんだ。
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