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2013年11月29日20:01

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四畳半神話大系:感想

名作と聞くとよく名前が上がる四畳半神話大系(全11話)、前々から気になっていたので見てみました。

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大まかなストーリーとしては、『京都大学三回生である主人公の「私」が一回生の時に選んだサークルによって自らの大学生活をいかに変えていったか、という可能性を描いていく。』と言った感じです。


基本的に1話完結型のストーリーで、1話ごとに主人公の「私」は別の道を歩みます。
「あのときああすれば良かった」「戻れるならあのときに戻りたい」
そんな誰しも一度は感じたことのある気持ちを「私」も抱き、また再びサークルを選択するところに戻ってきます。
いわゆるループ物で、それ故にラスト2、3話で得られるカタルシスが素晴らしい。
話の落としどころは何となく予想できたけど、見せ方が良かったと思う。

もちろんラストまでの話も面白かったです。
「私」のまくし立てるような早口と独特な台詞回しにはどんどん引き込まれてしまうし、小津や城ヶ崎を始めとした個性的(すぎる)キャラも魅力的。

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小津(画像左)は顔もそうですが性格もなかなか個性的なんですよねw

時には普通の、時にはへんちくりんなサークルに入ってバラ色のキャンパスライフを手にしようとするんだけど何だかんだで上手くいかないという話はなかなか面白い。
ただ中盤少し中弛みした感はあるかも。これはループ物だからある程度は仕方ないかなという気もする。あと、自分が一気に見たからというのもあるかも。

ジョニーの声が檜山さんなのは反則だろww
羽貫さん回での檜山さんの雄叫びは吹いたwww

原作小説の著者は「有頂天家族」と同じで森見登美彦さん。
台詞の吸引力は相変わらず素晴らしい。(作られたのはこっちの方が先だけどw)
森見さんの他の作品も読んでみたいな。



バラ色な、完璧な世界なんてない。
今自分が生きている世界に不満がないという人はいないだろう。
最悪だ。こんな人生つまらない。そう思ってる人もいるだろう。

でも、そうじゃない。
悪いとこ探しをするんじゃなくて良いところを探してみてはどうか。
ないものねだりばかりするんじゃ駄目なのだ。足元に目を向けて見ればきっと気づく。

世界は存外、自分が思ってるよりも楽しくて素敵なものだ。

そんなことを伝えたいのかな、と思った。


とまぁそんな自分もキャンパスライフ真っ只中であるわけですが、一回生からやり直したいかと聞かれるとどうだろう。
余裕のぼっちライフだけど、何回やり直してもぼっちのままな気がする(笑)
バラ色どころかドブみたいな色したキャンパスライフですが、何だかんだで人生楽しいのでそれでいいかなと思ったり。
幸せなんてのは主観的なものだしね。自分が楽しければそれで良いんです!結局は自分の気持ち次第。

うん、人生楽しくいきましょう!

次は同じノイタミナ繋がりで坂道のアポロン観ようと思ってます。
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