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2013年11月18日16:46

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■あの日のことを思い出します

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=2654881


(長文です)

★ちょっとツラい話なのですが、
よろしければお聞きください。


あれは忘れもしない、2008年の夏…

8月6日 のことでした。


会社に自転車(自動車ではないです)で向かっていた自分の耳に、
どこからか、仔猫猫の声が聞こえてきたのです。

それも、悲しげで、切羽詰った…


でも、ここは、自動車が大量に行き来する道路の近く。
(このときは、朝の渋滞で自動車はほぼ止まっていましたが…)

なのに声は、その「道路のほうから」聞こえてくるのです冷や汗



あまりにも不思議だったので、
よくよく声に耳を傾けてみると、

その声はどうも、
目の前で信号待ちをしている「小型のバン」の方向…

というより、「車内」から聞こえてくるようなのです。



★しばらく悩みましたが、
意を決して、運転手に声をかけてみました。

『車内に猫が入り込んで、閉じ込められているのではありませんか?』 と。


運転手さんは、ちょっと頼りない感じの50歳ほどの男性でした。

「え…? いや… 車の中には猫なんか乗せていませんよ??ボケーっとした顔
と、こちらを怪しんで(まあ当然ですね)怪訝な顔。


それでも、僕の説得で自動車を降りて、
自分の自動車の周りを歩いてみると、

たしかにどこからか仔猫の声が聞こえてくることに、
この男性も気づき、「本当だ、聞こえる!冷や汗」と仰天顔。



2人して、自動車をアレコレ見て回ったところ、
大変なことが分かりました。

『自動車の底部にある、高熱を発しているオイルタンクのようなものの上に、
 仔猫が乗っかって、降りられなくなっていた』 のです。



★あわてて、近くのガソリンスタンドにバンをUターンしてもらい、

(このときも信号待ちで渋滞のままだったのですが、
 素人である僕ごときの誘導にしたがって、
 周りの自動車の皆さんが道をあけてくれたのは、
 本当にうれしかったです)

事情を聞いたスタンドの店員さんが、
ジャッキでバンを浮かせ、
仔猫の救出に頑張ってくれたのですが…


救い出したときには もう動いておらず、

偶然 本当にすぐ近くに動物病院があったので、
駆け込んで仔猫を診てもらったのですが…

仔猫は、二度と息を吹き返すことはありませんでした…涙



動物病院の方が用意してくださったダンボールに仔猫を入れて
スタンドに戻ってみると、バンと男性が消えておりました。

仕事が切羽詰っていたのか、
この状況が怖くなって逃げたのかもしれませんね。

(気持は分からなくもないですが…がく〜(落胆した顔)


スタンドの店員さんに事情を説明してお礼を言い、
会社には遅れる旨を連絡して、

仔猫を入れたダンボールを抱えて、一度家に帰宅しました。



★バンの運転手が話していた彼の住所から考えると、
仔猫は、高熱のタンクの上で
数10分もあぶられてしまっていたことになります…


エンジンベルトか何かに足が引っかかって抜けなくなり、
逃げるに逃げられないまま焼かれ続けたのでしょう…


でも、冷たくなってしまった仔猫(キジトラでした)の体は、
表面の体毛のせいかヤケドも見えず、
とても熱に焼かれて死んだようには見えず、

むしろ、いまだに ほのかな愛らしさすら感じさせるほどでした。



ただ、体が く の字に折れ曲がり、
口をいっぱいに開けたまま硬くなっているその姿を見ていると、
どれほどの恐怖と苦痛の中で この仔が死んでいったのかが想像され、

夏の真っ盛りにも関わらず、
体中がジンワリと冷えてくるように感じられたものです…もうやだ〜(悲しい顔)



★最後を看取った者の責任として、
せめて近くの清掃局で安価のペット焼却だけでもしてもらおうと、
ダンボールの中に古布などを入れて、仔猫を包みました。


準備の途中で、レンジであたためたコンビニおにぎりが、
ウッカリ時間を間違えてものすごい熱さになっており、
指先をヤケドしましたが…

「仔猫の体験した高熱の恐怖に比べれば、1/100 だよな…」
と苦笑して、あえてバンドエイドもなにも貼らずに放置し、

清掃局で仔猫と別れ、
ガソリンスタンドの店員さんにささやかな菓子折りをお渡しして、
寂しい思いで会社へと急いだ自分でした…



★世の中には、目立たないだけで、
きっと、こんな話が結構あるのだと思います。


あなたのちょっとした心遣いである「コンコン」が、

そうした不幸を未然にふせぎ、
大ケガ・あるいは死んでいたかもしれない猫に、
明日の命を与えてくれるかもしれない…


どうか、あなたの心遣いで、
愛らしい小さな命を救ってくれますよう、お願いをいたします。



あの日、もっと生きれたかもしれなかった仔猫猫の最期を、
偶然にも見届けた僕の、

これは、心の底からの「お願い」です。<(_ _)>


【終わり】





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●【追記1】

この経験は、あまりにもつらくて、

「大事なことだから、いつか猫関連のニュース日記に書いて、
 皆に知ってもらおう…」 と思いながらも、

気づけば、5年が過ぎてしまいました。

(正直、この日記を書くのも相当ツラかったですもうやだ〜(悲しい顔)


それでも、この日記を多くの人が読んでくださることで、
『自分の自動車の中で、猫が死ぬこともあるのだ…』
という現実を知ってくれる人が増えてくれれば… と考え、

この度、ちょっと精神的にムリをして、日記にまとめた次第です。



猫と人間の、気持ちの良い共存を、
僕はいつも心から願っております。

自動車をお持ちの皆さん、
どうか、よろしくお願いをいたします。<(_ _)>



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●【追記2】

内容的に、読んでいてツラいものもあるので、
読み手にイヤがられるのではないか…?もうやだ〜(悲しい顔) と、
ちょっと不安だったのですが、

現時点で50近い「イイネ!」と、
好意的なたくさんのコメントをいただけており、
ほっ としています。

(「イイネ!」やコメントを下さった皆さん、本当にありがとうございましたウインク


やっぱり、ツラくても「現実」の体験には、
読み手が感じてくれるものがあるのかもしれませんね。

「亡くなった あの仔猫猫も、
 これで少しは報われたのかな…?」 と、
身勝手な安堵を感じている、今の自分です。



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●【追記3】

ちなみに、

書いてあることは考えようによっては正しい
(と言いますか、僕も普段から類似のことを言っている)
のですが、

『このニュースに対しての意見としては的外れ』 と思われる
「つぶやき」を見つけたため、苦言したところ…
(「このニュース」 とは、初めてこの日記をリンクした 2013年11月のニュースのことです)

つぶやき主が、こちらを 『猫信者』 と決めつけて
大逆ギレを起こしたのには参りましたがく〜(落胆した顔)

http://mixi.jp/view_voice.pl?post_time=20131118145018&owner_id=19059268


さらに このつぶやき、「イイネ!」の数はすさまじいですが、

『「猫なんぞに大切な車をさわらせるな、殺せ!」
 ぐらいに考えている脊髄反射人間が、
 そういう内容のつぶやきだと勘違いして
 賛同して「イイネ!」しているケース』 が、結構あるようです。

(イイネ! している人をたどって、その人の日記やつぶやきを何件か確認しました)



相手の発言の意味を正確に受け取ろうとすることが、
コミュニケーションのスタート地点だと思うのですが、

最近の世の中、どうもそのあたりが
軽んじられているように感じていますもうやだ〜(悲しい顔)



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●【追記4】

最近はなにやら この手のニュースに、

やれ、『猫を室外に出すのは飼い主のマナー違反!
 むしろ猫のほうをバンバンしろ!むかっ(怒り)』 だの、

やれ、『野良猫にエサをやるのは身勝手でエゴ!
 野良猫なんぞ殺してしまえ!むかっ(怒り)』 だのと、

短絡的なつぶやきや日記を書いて、
大量の 「イイネ」 をもらって悦にひたっている、
「正義の代弁者きどり」(笑) が涌くようになり、
悲しく、情けなく思っておりますがく〜(落胆した顔)



上記の主張は 一見正しそうですが、

前者は、『飼い主との話し合いを避けて、そのウラミを、
反撃できない猫にぶつけているだけの逃避心理人影』 であり、

後者は、『人間のペットとしてしか猫の生存を認めないという、
そんな自分の過剰な人間主体視点に気づけていない、
恐るべき幼稚思考人影』 にすぎません考えてる顔



昭和の頃は、
近所には普通に野良猫猫がいて、

人々はごく自然に 「人間以外の哺乳類」 と接し、
そこから いろいろなことを学んでいたものでした。

しかし、こうした一部の 『幼稚な大人』 のせいで、
ここ何10年かで、ものすごい勢いで、
猫(野良猫)の数が減っているわけですもうやだ〜(悲しい顔)



人間が、「地球最高の頭脳を持つ生き物」 である以上、

そこには、望む望まざるにかかわらず、
『地球環境と、全動植物に対する、理論的な管理・保護の責任』
が生まれます。

(あなたが会社で部署のリーダーになったとき、
 「いや、私はやりたくないんで」 と言って、
 部下の管理・保護をやらなかったらどうなるでしょう?

 人間として、地球上で最高の自由を行使したいのであれば、
 人間として、地球上で最高の責務を果たす…

 当たり前のことだと思いますが、違いますか?ウインク



今の世の中の、「異様にギスギスした空気」 の温床は、
身近に(ペット以外の)他生物がいないという、
異常な今の社会にあると見ています。

他の生物との交流が自然に生まれる
「まともな社会」 を取り戻す意味でも、

脊髄反射な 「猫猫批判」 を行う(一部の)人間の動向には、
我々も注意を払いたいものですねボケーっとした顔

(て、追記だらけになってしまって ごめんなさい <(_ _)> )
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