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2013年08月25日17:09

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ネオ・ヴェネツィアにようこそ!

水の惑星アクアを舞台に綴られた空と海と風と癒しの物語「ARIA(+AQUA)」の原作漫画、全14巻読み終わりましたということで感想をば。

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初めてARIAという作品に出会ったのは2年程前のことで、3巻ぐらいまで読んで続きを読みたいなーと思っていたところ、先日古本屋で全巻セットが安くかつ良状態で売られてたので迷わず購入。

基本的には1話完結型のストーリー構成で、特に大きい事件が起こったりするわけではありません。
ですが普段は見逃しがちな自分の周りにあるほんの些細な幸せに気づいたりして、ちょっぴり心が温かくなれる。そんなお話が多いです。

「癒し」と評されることが多いこの作品ですがまさにその通りで、登場人物も優しくて温かい人ばかり。
ほのぼのとした掛け合いにはつい微笑んでしまうし、優しさに溢れた言葉には胸がじーんときてしまいます。
とにかく本当に綺麗で素敵な世界で、ARIAの、ネオヴェネツィアの世界にいつまでも浸っていたい、そう強く感じましたね。
最終巻読んでるときも、左手の親指で押さえている残りのページがどんどん少なくなっていくのが寂しくてしょうがなかった(ノд`)
展開的にも今までのほのぼのとした日常が変わっていく様が描かれていたので寂しさが倍増・・・。
ラストの灯里の台詞、「ちょっと嬉しいだけだよ」って言うのがアリシアさんを彷彿とさせて、また灯里とアイちゃんとの物語が続いていくんだろうなぁと想像出来るんですよね、素晴らしい。

好きなキャラは全員!と言いたいところですが、敢えて挙げるなら晃さんですかねぇ。あの人素敵すぎる。
厳しいけどちゃんと相手のことを思ってくれてるのが良い。
師弟コンビでは藍華ちゃんと晃さんのコンビが一番好きだ。何だかんだでお互いがお互いのことを大切に思ってるところが最高ですw
晃さん絡みの話では涙腺緩みっぱなしだったよ・・・。
アリシアさん・アテナの天才2人にも負けじと努力してプリマになったというところもカッコいい。そして心が折れずに頑張れたのは幼いころの藍華の言葉がきっかけだというところがまた良いんですよ。

弟子組ではアリスちゃんか藍華ちゃん。僅差で藍華ちゃんかなー。
アルくん絡みの話での乙女っぷりにもう2828が止まりませんでしたw

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いや、やっぱりアリスちゃんも捨て難いなぁ・・・。でっかい可愛いです(´∀`*)


好きなエピソードは・・・そうですねー。
いろいろありますが、晃さん絡みの話は全部好きですね。
あと特に印象深いのはアリスの飛び級プリマ昇格。あれは予想してなかったからびっくりしましたw
操舵技術以外はイマイチだったアリスが、灯里と藍華の良い所を吸収して成長した姿に感動。そこからのアリスが歌う前の台詞がまた良いんですよねぇ。


台詞も好きなのが多いですね。
ちょっとだけ紹介。(自分用に書いてるので軽く読み飛ばしてくださいw)

灯里。
「何時でも何処でも何度でも。チャレンジしたいと思った時が、真っ白なスタートです。自分で自分をおしまいにしない限り、きっと本当に遅いことなんてないんです」

アリシアさん。
「どんなに豊かでも不幸な人はいるし、どんなに貧しくても幸せな人だっているわ。結局本人次第なのよね、幸せを決めるのって。灯里ちゃんが素敵だから、この世界がみーんな素敵なのよ」
「もう大変よ灯里ちゃん。素敵なものは無限大なんだから」
「あの頃の楽しさに囚われて、今の楽しさがみえなくなっちゃもったいないもんね。あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかった…よね」
「今…楽しいと思えることは今が一番楽しめるのよ。だからいずれは変わっていく今を、この素敵な時間を大切にね」

晃さん。
「私はおまえが泣いてくれただけで充分だよ」
「おまえはおまえにしかなれねーんだ!アリシアでもアテナでもこの晃様でもない、他の誰も真似できない火星(アクア)史上最高の水先案内人(ウンディーネ)になりゃいいんだよ!」


アテナ。
「笑っている人の前では自分も楽しくなるし、委縮している人の前では自分もつい緊張してしまう」
「鏡が自分の姿を映すように、人もまた自分の心を映すのよ」
「笑ってごらん」
「そしたらアリスちゃんの前にいる人もきっと笑い返してくれるわ」

藍華ちゃんの「…でもそれだけじゃ苦しい時や悲しい時はどうすれば?」に対して
グランマ。「そんなモノは、より人生を楽しむための隠し味だとおもえばいいじゃない。自分の中で変えてしまえばいいのよ。何でも楽しんでしまいなさいな。とっても素敵なことなのよ、日々を生きてるっていうことは」


挙げていくとキリがないのでこの辺でw


総評。
幸せなことは気づかないだけで本当は周りにたくさんあって、自分の気持ち次第で世界はその色を変えて輝き始める。
この作品はそういうことを伝えたいのかなぁと自分は思いました。
読むと心が温かくなってちょぴり幸せな気持ちになれる、そんな素敵な作品でした。この作品に出会えて本当に良かった。



あと、アニメの方のARIAの第一期の方も見終わりました。
大体は原作通りで、オリストが2話分。オリストのクオリティも申し分なし。
漫画見て知ってるので特に感想は無いのですが、音楽が良いですね。
ネオヴェネツィアの世界観にマッチしてると思います。
OPのウンディーネと挿入歌のシンフォニーが特に好き。牧野由依さんの歌声も良い。
「ウンディーネ」↓



声優陣もバッチリ。特にアリア社長が声と動きがついて可愛さが増してました。
2期と3期合わせて残り3クールか・・・一気に見るような作品でもないと思うし、ちょくちょく見ていくことにしますw
3 10

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