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2013年07月16日17:32

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新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol.42 アニメ化ほぼ10周年であります! 『ケロロ軍曹』超まんがまつり!!

「JAPAN Game Music Festival 2013」1日目が終わり、
最近、泊まりがけの関東遠征では利用することがデフォになっている
池袋の新文芸坐オールナイト上映へ。

これまで、「まなびストレート!」「東宝特撮映画」「細田守監督作品」と
オールナイト上映を観て来ましたが、
今回のオールナイトは、なんと「ケロロ軍曹」!!

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徹夜で、「超劇場版」5作品を一気に観てしまおうという、すごい企画!!

私は、「JGMF」が終わり、第1作目の上映後に入館したので、
トークショーからの参加となりました。

今回のトークショーゲストは、
「ケロロ軍曹」総監督の佐藤順一さんと、
カテジナ・ルース役、、、じゃなかった、ケロロ軍曹役の渡辺久美子さん、
そして、聞き手の小黒祐一郎さん!!

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佐藤順一監督(以下・佐)
「こんばんは、ようこそ、佐藤順一です。」


渡辺久美子さん(以下・渡)
「ゲロ!!(笑)
『ケロロ』オールナイト、こんなにたくさん来てくださって
ありがとうございます。
『みんな、ケロロ軍曹であります!!』」


小黒祐一郎さん(以下・祐)
「さあ、佐藤さん、『ケロロ』ですよ。(笑)」


佐「『ケロロ』ですね。(笑)

アニメ化されて10年目ですね。」


渡「アニメが終わってからもいろんなところで、
ケロロの着ぐるみショーがあったり、バスが走ったりしたじゃないですか。
だから、現在進行中のイメージです。

熊本で電車のアナウンスも録りました。
『迷惑乗車はやめてくださいであります!!』」


祐「真面目なケロロで。」


渡「という訳で、終わった感がないです。」


祐「佐藤さんは懐かしのアニメ感ありません?」


佐「まだ全然。
ケロロって、いろんなところで生きていますから。
ただ、10年って大きくて、
子供の頃『ケロロ』を観たって言う方が結構いて。」


祐「今日はオールナイトにしては若いお客さんが多い。(笑)

佐藤さんはもう、歴史上の人物でしょ。(笑)」


渡「自分にとってはそんなに昔ではない作品を言うと、
『あ、それ兄が観てました。』って。
もう『兄』なんだ、って。」(笑)


佐「この仕事始めて、去年で30周年なんですよ。
何を隠そう。」


祐「キャスティングついて伺いたいんですが、
そもそもなんで渡辺さんに。」


佐「渡辺さんは最初に一番ピンと来たんですよ。
でも、スケジュール的に渡辺さんは無理ですと言われて、
他の人の声を聴いたんだけどイメージに合わなくて、
。当に、渡辺さん、スケジュールが合わないんですか、と聞いたら、
時間をずらせばいけます、と言われて。

でも、渡辺さんの声、最初に聴いたの、『ヘリタコぷーちゃん』ですからね。」(笑)


渡「すみません。
ほとんどケロロ軍曹と、声同じですからね。」(爆)



「ヘリタコぷーちゃん」懐かしいな〜。
でも、「みいファぷー」は、ほとんど「ファンファンファーマシィー」目当てで観てました。(爆)
小西寛子さん、素晴らしかった、、、。




佐「それで、その声のイメージがあって、無理言ってやっていただきました。
ケロロが決まらないと、他が決まらかったし。」


渡「原作を読ませていただいたんですけど、
ケロロの声のイメージが全然浮かばなかったんですよ。
最初は意外とおじさまの声のイメージで。
女性の声のイメージじゃなくて。
それで、できるだけ自分の低い声のイメージでやったら、
『もっとかわいくやって。』と言われて。

ケロロって、最初、茶風林さんかと思ったんですよ。」(笑)


佐「茶風林さんも候補に挙がってたはずですよ。」(笑)


祐「振り幅広い!!」


佐「子供たちが観るマスコットのキャラクターって、
どんなに声を作っても、おじさんはおじさんなんですよ。
ちょっと怒ったりしたら引いちゃうんで、女性じゃないとダメなんですよ。
だから、茶風林さんはないな、と。」(笑)


渡「茶風林さんが夏美に何かやったら犯罪じゃないかと。」(笑)


佐「もう、夜のケロロになりますね。」


渡「やりましたね、夜のケロロ。
今日、茶風林さんも呼べばよかった。(笑)

ケロロの声もやりながら変わってきてますよ。
1話は、これでいいのかさっぱり分からないままやったので。
でも、お上がOK出したのでOKなんだと思ってやりましたけど、
観てやっぱり、いいのかなー、と。
でも、最初の頃、砂浜でお城を作るシーンがあったんですよ。
そのシーンを吉崎先生が気に入ってくださったみたいで。」


佐「渡辺さんのケロロになっていくのがおもしろいよね。
『ありすま』とか。」


渡「誤植なんですけど、
台本に『ありすま』って書いてあるから読みますよ、って。」(笑)


佐「『ありすま』のまま放送されています。

アフレコ、楽しいんですよ。
チェックの為にスタジオに行くんですけど、
ゲラゲラ笑って帰る、というパターンですからね。
それでお金をもらって帰るという。」(笑)


渡「それだけじゃないですよ。(笑)
見て、このケロロ愛!!」


サトジュン監督、ケロロTシャツ着用!!


祐「アフレコで印象的な事はなんですか。」


渡「印象的は全部印象的なんですけど、
でも、自分が全く関係ない作品のパロをやる時は、いいのかなー、と。(笑)
でも、私達は、いつも心にバリカンを持ってて、
いざ怒られたら、こう(頭を刈る)。」(笑)


祐「怒られたりしたんですか。」


佐「『ちょっとどうなんですか。』とかは言われましたね。」


祐「ガンダム関係ではないですよね。」


佐「自社のパロはいいんですけど、
例えば、『エ○ァ』のパロをやって、
ガ○ナックスから『ガンダム使わせてくれ。』と言われたら
断れないだろ、って。」(笑)


渡「特撮もののとても有名な作品と、ロボットもののとても有名な作品のパロは
禁忌だから絶対にやったらいけない、と最初言ってたのに、
思いっきりやってましたね。(笑)

言われるまで分からないパロもあって、
これは誰に対してボールを送ってるんだろう、って。」(笑)


佐「僕も知らないうちに、
『俺を踏み台にしたー!!』ってあれパロディなの?って。」


祐「佐藤さんって、本当にガンダムおんちだったのに、
放送が始まって2年くらいしたら
日常用語でガンダムネタを言うようになりましたからね。」


佐「『通常の3倍』とか言うようになりましたね。」


渡「『通常の3倍』は基本中の基本ですよ!!

劇中で『翔べ!ガンダム』歌わせていただきましたから。
びっくりしましたね。」


佐「渡辺さんのキーに合わせてもらって。」


渡「私、『キン肉マン』とか『北斗の拳』とか、凄い好きなんですけど、
女性のキーだと歌いにくいんです。」




ここで、追加ゲスト・キャラクターデザインの追崎史敏さんと、
総作画監督の小池智史さんが登場!!



追ちゃんキター!!!



祐「10年経ってどうですか。」


追崎史敏さん(以下・追)
「自分も放送が終わってから、版権のイラスト描いてたんで、
そんなに言うほど終わってる感はないですね。」


祐「いつ続編が始まっても大丈夫ですね。」


追「大丈夫ですよ。」


(場内「おおーーー!!」)


小池智史さん(以下・智)
「子供がいるんですけど、
子供がなにげにグッズを見て、『ケロロ。』と言っているのを見ると、
『ケロロ』って続いているんじゃないかと思います。

僕も手にしみついているんで、すぐにでも描けますよ。」


祐「佐藤さん、これはすぐにでも続編をつくらないといけなくなりましたよ。」(笑)




(質疑応答)

Q「思い入れのあるキャラクターソングを教えてください。」


追「なぜか、アニメーターなのに『えかきうた』の作詞をして。」(笑)


佐「『えかきうた』なんだから追ちゃんがやらないといけない。」(笑)


追「その理屈がよく分からないですけど、
全然ジャンル違いだと思っていたところに絡ませていただいたので
嬉しかったですね。」


智「『ケロッ!とマーチ』はすごく好きです。
あと、清浦(夏実)さんが歌った『僕らの合言葉』の時、毎週絵が変わって、
それを観てくれた皆さんが、今週はこういう絵なんだ、
って言ってくれたのが嬉しかったです。」


佐「『ケロッ!とマーチ』は軍歌っぽいマーチだけど、
『あるある』なんじゃね、という事になって、いくつかは私のネタなんです。
主題歌が変わっても、
予告の音楽は最後まで『ケロッ!とマーチ』で行かせてもらいました。」


渡「『ケロッ!とマーチ』は大好きですね。
あと、『どすこい軍曹』が好きなんですよ。」
『ケロッ!とマーチ』以外で、最初にケロロ小隊で歌った歌だったので。」

『よきにはからえ!』の時に、みんなが変なテンションになって、(笑)
パッパラー河合さんが『いい。もう音符いい。シャウトしてください。』って。
歌にしてもアフレコにしても、みんなおかしなテンションで。」





Q「TV放送版で、『アド街ック天国』のパロディで
渡辺久美子さんがそのまま出てきたのは誰のアイデアですか?」


追「テレビ東京だからいいだろうと。」


渡「『ペコポンの風物詩です。』とか言うんですよね。」


追「それは多分、ライターさん(のアイデア)だと思います。」


渡「私、追崎さんから『キャラ出していいですか。』と
相談を受けた覚えがあるんですが。」


追「テレビ局の話をやった頃から『宇宙』付けときゃ何でもいいだろう、と。」(笑)





Q「アニメ再開してほしいです。」


場内、拍手!!


祐「来た来た!!」


佐「俺もしたいです。
やればいいと思うんだけどね。
偉い人と話して。
俺、やりたいんだよねー、って。」


渡「そんな弱腰じゃダメですよ!!
土下座ですよ土下座!!」(笑)


追「署名運動とかしてくれれば。」


渡「アニメでやったみたいにリアルペイントして。」(笑)





Q皆さんの中で一番好きなキャラクターを教えてください。


智「やっぱりドロロかな。
僕が初めて外で『ケロロ』に関わった時に一番印象に残ったのが
13話の『左手はボールに触れるだけ』。」(笑)


追「やっぱり軍曹かな。
あんなに自由なキャラいないよね。」


佐「『(ケロロ)軍曹』の中で波平が出て。」(笑)


渡「『わしの最後の1本が!!』って。」


佐「あれがおかしくってね、忘れられないです。」(笑)


渡「やはり自分のキャラは一番思い入れがありますけど、
みんな好きですね。」






プレゼントコーナー。
出演者の直筆色紙と「ケロロ」コラボの「ケロリン」桶がもらえる
大じゃんけん大会!!

もちろん私は序盤で早々に敗退><







そして、最後の挨拶。


追「せっかくこういう機会なので、つくった人が、こういう事考えてつくったとか、
妄想しながら観てもらえたら。
朝までがんばってください。」


智「映画なので、ケロロ達が贅沢に無駄に動いていますので、
細かいところをみていただければ。」


佐「今日オールナイトなので、何苦労したのか思い出そうとして5作品観たんですけど、
思い出せないんですよね。
完成してみたら、これしかないな、と。
『ケロロ軍曹』の劇場版としては一番いい形ができたかな、と。
あと、役者さんの引き出し合戦になってるな、と。
幅と言いますか、職人の技を楽しんでもらえたら嬉しいと思います。」


渡「『深海のプリンセス』は大好きで、遊園地のシーンとか泣けます。
今でもよく迷子になるんですけど。(笑)

『ドラゴンウォリアーズ』もかっこいいし。

ダークケロロは2役やったんですけど、
悪役の高笑いができなくて、最後あきらめてフェードアウトしているので、
この人、高笑いできないんだなって。(笑)」


祐「それでは皆さん、これから長いですが、がんばって観てください。」



こうして、トークショーは終了。
佐藤順一監督と言えば、個人的には「ケロロ」もそうだけど、
アニメ版「セーラームーン」の創造主という、神様のようなお方でして、
そんなサトジュンさんのトークをたっぷり聞くことができてありがたかったですし、
クインシィ・イッサー役、、、じゃなかった、ケロロ軍曹役の渡辺久美子さんには
今回初めてお目にかれたのですが、
元祖ヤンデレ声優(爆)と思えない、とても優しくて誠実な人柄が伝わる方で、
本当に「ケロロ軍曹」を大事に愛されている事がトークから伝わってきて。
お目にかかれて、本当に嬉しかったです!!




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↑佐藤順一監督&渡辺久美子さんのサイン色紙。
上にある原恵一監督のサイン色紙の存在感が、、、。(笑)


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そして、「ケロロ軍曹超劇場版」オールナイト上映に、2作目より合流。

3作目の途中で睡魔に襲われて、少し記憶が飛んだりもしましたが、
無事に最後まで完走しました。

こんなに長時間、じっくりと「ケロロ軍曹」を観続けたのは初めてでしたが、
実に楽しかったです!!

しかも、一晩中「斎藤千和さん」や「広橋涼さん」の声を聴き続けられて、
本当に幸せな時間でしたよ^^。


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