mixiユーザー(id:47361257)

2013年05月29日17:53

41 view

家族になろうよ

夫婦別姓訴訟 憲法違反認めず
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2446301

家族について考えてみたい。

僕は、今の嫁とは1か月だけ同棲してから、籍を入れた。
結婚式は、籍を入れた半年後に軽井沢で家族だけのささやかな式を挙げた。

今にして思うのだが、僕が嫁と結婚したなぁと、実感したのは、実は籍を入れた時でも、結婚式を挙げた日でもない。
ある日、郵便受けを開けたら、嫁宛ての手紙が入っていた。
その宛名が、籍を入れる前は嫁の旧姓だったのが、その日は僕の姓で嫁の名前が書いてあった。

その宛名を見た瞬間、僕は、"ああ、僕たちは結婚したんだ。"と、そう思った。
同時に、僕たちは家族になったんだ。
そう思って、自分にも守るべき大切な家族ができたことを実感し、嬉しくなった。

こんなことを書いたら、夫婦別姓を訴える方に笑われるかも知れない。
でも、人にとってはどうでも良いようなことでも、僕にとってはそんなささやかなことで、家族を実感し、家族になったことに喜びを感じる。
でも、これは家族を考える上で、大切なことなんじゃないだろうか。

嫁にこの話をしたら、嫁は笑って、こんな話をしてくれた。
昔、自分が小学生の頃。
ノートに、こっそり自分の好きな男の子のフルネームを書き、その隣に自分のフルネームを書いた。
でも、そのフルネームの姓は、好きな男の子の姓で名前は自分の名前だ。
それを眺めて、嫁は1人ニヤニヤしていたらしい。
つまり、小学生の頃の嫁にとって、好きな相手と結ばれることの象徴は、好きな人と同じ姓になるということ。
その先には結婚があるということだ。

この少女の願望は、実は大人になった僕が抱く家族のイメージとそう変わらない。
同じ姓になるということ。
これは、家族の象徴として、僕のココロにも嫁のココロにもあったのだろう。

そんな僕たちは、結婚して、嫁は僕の姓を名乗っている。
そんな僕たちは、家族なのだ。

僕は、夫婦別姓を否定しているわけではない。
人には、いろいろな価値観があって、夫婦が同じ姓でなくとも、家族としては何も変わることがない、そう考える人もいるだろう。

だから、この日記は、夫婦別姓が良いとか悪いとかという話をしているわけではない。

ただ、もし僕が結婚する時に、結婚相手が夫婦別姓を希望してきたら、きっと僕はその相手とは受け入れられない部分での価値観の相違があるのだと思う。
結婚するのに、別に夫の姓を名乗る必要はなく、どうしても妻が譲れないのなら、妻の姓を名乗ることもできる。
僕は、そこまで自分の姓にこだわりがないから、相手が譲れないなら相手の姓を名乗っても構わない。
僕にとっては、夫婦が同じ姓であることは家族の象徴なのだから、自分の家系がどうのこうのよりも、これからの夫婦としての家族としての在り方の方が大切なのだ。

同じ姓が家族の象徴と考える僕にとって、夫婦別姓は、せっかく同じ家族になるのに、どうしても夫婦が自分の姓にこだわるあまり、ファイティングポーズをとっているように映ってしまう。
そして、そんな夫婦に子供ができ、その子供がどちらの姓を名乗るかとなった時、今度は子供の姓をめぐって夫婦がファイティングポーズをとるのだろうか。

やはり、僕にとっては、家族みんなが同じ姓であることが家族としての象徴のような気がする。

だから、僕にとって夫婦同姓になるということは、

"家族になろうよ"

ということなんだと思う。
25 9

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する