なぜか子どもの頃にハマっていた妙なもの
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今でも、もしかしたら実家に帰ればあるかもしれないが、僕が小学生の頃は、まだ牛乳は瓶で、その牛乳瓶のフタを集めるのが流行った。
僕の実家の近くには、グリコ乳業の販売店があったので、そこに行って、グリコ牛乳の牛乳瓶のフタをもらったのをよく憶えている。
ただ、牛乳瓶のフタにも、プレミアがあって、グリコ牛乳のように簡単に手に入るようなフタはあまり値打ちがない。
僕の実家は京都だが、やはり近畿圏の牛乳瓶のフタよりも、簡単に手に入らない、九州や関東、東北で製造、販売されているような牛乳瓶のフタは値打ちがあって、そんなフタを持ってるヤツは、人気者だった。
しかももっと値打ちがあるのは、牛乳瓶のフタでも未使用のフタがあり、そんなフタは、"ペラ"と呼んで、使用済みのフタより値打ちがあったり、牛乳瓶のフタにフタが取りやすいようにチョボが付いているのは、"チョボ"と呼んで、近畿圏ではあまり見られなかったので、値打ちがあった。
中には、フタの印刷がズレているのがあったりして、これを持っていると、友達の中では羨望の的だった。
そのうち、僕らは牛乳瓶のフタに記載されている製造所や販売所の住所に手紙を書いた。
内容は、もちろん端的に言えば、未使用のフタを何枚か好意でお裾分けしていただけませんか、ということだ。
封筒には、そんな手紙が一枚。
返信用の封筒も切手も同封していない。
今から考えたら、大変失礼な手紙で、そんな手紙に返信などあるわけがない。
だが、中には本当に親切な販売店の方もいて、切手瓶のフタを沢山送ってきていただいた所もあった。
そんな牛乳瓶のフタが、おかきの缶一杯にあったのだが、もしかしたら実家に帰れば、まだ残っているかもしれない。
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