赤ちゃんはパパとママを選んで生まれてくるのだろうか

■自転車かごに「死産の子」＝夫が運ぶ、女を逮捕―愛知県警
(時事通信社 - 04月19日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2401283

過去に日記で、嫁の出産の話を書いた時、その日記のコメント欄に

"赤ちゃんは、パパとママを選んで生まれてくる"

とコメントをしてくださった方がいらっしゃった。

この真偽は別にして、僕は、この言葉はとても素敵な言葉だと思うし、素敵な考え方だと思っている。

僕は今の嫁と出会い、そして結婚した。
これが縁だとしたら、僕たちの間に、はるちゃんとみのりくんという子供が生まれてきてくれた。
これも縁だ。

それだけでなく、僕が嫁を選び、嫁が僕を選んで結婚し家庭を作ったように、はるちゃんやみのりくんもまた、僕たち夫婦の子供になりたいと願い、僕たちの家庭を選んで生まれてきてくれたとするなら、これはとても素敵なことではないだろうか。

そう思うことで今まで以上に2人の息子たちがいとおしく感じ、大切な存在に感じる。
家族としての絆や結びつきを感じる。
僕たちを親に選び、僕たちの家族になってくれた息子たちに感謝することができる。

この言葉は、そんな素敵な言葉だ。

もし、妊娠したことが出産する時まで気付かず、トイレで力んだ時に生まれてしまった赤ちゃんだとしても、それは紛れもなくパパとママを選んで生まれてきてくれた赤ちゃんだ。

そうだったら、息をしていなかったとしても、生まれてきた新しい命のために、せめて、まずは救急車を呼んで欲しかった。
ママを選んで生まれてきた赤ちゃんの存在を隠すように、赤ちゃんを床下やクローゼットの中に隠す。
これは、あまりにも赤ちゃんが可哀想だ。

そして、酷いのは亡くなったとはいえ、自分の子供をポリ袋に入れて運ぶ。
この行為には、赤ちゃんに対する愛情が全く感じられない。

ポリ袋の中に入れるのは、何だろう。
普通は、ポリ袋の中に入れるのはゴミだ。
この父親の行為は、僕には我が子をゴミ扱いしているように映ってしまう。
そして、我が子を捨てに行くために、ポリ袋に入れて、自転車のカゴに入れて、運んでいたように僕の目には映ってしまう。

赤ちゃんは、はたしてパパとママを選んで生まれてくるのだろうか。
だとしたら、この仕打ちはあまりに酷い。
人を我が子をゴミのように扱うことは、同じ親として許しがたく、とても悲しいことだ。

はるちゃん、みのりくん。
キミたちは、僕たちを選んで生まれてきてくれたのかい？

ねえ？
赤ちゃんは、パパとママを選んで生まれてきてくれるのかい？