NHK「津波思い出して」に賛否
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2263163
(長文です)
★「多少、厳しい言葉を使っても、避難を呼びかけるべき」か…?
「被災者などの心理に配慮すべき」か…?
このように物事に迷ってしまったときは、
『本質』 に立ち返って考えることをお勧めします
★「津波警報」とは、なんのためにあるのでしょう?
そうです。
『襲来が予想される津波による、住民の被害を、
最小限にとどめるためのもの』 です。
逃げなければ、最悪、住民が死亡する可能性があるから、
そうならないためにする呼びかけが、津波警報です。
そしてそれが、津波警報の 『目的』(本質) なのです。
★今回の NHKのやり方を非難している方が
一部にいらっしゃるようですが…
たとえば、
道路に飛び出した子供に、自動車が突っ込んできたとして、
その子供を「道の脇に突き飛ばす」ことで、
自動車との衝突を回避したAさんがいたとします。
Aさんは、回りに非難されるでしょうか?
「子供を突き飛ばすなんて、なんてヒドい人だろう!
」
などと言われて…
もちろん、「突き飛ばしたシーン」しか見ていない人は、
そうした非難をするかもしれません。
でも、それが、
『子供の命を救うための行為だった』 ことを知っている人は、
まずAさんを非難しないはずです。
なぜなら、最優先にすべきは、
「手段」 (子供を突き飛ばす など) ではなく、
『本質』 (子供の命を救うこと) だからです。
★それを念頭に置いて、
もう一度 「NHK の行為」 を見てみたとき…
本当にそれは、非難されるべきものなのでしょうか?
僕は、今回の NHK の行為は、
「住民に避難のための行動を起こさせる」という
『本質』の実現の意味では、
決して間違っていなかったと考えます
もちろん、一方で、
『 NHK のやり方が「ベスト」だった』
と断言するつもりもありません。
他にも、手段はあったかもしれないからです。
ただ同時に、
今回 NHK を非難した人たちに、聞いてみたいのです。
「あなたは、他人(NHK)を非難したとき、
『さらにベターな手段』 を提示しましたか?」 と…
「まさか、「単に文句だけ言って」終わらせた
なんて事はありませんよね?
」 と…
★他者(NHK)を非難するなら、
それに値する 『代替案』 を用意するのは当然です。
その代替案が、
『本質を実現するのに、より適切な行為である』
と人々が感じれば、
それは必ず浸透していきます。
文句・批判は、「代替案を用意してから」。
そして、その代替案を考えるときに大切な思考は、
『本質は何か? を常に見失わないこと』 です
「改良」とは、
『「本質」というゴール地点に、
より効率よく、より安全に辿りつく方法を探すこと
』
だと思っています。
★NHK に文句を言った人には、
「本当に被災地の人々の心情を思っての、NHKへの苦言が目的(本質)」
だったのか、
それとも、
「NHK という公の機関に、文句を言ってスッキリする事が目的(本質)」
だったのかを、
今一度、冷静にふりかえってほしいと思います
僕らの人生や社会を豊かにするのは、
「非難」ではなく、『改良』 …
それを忘れないでほしいのです
【終わり】
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