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2012年12月27日22:23

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2012.12.27モーニングバード!そもそも総研 東電は今でも破綻処理したほうがいいんじゃないの?

Q:東電を破綻処理させれば国民の負担は減るのに、なぜ破綻処理しないのか?
A:それをやったら他の電力会社が原発を続けられなくなるから。

ざっくり言うとそういう話です。

前編


後編



後編の冒頭、元経産省官僚の古賀茂明氏の話を書き起こしました。

【内容書き起こし】

玉川:去年の5月の段階でも、今の段階でも、破綻処理すればいいのにというところは変わらないわけですよね?古賀さんは。

古賀:はい。

玉川:じゃあ、なぜ、去年の5月、それから今でも、破綻処理をしないんだろうかと。これは裏側には何があるんですか?

古賀:うーん、どうでしょう。やっぱり電力会社を破綻させる・・・要するにこれで破綻するとですね、事故が起きたら破綻するっていうことがはっきりするわけですよね。そうすると他の電力会社もですね、今までは事故が起きないっていう前提で動いていた。それから、事故が起きても、国が支えてくれると、いう前例ができたわけですね。だから銀行がですね、安心して貸せる。あるいは、社債を発行してもですね、社債を買う人は安心して買えると。

玉川:ああ。

古賀:いう状況にあったわけですよ。ところが、もう事故が起きたら、潰れちゃうんですよと、いうことになれば何が起きるかっていうと、じゃあ原発なんて危ないものをやってる、そんな会社に金利安く貸していいんでしょうかねと、いう話になりますよね。それから社債だって、電力会社の社債っていうのは安全だっていうことになってましたけど、必ずしもそうじゃないなということになれば、当然その金利も上がりますよね。そうすると資金調達コストが高くなりますね。で、それっていうのは結局・・・まあ電力会社に非常にね、経営に・・・まあ経営が困るとか、そういう・・・考え方があるんでしょうね。

玉川:逆に言うと、まあ、福島第一原発の事故で、今まで見えてなかったものが色々見えてきたわけですけど、実は原発っていうのは経営上も、普通に当たり前の経営を、他の民間企業と同じような経営をする限りにおいては、原発っていうのはあまり得じゃないっていうのが本当のところだと、

古賀:そうですね。

玉川:いうことなんですよね?

古賀:はい。そういう風になってくると思います。ですから、あの・・・まあ、今脱原発について色々な考え方ありますけど、原発は悪いからもうすぐやめろという考え方もありますが、もう一つ、その原発っていうのを、もし普通の工場と同じように扱えば、つまり、事故が起きたら全部自分の責任ですよと。そうすると普通の会社は、やっぱり事故のために保険をかけますよね。

玉川:はい。

古賀:それから、その・・・何か物を作ってですね、ゴミが出たら、それを工場の敷地に野積みにしていいなんていう、これはもう普通の工場だったらダメなんですよ。そんな工場は操業許可されないですね。だから原発も同じように、電力作るためにできた核のゴミ、これをプールにですね、何か積んどきゃいいということではなくて、ちゃんと処理してくださいよと。いう義務を、普通の、要するに何か厳しくするっていうんじゃなくて、普通の工場と同じように、ちゃんと処理しなさいよと。そのコストはちゃんと自分で払いなさいよと。その2つの義務をかけるだけでですね、たぶんほとんど、経済的には成立しなくなると思うんですね。特に日本の場合ですね。

【書き起こしここまで】
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