くちびるがいたい
こないだ焼きたての山栗食べよーと皮をかじったら、ボンッ
ってめっちゃ破裂して、そこら中や自分がクリだらけになるわ、唇がヤケドするわで大変なめにあった
クリは美味しかったんだけどー(・∀・)
んなわけで、山栗っつーくらいだから、だいぶ山にいったわけで、といってもそんなアウトドアでもなくて、なんつーかまあ日光に紅葉狩りにいってきたのだ
めっちゃメジャーなんで、逆にあなどってたんだけど、そのへんでの雑談を小耳に挟んだり、ふらふらしながら道行くおばちゃんとかとおしゃべりして仕入れた情報で行ったとことかもめっちゃきれいだったあ
そこらの広場のもみじ(写真1)、中禅寺湖や湯ノ湖(写真2)、華厳の滝、竜頭の滝、半月山、みんなよかったよー
日光湯元で温泉寺行ったよ
(写真3)
日本にいくつか温泉のある寺があるんだけど、こないだ箱根のに行ったら、もう閉鎖してたんで、今度は入れてよかったあ
白濁のお湯でめっちゃいい湯だったんだけど、それ以上に死ぬほど熱くてたまらんかった
帰り道には大笹牧場でご飯食べて、龍王峡歩って、あと、川治温泉に行ったよ
川治温泉も前行った時は行きたいとこが閉まってて入れなかったんだけど、今回リベンジ
無色透明のお湯の露天風呂は今度はぬるかったあ
地元のおばあちゃんが集まってきて、露天風呂は早々と退散したのであった
………
ところで、半月山展望台からの景色を見てて、連なる山々の紅葉がめっちゃきれいだったんだけど、でも山によって、枯れ木だらけのとこもあれば、緑と赤と黄のコントラストが絶妙なとこもあれば、ハゲ山っぽいのもあった。
日当たりの都合でこんなんなのかなあって思ってたんだけど、駐車場の脇にある看板にある説明がしてあった…
足尾銅山についてだ。
ここから見える山々は銅山の開発により発生した有毒物質により影響を受け、酸性雨により禿山となり、動物も植物も死に絶えたのだ。
もちろん周辺住民への被害も甚大なものがあった。
足尾鉱毒事件だ。
生命力を失った山々をもう一度蘇らそうと、今も発生し続ける有害物質をコンクリート等でブロックし、その上にまた土を盛り、植林しているということだ。
そうやって少しずつでも森を蘇らそうとしている。
しかしまだまだ遠い道のりだ。
そして、足尾鉱毒事件は1800年台終盤の話なのだ。
それからもう一世紀半…
それでもまだ…
…
ふと思った。
未だ復興への道を模索し続ける東日本大震災における津波の被害、そして先の見えない原発事故の影響。
これからもずっとその影響は続き、人々の生活に影を落とすのだろう。
復興への道のりはまだ遠い…
そして、
例えばこの足尾鉱毒事件も、その物語はこうして未だに続いている。
しかし、今はもう、この事件はただ教科書の中だけの文字や試験のキーワードとしてだけのものになり、人々の意識からも、歴史の物語としても、風化してしまっている。
あの震災のこともいつかそうなってしまうのだろうか。
いや、
もうすでに、風化はあきらかに始まっている…
…
いつかあの山々は蘇るのだろうか。
その時にまた訪れることができたらいいな。
そういえば、
被災地にボランティアに行って、地元の方によく言われた。
「いつになるかわからんけど、また前のように戻ったら、きっとまたここに帰ってきてな」
…
なんていうんだろう…
うまく言葉にできんけど、
なんか…
がんばる
がんばろうと思う
自分の力なんて、ほんのちっぽけなものだけど、
きっと忘れちゃいけない大切なもののために
よくわかんないけど
きっとやってくる「明日」みたいなもののために
今、できる限りの力で
生きていこうと思う…
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