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2012年10月22日20:38

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ワンワン飼いたい

犬と猫、飼うならどっち?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=2196282

今、僕の家には、メダカとクワガタがいる。
メダカは、はるちゃんがお祖父ちゃんからもらってきた。
クワガタは、嫁の友達がはるちゃんに、とカゴ付きでくれた。

どちらもはるちゃんが飼いたいと言って飼っている。
はるちゃんとは、3歳になる僕の息子である。

まあ、メダカとクワガタは良い。
メダカは、朝と夕方の2回、一つまみ、エサをやるだけだ。
クワガタは、ゼリーみたいなのをカゴの中に入れてやるだけで良い。

どちらも、はるちゃんがやっている。
まあ、散歩にも連れていかなくて良いし、これくらいならはるちゃんにも世話ができる。
たまに、夜中トイレに行く時に、カリカリ音をたてているクワガタの不気味な音にも、僕は慣れた。

だが、先日、仕事から帰ると、ママとはるちゃんがまだ起きていた。
ママが言うには、どうやらはるちゃんから、話があるらしい。

「はるちゃん、どうしたん?」と僕が訊くと、はるちゃんは、

「はるちゃん、パパにお願いがあるねん。」

と言った。
僕が、はるちゃんに話の先を促すと、

「はるちゃんな、ワンワン飼いたいねん。パパ、ワンワン飼ってもいい?お願いやから。」

そうかぁ。
だから、少し前、僕を連れてペットショップに行ったのか。
そして、嫁の顔を見ていると、どうやら嫁も犬が飼いたいらしい。
ニコニコしている嫁の顔に、"犬が飼いたい"とちゃんと書いてある。

実を言うと、僕も動物は好きだし、犬か猫かと言われると、犬のほうが好きだ。
それに、実際に実家にいた時は、犬を飼っていた。
息子にも、犬を飼うことで、命の尊さというのを知ることになるから良いとは思っている。

だが、実際飼うとなると、可愛いだけでは済まない。
飼うからには、当然飼い主としての責任も生じる。
餌をあげるだけでなく、散歩にだって連れていってやらないといけない。

今のウチの生活で、はたしてそれができるだろうか。
飼ってはみたものの、やっぱりムリでした、というわけにはいかない。

「う〜ん。そうやなぁ。パパは、この話、ウンいいよ、って言えへんわ。」

すると、はるちゃんは、

「えぇ〜。なんで?」と言った。
嫁を見ると、嫁の顔にも、"えぇ〜。なんで!"って書いてある。

僕は、先ほど僕が述べたことをはるちゃんにもわかるように話した。
その上で、はるちゃんに、

「はるちゃんな。もう少し、はるちゃんがお兄ちゃんになって、ワンワンの命の大切さがわかるようになったら飼おうな。」

と言った。

はるちゃんは、あまり納得してなかったが、とりあえずはウンと言ってくれた。
僕が嫁の方を向くと、ニコニコしている嫁の顔に、"ガッカリした"と書いてあった。

そして、昨日の日曜日、嫁が仕事だったので、僕とはるちゃん、そして1歳の息子、みのりくんは、家で留守番をしていた。

僕らは、TSUTAYAでDVDを借りてきた。
はるちゃんがドラえもんが観たいと言ったので借りてきたのだ。

家に帰って、3人でソファに座って、ドラえもんのDVDを観た。

DVDには、何本かのテレビ放送されたドラえもんの話が入っていた。
その何話目かに、オオカミの親子が出てきて、村のハンターに追われ、お父さんオオカミがハンターに撃たれる話があった。

僕は、何気にはるちゃんの方を見ると、食い入るように観ているはるちゃんの目から、涙がポロリとこぼれた。

「はるちゃん?」僕が呼ぶと、はるちゃんは、

「パパ。オオカミのお父さん、可哀想やな。オオカミさん、何にもしてへんのに、何で撃たれるんやろな。」と言った。

はるちゃんは、僕が思っているよりずっと、命の尊さというのを知っているのかも知れない。

僕がそう思い、リビングの真ん中に目をやると、みのりくんがリビングの真ん中で、一人ゲラゲラ笑いながら、クルクル回ってはしゃいでいた。

まあ、はるちゃんはともかく、ワンワンを飼うのは、みのりくんがもうちょっとお兄ちゃんになってから、ね、はるちゃん。
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