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2012年09月26日21:29

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阿寒富士&雌阿寒岳登山

フォト フォト

オンネトーコースにて阿寒富士と雌阿寒岳に登ってきました!(^^)v
当初予定の西別岳は天候に恵まれなかったので今年はパスして、
9月は次の目標である阿寒富士登山を決行!
余裕があれば隣の雌阿寒岳も2回目の登頂を目指しました。

2年前(2010年)の秋に、野中温泉コースにて雌阿寒岳に登ってますが、
オンネトーコースと阿寒富士は初めてです。
異常気象によるスーパー残暑の影響を懸念してましたが、
ちょうど涼しい空気に入れ替わった秋の登山となりました。


1.出 発

朝5時半に起床し、7時には車で出発しました。
釧路から阿寒湖畔を経由しオンネトーまでは2時間掛からないくらいで着きます。
釧路は ほぼ晴れの良い天気なんですが、阿寒方面の山々は少し雲が掛かってまして、
阿寒富士だけは辛うじて頂上が見えてました。
オンネトーに到着しても、怪しい雲が頂上付近を這う様に流れてまして、
一抹の不安はありましたが、自分が頂上に着く頃には晴れている事を祈りました。


2.登山道

オンネトーのキャンプ場側の駐車場に登山口があります。
最初は車が通れるぐらいの広い道を直進すると、まもなく丸太で作られた階段が現れ
そこを登って更に森の奥へと進みます。野中温泉コースと同様に登山道は木の根で
覆われ、非常に歩きにくい箇所が多々ありますが、傾斜は ぜんぜん緩く楽チンです。
5合目付近に小屋がありましたね。通信関係の施設? 何かキーーンって音が…。(^^;
そこを過ぎるとハイマツのトンネルを登っていきます。
6合目の手前で 逆光で眩しい真っ黒な阿寒富士の全貌と、
スカイラインで強調された急勾配の雌阿寒岳火口壁が見え、更に高度を上げれば
後ろにオンネトーが見えてきた。


3.トラップ

ガイドブックには、8合目から阿寒富士へ向かう分岐があると書いてあったので、
登りがきつくなってきた6合目から8合目は休みながらスローペースで登る。
7合目付近から斜めに阿寒富士へ行ければ近道なのにと思っていたが、
登山道は雌阿寒岳に近い側の火口壁の途中まで登った所で8合目となった。
ここから阿寒富士に向かって一気に1合分を下った。なんとも もったいない…。
トラップに気づいたのは、そこから阿寒富士の半分くらいまで登って
下の景色を眺めていたら、7合目から阿寒富士へ向かう踏み跡が見えた…。(^^;
なんだよ〜! オレの1合分を返せ〜!
帰りに7合目の標識を確認したところ、右方向に阿寒富士の記載あり。
非常に分かりづらいですが、分岐して踏み跡が見えました…。(^^;


4.阿寒富士への登頂

下から見ると確かに富士山の様な綺麗な山体ではあるが、ほとんど真っ黒け!
石炭カスのズリ山っぽい…。(^^ゞ
しかも傾斜が45度じゃないの?相当にキツイ角度をジグザグに登っていく。
足元の石や砂が非常に不安定で、1歩進むと軸足が埋まって半歩後退する…。(^^;
砂利山?溶岩の小石だけど、内部は空洞っぽく非常に軽い石である。
よーっく見ると、カラフルな色合いのポップな石や岩である。
とにかく体重移動で埋まる埋まる…。登りは まだ大丈夫だったけど、
下りは勢いがある分 さらに足が埋まり、靴の中に大量の小石が入って痛かった。
大きな岩肌が見えてきたら頂上は もうすぐ。
そこを越えて一気に登ると頂上に到着


5.阿寒富士からの景色

う〜む、この絶景が見たかったのさ!
パックリ開いた雌阿寒岳の大きな火口を大パノラマの中でマジマジと眺める。
その右手奥には阿寒湖と雄阿寒岳もクッキリ!その後方の摩周岳と斜里岳も見えた。
更に右方向、阿寒富士の東側は崩壊が進む岩場の崖で足がすくむ…。(^^;
頂上に関しては、更に南西方向?へ踏み跡が続いているので、もっと奥の先っぽまで
行ってみた。途中、危険な細い岩場がありますが、そこを通り過ぎれば
第2の頂上みたい場所がありました。そこからは南側の太平洋岸が霞の中に…。
よーっく眺めていたら、厚岸湾と大黒島の形が分かったので、その少し右側へ
視線を移すと、釧路っぽい海岸線の形が見えたので、間違いないと確信できた。
あとは奇岩とオンネトーも頂上から見えましたよ!


6.雌阿寒岳へ

阿寒富士の頂上での昼食後、次は雌阿寒岳を目指す。
この時点では、雌阿寒岳の青沼と噴煙が上がっている一番近い火口を見たら
下山しようと思っていた。
とりあえず阿寒富士を、足元から土煙を上げながら物凄い速さで下る…。(^^ゞ
そして再び8合目を目指し登り始める。火口壁の登りは結構な傾斜である。
8合目から噴煙が見える火口壁を見上げると、人の顔をした大きな奇岩が見えた。
さらに火口壁を登っていくが、このオンネトーコースの一番の難所かと思われるが
めちゃくちゃ急斜面を火口壁の上まで登っていく。火口壁の上まで来ると
雌阿寒岳の大きな火口が眼下に広がり、噴煙と青沼が目の前に見える。
頂上は まだまだ登りが必要だが、この絶景をもっと楽しみたくなったので、
このまま雌阿寒岳の頂上を目指した。まぁ2回目なので、大きな感動は無いが
頂上の同じ場所に再び立てた事に少々感激。そして、阿寒富士と雌阿寒岳の
それぞれの頂上から双方を眺められた事がなんとも感慨深い。


7.トラップ再び

それは下山中に起こった!
5合目付近にある通信小屋?の周りは ちょっとした広場の様になってますが、
小屋に近い右側を下山していたら、どうやら登山道を外れてしまった。
急な斜面を下ったら、赤いテープの目印が見当たらず、左手奥の方が正解の
登山道だったらしく、そのまま下れば合流するかと更に斜面を下ったら
完全に行き止まりとなってしまった。若い松の木がびっしり生えていて
そこをかき分けて下るのは無謀と思った。その時点で、前方・左右・後方を
見渡すが、目印の赤テープは全く見えず、完全に森の中…。(^^;
怖い…。どっちを向いても森、森、森。方向感覚を失ったら遭難するね!
とにかく戻る!来た道を戻る!下山なのに急斜面を登るけど仕方ない…。
通信小屋が見える所まで登って安堵する…。(^^ゞ


8.登山犬

実は登っている最中に2匹の犬と遭遇した。その時は、追い越した登山者の飼い犬と
思っていたが、どうやら野中温泉で飼われている有名な登山犬である事を
家に帰ってWeb検索で発見した。検索結果からは、コロロとモコと言う名前が
たくさん見られたが、コロロの方は昨年末に亡くなった様で、私が会えたのは
ニューフェイスのチロルだったみたいです。阿寒富士の頂上でも2匹と遭遇し、
雌阿寒岳の下山時にはモコと3回目の遭遇を果たしました…。(^^ゞ
この2匹の登山犬は、勝手に気に入った登山者に同行し、道案内までするみたいです。
今度は いっしょに登りたいな!(^^)


以上、阿寒富士&雌阿寒岳登山レポートでした!(^^)v


フォトアルバムにも写真を掲載してますので、見てみてね!

http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000073183357&owner_id=6137219

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