21日日経夕刊。政府の東電への出資の仕方が明らかに。最大で東電の75%の議決権を取得し得る。
22日東京。福島第一原発1号基、格納容器に40cmしか水が溜まっていないとする推定結果が出た。格納容器配管付近に亀裂があり、そこから水漏れか?
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052202000096.html
→ だから、地下バウンダリプレスを早く作るべき、と何度も(以下略 それに、やっぱ地震だけで格納容器が壊れていた可能性が高いように感じる。大丈夫?
24日各紙。東電の料金値上げを検証する有識者会議の第2回会合が経産省で開かれた。
家庭向け需要比率 同、利益を得ている比率
電力10社平均 38% 69%
東電 38% 91%
東電が突出して家庭向け電力から利益を得ている。
→ 裏を返せば、それだけ企業を優遇しているということ。枝野経産相は「説明責任は東電にある」とトボケているけど。政府の圧力もあって、国際競争力を高めるために企業を優遇してる面もあるんじゃないかしら。もちろん報道通り、企業向けは電力自由化しているから、という面もあるんでしょうケド。
25日各紙。数土氏、NHK経営委員長を辞任し、東電の社外取締役に専念。
→ 当然だと思う...
25日東京。小佐古内閣官房参与(当時)らは、昨年3月末、飯舘村立ち入り制限を進言したが、政府が避難対象とするまで3週間以上を要した。保安院担当者は「検討に時間がかかった」と釈明。
→ 菅内閣の罪の一つ。それも、大きな。
23日読売。東電は福島第一原発から放出された放射性物質の量(ヨウ素換算。単位は万テラBq)を76と推計した(→この読売報道は誤りで、25日下記の通り修正される)。ヨウ素131は40、セシウム137は36。
なお保安院は昨年6月に77と、今年2月には48と見積もっている。安全委は昨年8月に57としている。乏しい情報から推測するので、この程度のバラツキは想定の範囲内。チェルノブイリは520。
25日各紙。東電が、福島第一原発事故で放出された放射性物質の試算を初めて公表した。主に、各地の測定値から逆算。放出は昨年3/11〜31までとした。4月以降は3月放出分の1%未満のためカウントせず。単位は万テラBq(ヨウ素換算)。
結果、総量90(1号基から13、2号基から36、3号基から32)。
ほとんどが格納容器の損傷部分から長期間にわたって放出されたもので、水素爆発での放出は0.5、ベントによる放出は0.14に過ぎない。3/15に2号基から16,翌16日に3号基から18、が目立つ放出。
→ 水素爆発してない2号基からの漏れが大きい→地震だけで格納容器の気密が破れていた、ということではないの?耐震性強化も喫緊の課題でしょう。
23日朝日夕刊。福島第一原発事故による国内外の、体内/体外被曝線量の推計値をWHOがまとめた。ウンと厳し目になるよう、例えば原発から20〜30km圏に事故後4ヶ月住み続けた、などの仮定を入れた推測値(→ 翌日日本政府関係者が文句を言ってるけど、実際の典型的な被爆量よりずっと大きい値になっている)。
全身被曝は、原発そば(浪江町など)の住民は 10 〜 50mSv
他の福島県民は 1 〜 10mSv
他の国民(東京・大阪・他)は 0.1〜 1mSv
乳児の甲状腺被曝量は、浪江で 100 〜200mSv
他の福島県民は 10 〜100mSv
他の日本国民は 1 〜 10mSv
他国民は 0.01mSv未満
24日朝日。WHO推計は、実態から大きく乖離しており、国民に不安と混乱をもたらす、と政府関係者は危惧。なお、昨年11月の草案はもっと過大だったのを、日本側のデータ提供により推測被曝量が今回の値にまで下がったのだとか。
→ WHOの性格上、ほぼワーストを見込んだ推測値になってもある程度仕方ないと思うけどねぇ...
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