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2012年05月03日22:17

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2012/05/03

長女の通っているヒップホップダンス教室の発表会。1年に2回のペースで発表会をしてて通い始めてから通算4回目くらいかな。最初は保育園からずっといつも一緒に遊んでいる4人が皆入ってて仲良くお遊戯状態でしたが、前回に1人抜け今回も1人抜け長女と友達1人になった。でもお遊戯のレベルは少しずつだけど上がっているとは思います。辞めた友達は塾に通い出したとのことです。むむ、うちもそろそろお勉強にベクトルを向けないといけないのかな。

今までは一つのチームのみでしたが、今回は2つのチームを掛け持ちしていつもより出番が多かったです。途中センターでソロで踊るパートがあって成長したなぁと喜んでいたのですが、本当は2人前に出てくるはずだったのだけど1人出てこなかったので結果的に1人になってしまったとのことでした。ま、親心としては結果的にソロで良かったな。


さて、引き籠もり経過

・空港にて
・告白
・コックサッカーブルース

以上を昨日読みました。ネタバレあると思うので見たくない方はここでさようなら。













・空港にて
やはり「半島を出よ」の直後に読んだのが良くなかったと思う、コンビニ、居酒屋、公園、カラオケなど日常によくある風景での簡単なスケッチというか、心に引っかかるものが特になかったかなぁ。途中どこかの章で一時「おっ」と思うところがあったと思うけど。ところでこの本のタイトルですが、単行本の時の方がよりこの本の内容を表している感じがして好きですね。


・告白
やっと読めた。どこかの誰かがこの本は1章だけで良くて、あとの章は無くても良いというのを聞いたことがあったのだけど、私はそうは思わなかったな。タイトル通り先生の告白から始まって、事件に関わるそれぞれの立場からの当事者の告白が並んでいて、読み進むに連れ物語りの全体像が徐々に明らかになっていくという構造が読んでて心地よかった。皆自分の立場での真実を語っているようで、でもどこかで嘘が潜んでいるんじゃないかと想像するのが楽しい。最後の章は表面上はばっさり終わったようにも見えますが、私には先生が取ったというあの行動も、時系列上もう終わったようにしゃべっているけど果たして本当にそうなったのかなとか、また他の誰かの視点で話が続くんじゃないかなという余韻が残っているように感じました。


・コックサッカーブルース
再読の理由がもう一つあって、村上龍版の「羊をめぐる冒険」だという書評(http://www.horagai.com/www/book/rev/rev050.htm)を読んだのがそれ。「羊〜」はもう何度も読んでいるので内容はほとんど分るんだけど「コックサッカー〜」は昔一度読んだきりだったので記憶から全く抜けていた。今回読んでみて、なるほど、表面上書かれていることはアレなんですが、「羊〜」と同じ構図を持っているという書評の意図がよく分りました。

龍の作品と春樹のそれとは私の中で読み方が正反対に異なるのですが、この2作品もそれに完全に合致しました。すなわち春樹作品は間を空けて何度も読み返していて、龍のそれは作品が書かれた時代、その時の現実世界の空気感、リアル感とともに読むものだからよほどのことがない限り後で読み返すことはありません。
もちろんだからと言ってどちらが優れているとか劣っているとか言いたい訳ではないですよ。

書評が面白かったので今日の午前中はずっとwebでいろいろな感想を探しては読んでいました。


・異象の森を歩く(ノルウェイの森評)
http://www.horagai.com/www/txt/haruki2.htm

・村上龍、村上春樹、そしてインターネット
http://www.horagai.com/www/txt/200011a.htm

・死者たちの贈り物(村上春樹論)
http://www.horagai.com/www/txt/haruki1.htm

・村上春樹/村上龍 W村上の問題圏
http://www.horagai.com/www/txt/WMura.htm

春樹と龍を並べて論じているのって初めて見つけたので嬉しかった。読み応えもありますよ。




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