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2011年12月22日20:20

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精神論でどうにかなるものではない

「放射能負けず頑張る」=復興願い、光で「明かり絵」―被災地小学生の作品も・東京
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1857006&media_id=4

津波は一瞬で全てを破壊しましたが、人手とお金があれば、どんなに時間がかかっても必ず復興できるでしょう。こういった被災地に対しては、心から頑張れとエールを送りたいですし、微力ながら金銭的な援助もしていきたい。そう思います。

しかし、放射能はどんなに人手とお金をかけても、なくせるものではありません。ましてや、気合いや根性などでどうにかできるものでもありません。放射能はどんなに微量でも人体には有害です。まして小学生の子供であれば、将来、健康に与える影響というのは全く想像ができません。

それなのに、何も知らない子供に『放射能に負けずに頑張る』などと言わせてしまう。日本という国はいったいどうなっているのでしょう。

政府は既に『年間20ミリシーベルトまでは健康に影響しない』という線引きをして、一切の援助も補償もしないからそこに住めと言い、住民にどんな健康被害が起ころうとも、一切責任は負わないという態度を決め込みました。

将来そこで子供たちの健康被害が続出したら、『お前の頑張りが足りないから病気になるんだ』とでも言うつもりでしょうか。恐ろしいことです。

ところで、福島県のHPには原子力安全委員会が作成した『放射能に対する考え方』というPDFが掲載されています↓
http://www.nsc.go.jp/info/20110411_2.pdf

この中に、『100mSv/年以下では健康への影響はない』という記載がありますが、10月26日付でこれを誤りだと訂正しているのです。

正しくは以下のリンクを辿れと言っているので見てみました↓
http://www.nsc.go.jp/info/20110526.html

『100mSv以下の被ばく線量では、がんリスクが見込まれるものの、統計的な不確かさが大きく疫学的手法によってがん等の確率的影響のリスクを直接明らかに示すことはできない』

つまり、100mSv以下に関しては研究が進んでいないのでよく分からない、ということです。

『影響はない』と断定することと、『よく分からない』では意味が全く違います。このPDFが作成されたのはファイル名から4月11日だと思われますが、要するに、4月の時点では『影響はない』と言っていたものを、半年以上も経ってから『よく分からない』と言い出したのです。

もう何と言っていいのやら・・・怒りを通り越して、呆れます。
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