ウルトラマン列伝・第9話「ウルトラマンゼロＶＳダークロプスゼロ パート�� 暗黒の魔弾！」
ダークロプスゼロって、映画「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」では量産型のザコキャラっぽい印象を受けたが、初登場時にはもの凄い「怖さ」を持ったキャラだったんだな。「強さ」「怖さ」の演出が、なかなかうまい。
この話って、２つの映画の間をつなぐ「つなぎ」の作品であり、映画よりずっと少ない予算で作られていることが画面からも分かるのだが、しかし映画よりも面白い気がするなあ。
例えば「マルチバース」なんていう設定よりも、「多元宇宙」という設定の方が、舞台設定としては面白みがある。
なぜなら映画版の場合、いくらセリフで「他の宇宙に来た」と言っても、ビジュアル的にも作劇的にも「この宇宙で、遠く離れた別の星へ行った」という物語と、何ら変わることがないからだ。ところが本作の場合、「主要登場人物たちとそっくりの別人がいる」「我々の世界とよく似ているのに、少し違う世界」という描写で、「異常な世界」「不思議な世界」というのが、分かりやすく魅力的に描写されている。
偽ウルトラ兄弟を作ったのがサロメ星人、という設定も面白いよな（＾＾）。オタク的なチョイスというか、実に「大怪獣バトル」らしいチョイスだ。
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電人ザボーガー・１０話「Σ団・恐怖の地獄作戦」
脚本・高久進。
監督・山田健。
今回も面白かった。
本放送の時、僕は小学６年生で、特撮ものに興味を持てなくなっていた時期だった。この番組は、本放送では多分数話しか見ていない。
この番組がこんなに面白い、出来のいい番組だとは知らなかった。こんなに面白いんだったら、ちゃんと見れば良かったなあ。
悪之宮博士は、ジャンボメカを作るために、コンピューターアニマルによって浦上博士の頭脳を吸い取ってしまう。頭脳って、吸い取れるものなのか。
大門がΣに捕らえられている間に、ミスボーグはザボーガーを爆破してしまう。前回と違って、今回は本当にザボーガーはバラバラになってしまう。
頭脳を吸い取られて抜け殻となった浦上博士を大門は助け出す。浦上博士は「ザボーガーを復元できるのは私だけだ」と言って、なんの設備もない場所で、スパナ１本でザボーガーを復元してしまう。
頭脳を全て吸い取られて抜け殻になった状態で、ザボーガーを復元できるのか。じゃあ、コンピューターアニマルが吸い取ったものは、なんだったんだ？ 「頭脳を全て吸い取った」とかいうのは、悪之宮博士のハッタリだったのかな。
ドルマン９はサイボーグだった。どうりで頑丈なわけだ。
大門は、マシーンザボーガーの状態のまま、ブーメランカッターやチェーンパンチや速射破壊銃を使った。こんな使い方、初めてだ。面白かった。
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