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2011年07月18日11:22

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感動した

サッカー=女子W杯で日本が初優勝、なでしこ世界の頂点に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1675355&media_id=52

≪サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は17日、フランクフルトで決勝を行い、日本は延長戦2─2で迎えたPK戦の末に米国を下し、初優勝を果たした。
「なでしこジャパン」の名で知られる日本代表にとって、W杯と五輪を通じて国際大会初のメダルは最高の金色となった。≫

 僕は「週刊モーニング」を毎週愛読している。今や社長になっている「島耕作」がまだ部長か平取くらいの頃からであるから、随分と以前からの愛読者である。

 その「週刊モーニング」に「GIANT KILLING」というサッカー漫画が連載されている。選手ではなく監督が主人公である点がユニークで、僕のような門外漢にもサッカーの戦術のこと等わかりやすく解説されているので、わりと好きな作品である。NHKのBSでアニメ化されていたが、これも原作の雰囲気をうまく伝えており良くできていたように思う。

 この「GIANT KILLING」というのは、「番狂わせ」とか「大物食い」のことなのだそうで、実力差がある格上相手を格下が倒すことを意味するのだそうである。

 今回の女子サッカーにおける「なでしこジャパン」の決勝での勝利は、文字どおりの「GIANT KILLING」である。なにしろ勝ち方が良い。米国に常に先に得点をされて突き放されても、ギリギリのタイミングで追いつき、延長戦でも粘りに粘って決着がつかず、最後はPK戦で勝利をモノにした。米国チームの選手たちは最初の1点を取ったところで、「勝った」と思っていたに違いない。更には延長戦で更に追加点を取ったところで、彼女たちは優勝を確信したであろう。にも拘わらず延長戦の終盤で日本に追いつかれた挙句にPK戦で勝ちを落とすこととなり、まるで悪夢を見るような思いであったに違いない。試合終了直後の米国選手たちの呆然とした表情がそれを物語っている。

 客観的に見れば、日米の実力差は明らかである。米国選手たちは体格だけでなく、スピードや技術も優れており、世界ランク1位もうなずける。米国では男子の場合、サッカーはまだまだマイナースポーツというイメージであるが、女子のサッカーは非常に盛んであるようだ。やはりスポーツとして社会的に認知されて、身体能力の高い選手が大勢集まるような仕組みが確立されることが、強くなるための必須要件ということなのだろう。今回優勝できたとはいえ、日本の女子サッカーが今後も世界の競合国と伍していくためには、米国同様にサッカー界に優秀な人材が集まるようにすることが重要なポイントになるであろう。

 したがって、今回の優勝により、日本でも女子サッカーというものに今まで以上に注目されて、素質のある選手が数多く集まるようになれば、更なる実力向上が期待できるに違いない。企業も同じであるが、短期的あるいは瞬発的に高い業績を上げることができたとしても、長期的・継続的に高い業績を上げ続けることができるとは限らない。継続的に安定した業績を上げ続けるためには、やはり安定した人材供給と、後継者育成のためのシステム確立が重要になるだろう。監督やコーチの育成も急務である。米国の代表チームは女性監督(ピア・スンドハーゲ)であったが、日本でも女性指導者が輩出されるような時代が来ることを期待したい。
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