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2011年03月03日13:29

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“HAPPY HATTEN CAMP 25days”(第11日目)

八天さん、落語家生活20周年では2席ずつ10日間連続興行をされたのだそうです。11日目のこの日(昨日)からは、未知の領域に突入ですね。会場は船場センタービルのJOY船場、中央線堺筋本町駅の真上辺りにあり、キャパは50人くらいでしょうか。この日は15人くらいの入りでした。

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月亭八天25周年25日間連続50席
ライブ“HAPPY HATTEN CAMP 25days”(第11日目)

1.月亭天使「宿屋町」
2.月亭八天「こぶ弁慶」
3.林家花丸「宗論」
4.月亭八天「おごろもち泥棒」

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天使さんの「宿屋町」は八天さんの1席目「こぶ弁慶」の前半部分なので、ちょうどリレー形式という具合に。マクラではつまずきつつもネタに入ったらしっかりと喋られていました。大津まで戻ってきた喜六と清八が「定宿がある」と宿屋の客引きを交わしたものの、本当は定宿などなく…という噺で、宿でお風呂に入ったところで師匠である八天さんに交代。

ほとんどマクラもなく入った「こぶ弁慶」は、宿屋の部屋に他の客が混ざってきて、宴会が始まる場面からスタート。宴会で各々に好きなものを尋ねていると、土を食べるのが好きな男が出てきて、美味しいそう?な廊下の壁土を食べたところ、翌日病気となり、なんとか家に帰って静養していると肩にこぶが出来てそれが弁慶の頭になって喋り出して…という噺でした。弁慶の首がきれいに切り落とされる展開にはびっくり。前半は宴会でのわちゃわちゃが、後半は弱っている男と野太い声の弁慶の掛け合いが面白かったです。終盤の弁慶の口上はええ声〜でした。

2席目は「おごろもち盗人」を軽めに演じられていました。噺で、扉にくくりつけられたて捕らえられたおごろもち盗人から財布を失敬する男の表情が良かったです。

花丸さんは1月に観まくったという宝塚の「ロミオとジュリエット」の冒頭のシーンを見事な喉で歌われたあと、これを上方落語界に置き換えたバージョンを熱唱!モンタギュー家が米朝一門で、キャピレット家が笑福亭て!マクラから大爆笑です!「宗論」は神社の神主の息子がキリスト教に傾倒し、教会から帰ってきた息子と父親が神社の存続(近所にいくたまさんがあるからもう閉めなさい)などについて議論する噺で、親子の神社が『いくたまさん』に対抗?して『イカ玉さん』だったり、『生国魂』神社という正式名称に対抗して『イカカニ玉』神社だったり、『彦八祭り』に対抗?して『エンタツアチャコ祭り』をやっていたりと神社の成り立ちからくすぐり満載。さらに禰宜の山本さんが火葬されたらネギ焼きの山本やがな、そういや山本さんは十三出身やったな、とか、細かいくすぐりもてんこ盛りで笑いっぱなしでした。オリジナルの「宗論」を聞いたことないのですが、けっこう手を入れられているんでしょうね。
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