1月8日、らら横で鑑賞。
前知識は、チャップリンの作品ということと、老いた道化師とバレリーナの恋物語という、まさに要点のみの状態でした。
公式サイト:
http://asa10.eiga.com/
作品ページ:
http://asa10.eiga.com/cinema/46.html
上映開始30秒で、既に落涙。
『この曲をバックに主人公は○んじゃうんだよね。』という、テーマ曲が、オープニングから流れるなんて、卑怯すぎます。
作品の中盤、ネヴィルとテレーズが舞台で邂逅するシーンで、またも、落涙。
テレーズ、あまりにビジネスライクだろ、それじゃ、ネヴィルが不憫だろ。
ラストシーン、呼吸困難なくらいに大号泣、もう、やめられない止まらない。
チャップリン、俺を泣き殺す気か。
そもそも、主人公が○んじゃうというのは、安易なお涙頂戴の常套手段のはずなのですが、このお話においては、完璧に展開上の必然というのが凄いです。
しかも、俗説で言われるところの『見守りながら、安らかに…』ではなくて、明らかに『間に合わなくて、観れなかった…』だし、テレーズは、それを横目にみながら『踊るのをやめなかった』ように見受けられます。
かつて、老人に励まされたバレリーナが、はっきりと自立し、思い出と決別していくという、苦味を伴った清々しさを発見して、最早、涙腺制御不能。
朝10作品50本の中で、文句なしの脱水ナンバーワンです。
もう、へとへとになって、劇場を後にしました。
第二回の朝10上映では、劇場を替えてリバイバルされますが、もう一度、スクリーンで観てみたいと思ったのは、この作品と『2001年』と、あとは、ぼちぼち…。
余談)
テレーズを演じたクレア・ブルームが中嶋朋子に似ていて、出てくる度に『ほぉたるぅ』がリフレイン orz
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