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2009年11月29日21:40

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映画の感想文 『とむらいレストラン』



葬儀屋の男と、食堂経営者と、同店員。
三人は夜な夜なバイカーズ・スタイルで夜の街を疾走しては、電話帳で標的を探して殺害する連続殺人犯だった。
遺体の一部は持ち帰り、食堂でスペシャルメニューの食材に。
残された遺体は葬儀屋が引き取り、遺族に対して法外な葬儀費用をふっかける。
三人は巧みなチームワークで(?)各自の商売を切り盛りしていたが、ある日殺害した女性が私立探偵の助手だった事から目を付けられ、互いに追いかけたり追いかけられたりした末に全員死ぬ。

設定やら脚本やら演出やら、その全てがとことん適当でいい加減な作品だった。
でも、余りの酷さに妙な愛着すら湧いてしまう不思議。

設定はさながら現代版のスウィーニー・トッドといった趣ではある。
もしかすると製作陣は、キッチュでオサレなブラックコメディ路線を狙ったのかも知れない。
しかし、全編笑うに笑えないギャグと突っ込み所しかない脚本、至らないにも程がある演出といった非の付け所しかない要素に満ち溢れており、余程の剛の者でもないとオススメ出来ない出来映えとなっている。

久しぶりに口から「トホホホホホホ」と楳図かずおのマンガの人みたいに口から擬音が飛び出したな。
でも、気に入っちゃった。
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