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2009年09月06日22:50

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映画の感想文 『XYZマーダーズ』



サム・ライミ監督といえば『スパイダーマン』3部作や『死霊のはらわた』シリーズで知られているが、個人的には『ダークマン』とかこっちの方が好きだったりする。
この映画、何といっても二人組のヒットマンを大怪演したブライオン・ジェームズとポール・L・スミスのキャラクター造形が物凄い。

ロン毛にヒゲ面の方、ブライオン・ジェームズは元ベトナム帰還兵。除隊後は何かと口うるさいおふくろから離れる為に、相方と組んでネズミ駆除業者を装った殺し屋稼業を始めたという。その殺し技は、デカい電圧計(の様な放電装置)を使った感電攻撃。犠牲者はガングロ&チリチリヘアーになって死ぬ。

巨体でデブの方、ポール・L・スミスは殺人に道具を使わず、素手による怪力殺法を得意としたパワーファイター。身体が異様に頑丈で、木製のドアも突撃してブチ破る。性格は粗暴でサディスティック、「サイコ」呼ばわりされると無闇にブチギレる人だが、相方思いの一面もあったりする。

こんな濃過ぎる二人組による連続殺人事件(内、一名が行方不明)に巻き込まれた主人公の警備員(リード・バーニー)が、一目惚れしたおねえちゃん(シェリー・J・ウィルソン)を命懸けで守ったり、その二人組と死闘を繰り広げたりした末に、警察によって全ての罪を被せられ、電気椅子送りになっちゃう話(ぅわ。 最後はハッピーエンドです、約一名を除いて。

共同脚本がコーエン兄弟だからか、ジョエル・コーエンの嫁さんも出ている。
ウッディ・アレンの二番目の嫁さん、ルイーズ・ラッサーは『フランケンフッカー』にも出演してたけど、意外とこういう手の映画とか好きなのかしら。
あと、『スパイダーマン』シリーズには何かしらの役で顔を出してたブルース・キャンベル。彼が笑顔でウインク(「バキューン!」のSE付)するシーンと、恐らく映画史上最も美味しいと思われる死に様は必見。
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