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2009年11月25日08:56

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【自分】 球形のロボット

小学生の頃。
クラスでロボットを作るのが流行りました。
といっても、紙で。

紙で箱をいくつか作って、張り合わせて、ロボットみたいな形にする、ただそれだけです。

僕も作りました。とりあえず一つ。

で、次にどんなのをつくろうかな、と考えました。

大きいの、小さいの、可動式、腕がロケットのように飛ぶ (輪ゴムかなんかで)、動物の形、変形、合体・・・。
頭の中はそれ一色です。楽しい。

ずーっと考えていて、思いつきました。
球形で、どこかを押すと、パタパタと開いて、ロボットになる。
究極はそれだな、と。


ところが。
球形となると、これはもう小学生の手には負えません。
ただの球形なら何とかなるかもしれませんが、それをパーツに組み分けて、それをロボットの形に・・・。
木を使うことも考えましたが、結局断念しました。

無理です。

で、それっきりもう紙ロボットについて考えることはやめてしまいました。
もちろん作るのも。
だって球形以上のものは思いつかないし、それができないのなら、それ以下のものをわざわざ作る意味がぼくにはなかったからです。



僕はね、そういう傾向があります。
つまり、考えすぎて、技術力の限界を超えてしまうと、もうどうでもよくなる。

カバンもそう。
カバン作ろうかな、とまでは思う。
最初は布を考えてるんだけど、やっぱり皮のほうがいい。
大きさ、デザイン、機能、ずーっと考えてる。楽しい。
結構いろんなアイデアを思いつく。

でも、いつか、想像力が技術力の限界を超える。
で、どうでもよくなる。作らない。

財布、筆箱、机、ホームページなんかもそうだ。


でも、それでも作らなくてはならない時もある。
宿題。

夏休みの宿題なんかは、嫌でも作らなくてはならない。

でも、一番作りたいものは、作れない。
だから、作りたくもないけど、技術力の範囲内で、何かしら作る。

これがまた苦痛で。

だってそんなものは作りたくない。
もっといいものが作りたい。
頭の中ではできている。
でもできない。
時間がなかったり、高くついたり、たんに技術力がなかったり。

でも何かを作らざるを得ないから作る。面白くないけど。



自分。
自分を作るって考え方がある。
確かにそうだ。自分は自分が好きなように作れる。

それもまた同じ。
苦痛。
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