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2009年07月12日05:50

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関東遠征記(1) 奇跡の一夜

もう、先週になってしまいましたが
6日(月)から8日(水)まで、人生初の関東遠征に行ってきました。

菅野よう子さんのライブ

「YOKO KANNO SEATBELTS『超時空七夕ソニック』
〜次回公演は22世紀を予定しております。〜」

に参加するためです。

「SEATBELTS(シートベルツ)」とは、
菅野よう子さんが、自らの音楽を表現するため、
世界中から選び抜いたミュージシャンたちの集合体。

出演者総勢150人を超える壮大なスケールで、次回の公演は22世紀(予定)。
まさにハレー彗星並みの時間軸で、今回が一生に一度の遭遇できるチャンス。
(※ライブHPより)

これまで菅野さんが関わってきたミュージシャンが集結し、
菅野さんが手がけてきた作品の音楽が一堂に会する、奇跡の一夜。

菅野よう子さん自身、「DVD化の予定は全くありません。」と断言したこのライブ。

まさに、一期一会。
一夜限りの夢の時間。

「菅野さんを追いかけていたら、
これまで聴いたことのないような新しい音楽に出会い続けることができる。」

「信長の野望 武将風雲録」から15年間、
休むことなく菅野よう子さんの音楽を追いかけ続けてきた私にとっては
これは、参加することが宿命付けられていたようなライブでした。






7月7日七夕。
会場である「さいたまスーパーアリーナ」に到着。
さいたま新都心駅を降りて広がった風景を見て、
「ここは日本ではない!!」
と思いました。
まるで、どこかの未来都市にやってきたかのような錯覚。

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会場内に入ると、二度びっくり。
思わず、
「うわっ!!何これ!!!」
と叫んでしまいました。
これまで訪れた全てのコンサート会場を軽く圧倒する巨大なスケールの場内に
人、人、人、、、。
(参加者総数・1万7千人だそうです。)
しかも、それが4階建て。
まるで、サイリウムが星のようでした、、、。



いよいよ開演。

スクリーンにこれまで菅野さんが音楽を担当してきたアニメ作品の映像が
各作品のBGMとともに次々に映し出されます。

1994 マクロスプラス
1996 天空のエスカフローネ
1998 カウボーイビバップ
     ブレンパワード
1999 ∀ガンダム
2001 地球少女アルジュナ
2003 WOLF’S RAIN
     攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX
2005 創聖のアクエリオン
2008 マクロスF


そして


2009


SEATBELTSのメンバー紹介映像へ。



drums 佐野康夫
bass バカボン鈴木
guitar 今堀恒雄
percussion MATARO
synthesizer manipulation 坂元俊介
horns シートベルツホーンズ featuring 本田雅人
violin 篠崎正嗣
cello 堀沢真己
orchestra ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

vocal
May’n(シェリル・ノーム/マクロスF)
中島愛(ランカ・リー/マクロスF)
坂本真綾
ORIGA(ex 攻殻機動隊Stand Alone Complex)
Scott Matthew (ex 攻殻機動隊Stand Alone Complex)
Steve Conte(ex カウボーイビバップ)
山根麻以(カウボーイビバップ)

conductor, piano, keyboards 菅野よう子


オープニング映像が終わり、そのまま

○1曲目:トルキア(歌姫全員/攻殻機動隊 Stand Alone Complex)


がスタート。

いきなりの斜め上を行く意外な選曲に、思わず「おおおおおお!!!」と声を上げてしましまいました。

「トルキア」の生演奏&生コーラスですよ!!
こんなの、もう聴けないですよ!!
2コーラス目には、菅野さんがいよいよステージに登場し、盛り上がりは最高潮に!!
1曲目にして、もう涙が出そうでした!!!

そして、間髪入れず


○2曲目:Inner Universe(ORIGA, 坂本真綾/攻殻機動隊 Stand Alone Complex)


もう、鳥肌ものでした!!

だって、生ORIGAさん&坂本真綾さんによる「Inner Universe」ですよ!!

キーボードの菅野さんもノリノリで演奏されていました。


○3曲目:ライオン(May'n, 中島愛/マクロスF)


May'nさんと中島愛さんのデュエットは生で聴くとすごい迫力!!


○4曲目:player(ORIGA, 山根麻以/攻殻機動隊 Stand Alone Complex SOLID STATE SOCIETY)


この曲も好きなので、聴けてすごく感激でした!!


○5曲目:Want it all back(山根麻以/カウボーイビバップ)


バンド総出でステージパフォーマンス!!
そして一斉に演奏!!
大迫力ですごかったです!!


○6曲目:What planet is this ?!(カウボーイビバップ 天国の扉)


これも、ノリノリでかっこいい!!
もう、お祭り騒ぎです。
菅野さんもメンバーもひたすら楽しそうでした!!


○7曲目:地球共鳴(歌姫全員/地球少女アルジュナ)


まさか、こんな曲まで生演奏で聴けるとは!!
大迫力の演奏&コーラスに、文字通り地球が共鳴しました!!



○8曲目:7月のラクエン(ライブパンフレット付録のCDに収録の新曲)


7曲連続の全力疾走で、場内の盛り上がりが最高潮になったところで、
静かになった会場に、菅野さんのピアノソロ演奏が響き渡りました。


○9曲目:タチコマの家出(攻殻機動隊 Stand Alone Complex)


ここからは少し肩の力を抜いて、小品が続きます。
バンドメンバーがひよこの着ぐるみで登場し、パントマイム的なステージに。
ひよこがピアノを演奏する菅野さんにぶつかって、演奏を邪魔するのがおかしかったです。


○10曲目:はとどけい(ナップルテール)


菅野さん、ひよこに連れ出されて、3人で一緒にリコーダーの演奏を。


○11曲目:Cat Blues(カウボーイビバップ)


菅野さんが突然ステージの下へ消え、代わってScott Matthewさんが登場。


○12曲目:Be Human(Scott Matthew/攻殻機動隊 Stand Alone Complex)



この歌も聴きたかった曲の一つでした。


○13曲目:tune the rainbow(坂本真綾/ラーゼフォン 多元変奏曲)


アカペラで独唱。
うわ!!すごいです!!!
坂本真綾さんの生アカペラを聴いてしまいました!!!

しかも、「tune the rainbow」。
徹底的に贅沢なライブです、、、。


○14曲目:VOICES(中島愛/マクロスプラス)



すごすぎる!!!!!
菅野さんのアニメにおける最初期の名曲!!!
まさか、聴けるとは、、、。
しかも、マクロスつながりで、中島愛さんがカバー。
「マクロスF」の「アイモ」を初めて聴いた時に、どことなく「VOICES」の香りを感じていたから
イメージぴったりでした。


○15曲目:ダイアモンドクレバス(May'n/マクロスF)


もう、言葉がないです、、、。
ひたすら綺麗な「ダイアモンドクレバス」が
星のようなサイリウムが輝く広大な会場に響き渡りました。

あの、ロマンチックな原体験の余韻がまだ心から離れません、、、。


○16曲目:gravity(坂本真綾/WOLF'S RAIN)


これもまた、予想の斜め上を行く、嬉しい選曲。
生でじっくり聴くと、すごく味がありました。
今回のライブで評価が上がった曲の一つです。


○17曲目:The Garden Of Everything〜電気ロケットに君をつれて〜(坂本真綾 Feat. Steve Conte/ラーゼフォン 多元変奏曲)



す、すごい選曲!!
菅野ファンの間では、隠れた人気曲ですが、皆さん「分かっている」ようで、場内大歓声!!
坂本真綾さんとSteve Conteさんの掛け合いがすごく良かったです!!


○18曲目:could you bite the hand?(Steve Conte/WOLF'S RAIN)


ギターの弾き語りによる独唱。
かっこよかったです!!


○19曲目:CALL ME CALL ME(Steve Conte/カウボーイビバップ)


わ、私を喜ばせ殺す気ですか!!!!!
まさか、セットリストに入れてくれるとは思っていなかったです。
個人的には「カウボーイビバップ」のボーカル曲の中で一番好きな歌。
第24話のラスト(エドが去っていくシーン)で使われた曲ですが、
アニメを観ていれば、泣けるんですってば!!!!!!


○20曲目:約束はいらない(坂本真綾/天空のエスカフローネ)


説明不用でしょう。
「約束はいらない」ですよ!!!!!
生きているうちに、一度は聴きたかった!!!!!

イントロでは、坂本真綾さんソロ。
1番がはじまると、バンド演奏がスタート。
そして、2番がはじまると、
ステージ後ろの幕が上がって、
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団が登場!!!!!!

伴奏がフルオーケストラになり、テンションは最高潮に!!!!!!

すごい、すごすぎる!!!!!!!!


しかも、その勢いのまま


○21曲目:射手座☆午後九時Don't be late(May'n/マクロスF)


になだれ込み!!!

この展開は神がかり的です!!

一瞬にして、会場のノリが早変わり!!

サビでは場内一斉に「もってっけー!!」コールが!!


続いて、中島愛さんが登場。
「地球のみんなー。『あれ』やってくれるかな!?」
と呼びかけ。

場内、「分かっている」ようで、「おおーーーー!!」と大歓声。


○22曲目:星間飛行(中島愛/マクロスF)



会場全体で「キラッ☆」。

菅野さんも「キラッ☆」。
しかも、振り付けがカンペキ!!!
どこまでも、すごい人です、、、。


ここからは、「超特盛メドレー」に突入。
「メドレー」とは言っても、一曲一曲を最低1コーラスはたっぷりと聴かせてくれました。


○23曲目:Genesis of Aquarion(May'n/創聖のアクエリオン)


「創聖のアクエリオン」の英語ボーカルバージョン。
でも、サビの「一万年と二千年前から愛してる」の部分は日本語で、
会場全体を巻き込んで大合唱!!!


○24曲目:What 'bout my star? @Formo(May'n, 中島愛/マクロスF)



○25曲目:愛・おぼえていますか 〜bless the little queen〜(中島愛/マクロスF)



○26曲目:私の彼はパイロット(中島愛/マクロスF)



○27曲目:Welcome To My FanClub's Night!(May'n/マクロスF)



○28曲目:プラチナ(坂本真綾/カードキャプターさくら)



○29曲目:Rise(ORIGA/攻殻機動隊 Stand Alone Complex)



○30曲目:インフィニティ(May'n/マクロスF)



○31曲目:ヘミソフィア(坂本真綾/ラーゼフォン)



○32曲目:ELM(ORIGA, Scott Matthew/カウボーイビバップ)



○33曲目:RAIN(Steve Conte, 山根麻以/カウボービバップ)



○34曲目:蒼のエーテル(中島愛/マクロスF)



○35曲目:Gotta knock a little harder(ボーカル全員/カウボーイビバップ 天国の扉)



○36曲目:指輪(坂本真綾/劇場版エスカフローネ)



○37曲目:THE REAL FOLK BLUES(山根麻以/カウボーイビバップ)




もう、果てしなく続く「聴けるとは思っていなかった」曲の連続攻撃に
1曲始まるごとに「おおおーーーー!!!」と声を上げていました。

個人的には特に「ELM」を歌ってくれたことが嬉しかったです。
シンプルなスキャットのみの曲ですが、当時、ヘビーローテーションでしたから!!!


そして、いよいよコンサートもラストの曲になってしまいました。
最後を飾るのはもちろん、


○38曲目:BLUE(山根麻以/カウボーイビバップ)



「ビバップ」最終回の映像をバックに
山根麻以さん、もだえるように絶唱!!

後奏では、再びワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団が登場!!

これ以上ない大団円でした!!!!!


、、、、、、、、が、もちろん、これで本当に終わるわけはありません!!

終わらない拍手を受けて、アンコールがスタート!!!


○39曲目:Yo pumpkin head(カウボーイビバップ 天国の扉)

をバックに、
ひよこの着ぐるみを着た菅野さん、バンドを引き連れ、ダンスとともに再登場。

そして、そのまま


○40曲目:Tank!(カウボーイビバップ)



の演奏がスタート!!!!!

SEATBELTS最大の代表曲が、ついに来ました!!!

メンバーのアドリブに合わせて、菅野さんノリノリのエアギター!!!

演奏終了後、全てを出しきったかのように、菅野さんステージバックへ勇退。

こんどこそ、本当に終幕、と思いきや、、、、、、、

突然、雷鳴の演出。

そして、、、、、、


○41曲目:ESCAFLOWNE(天空のエスカフローネ)



とともに、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団が登場―――――!!!!!

実はここまで、せっかく、はるばるワルシャワフィルが大所帯で来日しているのに
出番が少なくて残念だな〜、と思っていたのですが
ここからは、その空腹感を一気に取り戻すようなオーケストラ猛攻撃!!!


○42曲目:White Falcon(∀ガンダム)



○43曲目:Flying Dragon(天空のエスカフローネ)



○44曲目:high spirit(創聖のアクエリオン)



○45曲目:DANCE OF CURSE(天空のエスカフローネ)



○46曲目:shiro, long tail's(WOLF'S RAIN)



○47曲目:DOG FIGHT(マクロスプラス)



○48曲目:THE STORY OF ESCAFLOWNE 〜END TITLE(劇場版エスカフローネ)



ワルシャワフィル、と簡単に言うけど、
普通に世界第一級のオーケストラなんですよ!!!!!

これだけたっぷりと「おいしいところ」の選曲で演奏を聴けるのが
どれだけ贅沢なことでしょうか!!!!

菅野さんの生指揮もかっこよかったし、

何と言っても「DANCE OF CURSE」ですよ!!!!!

「天空のエスカフローネ」を観ていた人で、この曲を覚えていない人はいないでしょう。
「エスカ!!、フローネ!!」
ですよ! !!

一体どこの誰が、生演奏でこれを聴けると思ったでしょうか!!!!!


そして、今度こそ本当に(?)カーテンコール。


○49曲目:SMS小隊の歌(ボーカル全員/マクロスF)



の合唱に乗って、出演者一同がステージに集合。

ちなみに、演奏はワルシャワフィル。
世界一贅沢な「SMS小隊の歌」でした。


ここに来て、今回のライブで初めて菅野さんが言葉を発しました。

「菅野よう子でした(笑)。」


なんとも、ここちよい脱力感でした^^。

「今日は平日にもかかわらず、こんなにいっぱい来やがって、
どうしてやりましょうか(笑)。

ありがとう!!」

もう、長時間の全力疾走で、息を切らしながら、
それでも、力強くコメント。

最後は、1万7千人で歌う


○50曲目:アナタノオト(中島愛/マクロスF)



菅野さんはアコーディオン演奏で参加。

サビの「ドクン ドクン ドクン」は1万7千人で大合唱(?)。

なんとも、脱力しつつも楽しい演奏を終え、
出演者一同は退場。

そして、菅野さんはバックのワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団のほうへ走って行き
再び指揮をとり始めました。


○51曲目:End title ノスタルジーナ(劇場版∀ガンダム)




「∀ガンダム」を観ていた人なら絶対覚えている次回予告のBGM(軍靴の記憶)のメロディーに乗せ、
会場のスクリーンには

「SEE YOU THE 22TH CENTURY」の文字が。

この「軍靴の記憶」の余韻は22世紀まで忘れません!!!!



終わった、、、

と、思いきや、、、、、、

いや、まだ、終わりではありませんでした。

菅野さんがピアノの前に座り、再び「7月のラクエン」を静かに独奏。

そして、

そして、、、、、、、


○52曲目:MOON(Gabriela Robin=菅野よう子/∀ガンダム)



「MOON」は「∀ガンダム」の2代目ED「月の繭」の英語ボーカルバージョン。

そして、この曲を歌っていたのは、長きにわたって菅野さんと同一人物説が唱えられていた
数多くの菅野よう子楽曲を歌ってきた謎のヴォーカリスト・Gabriela Robin。

菅野さんが自らこの歌を披露したことによって、無言のうちに
この日、長年の「仮説」が「公認の事実」になりました。
歴史的瞬間です!!

そして、その
Gabriela Robin=菅野よう子さんの生ボーカルの素晴らしいこと、、、。



こうして、3時間に及ぶ
MC無しの全52曲ノンストップライブは、本当に終了しました、、、。


決して、謳い文句負けしていない
一世紀に一度、一生に一度の奇跡的なライブでした。

21世紀に生きて、
この奇跡の一夜に遭遇することができて、本当に良かった、、、。


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PS

ライブ終了後は、mixiの菅野よう子コミュで企画された打ち上げオフ会に
参加させていただきました。

会場は白木屋。
参加者は100人。

100人ですよ!!!

結果として、居酒屋の1フロアを貸し切りにしてもらうことになりました。

全国からこの日のために集まった菅野ファン。

菅野よう子という共通言語があるから、誰とでも、どんな話題でも、
すぐに打ち解けられました。

ライブの余韻が冷めやまないまま、思いつくままに菅野よう子トークをしたような気がします。

おそらくは、ライブ本編と同じように、このオフでの出会いもまた一期一会。

次にこのメンバーが集まるのは、次回のライブが開催される100年後でしょう。

でも、100年後もまた、このメンバーで集まって楽しみたい。

そう思った、七夕の夜でした。


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