mixiユーザー(id:2129235)

2007年10月11日06:36

3 view

暴力の伝統

 某blog。大相撲の暴力事件について、「よくあることなんじゃ」「(皮肉を込めて)美しい国の伝統」と評しておられた。ある程度同意。ただ「よくある」「伝統」というけど、昔と違ってきている点が一つあると思う。

 昔は、もっと暴力慣れしていたと思うんだよね。大相撲に入門するような子は、児童・生徒時代はヤンチャしてた子がほとんど。で、そゆ子達は、今よりもっと暴力なれしていた。

 例えば私の中学時代。ヤンチャ(有り体に言えば、ツッパリや不良)の子達は「如何に相手に怪我をさせず、かつ痛い目に遭わせ戦闘の能力や意欲を失わせるか」、殴り方・蹴り方・締め方などを研究してはった。私はいじめられっ子だったので、何度も何度も実験台にされたっけ。

 で、今の子達は、そゆことをしないんじゃないかしら。で、加減が分からず、大けがさせたり、被害者が死んでしまったりする。

 こゆことって、親の体罰もそうかな。あれも、自分が体罰ほとんどされずに育っているから、いざ自分が体罰しようとすると、加減が分からず子を虐待してしまったり大怪我させたり殺してしまったりする。

 これって、ちょうど「過剰に清潔な環境で育つと、ちょっとの細菌に対しても抵抗力を失う」ことに似ている。

 だから、今回の相撲部屋の件は、暴力の伝統のせいだけではなく、その暴力の伝統が部分的に失われてしまったことも、原因の一つだと思う。

 あ、別に暴力の伝統を全面肯定するわけじゃない。私は実験台にされてメチャ辛く、イヤだったし。ただ、ある種の環境下では、浜の真砂じゃないけれど、多少の暴力は決して無くならないと思う。そゆ"必要悪?"な場合でも、ちゃんと加減は知って欲しい。

 どうしたら良いのか... 難しい。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する