微妙な内容ではあるが、思いを共有したい。もしくは反感を買いたい。
昨日、ネット結婚情報のY!縁結びに「新着1件」の表示が出ていた。3ヶ月にしてやっとメッセージが来た。正確には申し込みでないメッセージは前に一度来た。メッセージボードの返事みたいな形で。すぐOK返事でメアドを伝えたが、多少ぶしつけな話を書いたせいか三回ほどで返事が来なくなった。
リンクをクリックすると多少くたびれた感じの笑い顔の写真が表示された。「むー」読んで行くと40歳で「心臓に疾患があり子供は難しいです」とのこと。
まあ確かにメッセージをくれたことはうれしい。しかし自分のプロフィールの条件に子供は「欲しい」、年齢：「-5歳以下」と書いている。だってしょうがないじゃん。
「正直なところ子供が欲しいというのが強くあるので、お体のことが気になってしまいます。ただすぐNO返事をもらっても文句が言い返せなくてムカツくので返事は出せるようにしておきます」クリック。
明けて昨日、マイミクさんの勧めに従い、新宿にＭちゃんと買い物に。というか先週すっぽかされて今週仕切りなおしだった。
メールが来て
「洗濯機が壊れたので一時間遅れてもいい？ごめんね」
一時間で洗濯機を買えるのか。まあ、まだ家出る前だからどうでもいい。そして一時間前、私からメール
「家出るぞ。今ならドタキャンしても泣いて許す」
今思うとこのメールもひどいような。
「今、向かってるよ」
予想通りメールが来て
「南口ってどっちかわかんないよー」
電話したら東口にいるという。
「東口まで行くから待ってて」
「新宿とかほとんど来ないからわかんなくて」
「あんた、都内に住んでたことあると言ってなかったか？」
「まあ、短かったし、新宿は難しいよ」
「私も今だに池袋とか分からないからねえ」
フォローしてみたが、確かに自分は地理感覚に問題があるのでより方向音痴ならばバカにされずに済む。しかしこんなので日常生活に支障をきたさないのか？
今思い出したがタイトルのデビューはミツグくんデビューということ。厄年過ぎて。いい大人が。
「何買ってくれるの？」
「何買わそうと思って来たんだ」
「まあいろいろ…」
「5〜6万と思ってきたんだが」
「バッグが欲しいな」
「バッグって高いんじゃないの？」
「まあそこそこ」
�眦膕阿貌�ったら1階にそれなりの店は固まっている。
「サマンサなんとかかわいいよ」
「ううん、それはいいの」
「ロエベおしゃれだよ」
「そうね、でもいいの」
「どこ行くの」
「ヴィトン行こう」
はあ、そうですか。
年末大売出しで客があふれておる。
やはりカップルが多いが20代くらいの若いのが多いな。彼女のためにバイトとかして稼いだのかな。
そうなら微笑ましいが、結構株とかで儲けてんじゃねえの。
「これ、かわいくない？」
「お、89,000円」
「でも会社の人が持っているのよね」
「ああ、同じはやめた方がいいよ」
「こっちのもいいなあ」
「わ、14万700円。さっきのの方がかわいくない？」
「会社の人が持ってるから」
「それはオレが言ったんだろ。会社に持って行かなければいいんだしさ」
「せっかく買ったら会社に持って行きたいじゃない？」
こんなやりとりはどうでもいいような気がしてきた。
しかしヴィトンをやや見直したのは商品の下に値札が全部置いてあって、一目で値段が分かるようになっているところ。
服とか値段が全然見えないようになっているのとかあって結構ムカツかないか。ムカツかないのか。
その後、三越と京王に行ったが
「グッチがないよ」
言われてみればないが、知らないよ。
「でも、新宿にないってことないんじゃない？」
「そうねえ」
「受付で聞いてみようか」
「そうねえ」
「ケータイで検索しよう。"グッチ 新宿"と。あ、高野のところにある」
「どこ、高野？」
「果物屋だよ」
新宿にして良かったな。銀座とかだったら絶対分からない。
「でも反対側だよ。歩くの大変じゃない？」
「ううん、全然平気」
めちゃくちゃ元気やな。というか前に会ったときとテンションが全然違わねえか。元気というより現金なのか？
「現金ってよく言われる」
いいのか、それで。
「吉田さん、グッチはどう？」
「（どうもクソもどうでもいいよ）ああ、いいんじゃない？」
と答えかけて、グッチは学生のとき女子がよく持って歩いていたのを思い出した。
「ああ、学生の頃、みんなが持っていたから、なんかイヤな感じ」
「それっていつの話？」
「学生の頃…考えてみたら20年前だな。20年前にはグッチがはやってたのかもな」
まあ高野に行ったのは、いちごパフェが食いたかったのでちょうど良かった。パフェ（正確にはパフェではないが、似たようなもの）を食ってまた�眦膕阿法�
「あ、あの白いのかわいい」
定番の格子柄に茶色と白とあって、白いのがかわいいんだってさ。
「この柄は…、この柄は…っていうの」
「ああ、そう」
白いのは予約のみということでいったん諦め…かけたが
「もしかしたら他の店にはあるんじゃない？」
「また移動すんの？」
三越に行ってみた。
「やっぱりないねえ。ちょっと聞いてみる」
店員「人気商品なので品切れとなっております」
仕方なく諦めがついた様子。
SPEEDYというのをいくつか較べて見ていたが
Ｍ「こっちとこっちどっちがいいと思います？（店員に）」
店員「それはお客様のお好みですので…」
私（そりゃそうだろ）
Ｍ「どっちがいいかな？」
私「そりゃあなたの好みでしょ」
Ｍ「じゃ、これにする」
私「…いくら？」
店員「税込みで77,770円です」
かなりの値段だが、10万以上のものをごろごろ見たあとなのでなんかそれほどショックがない。
「ありがとう、吉田さん」
「…どういたしまして」
私「あんた、買い物好きとか言うけれども、ヴィトンとグッチしか興味ないじゃないか」
Ｍ「そうねえ」
私「他の店のものにもいいものがあるかもよ」
Ｍ「いいの。カバンはヴィトンかグッチが好きなの」
私「まあヴィトンの中でも選んではいる訳だしな…」
それから、靴を買いに行くのに付き合ってもらった。
もちろん買うのは自分。
「MEN'S 館に入ると何かプレゼントしたくならないか？」
「そうねえ」
終わり？
Ｍ「最近森山直太朗カッコいいよ」
私「来たなあ。私紅白で聞いてゾッとしたよ。Ｍちゃんのいいって言うものはことごとくゾッとするんだよ」
Ｍ「ミュージックフェアで聞いていいなあと思って」
私「どんな曲があるの？」
Ｍ「さくら〜さくら〜とか」
「ああ、あれか」
裏声でわざと気持ち悪く「さくら〜さくら〜ふふ、ふふふふふーん」と歌ったら
Ｍ「恥ずかしいから止めて」
私「なんかNHKの主題歌やってなかった。純情キラリ」
Ｍ「知らないよ」
考えてみたら「風のハルカ」の曲じゃないか、ハジ。しかし訂正もされなかった。知らないんだな。
「来週ちょっとした会があって、コートとワンピが欲しいのよね」
と言って以降
「ちょっと服見ていい？」
「見るのはご自由に」
「コート、ワンピ」
と100回くらい呪文を唱えていた。
「あんた、むなしくなんないのか」
ずいぶん書いたが特に何も展開とかオチとかないな。
この後ご飯食べに行くことにしたが
「なんかことごとく趣味合わないよね」
とか
「遊び相手ならいいんだけれどもな」
と私が言ってややきまずくなったり、
「趣味が合わないと言って話ができるだけまあたいしたものだ」
と言ってやや持ち直したりした。
「あんた、本名Ｙっていうんだな」
店で名前を書いていたのを見て。
「そうよ、言ってなかったっけ」
「言ってないよ」
つうか警戒して黙ってただろ。
Ｍちゃんじゃなくて、Ｙちゃんじゃないか！
「ね、免許証」
昭和56年4月生まれ。知ってはいたが若いな。
「7月生まれとか言ってたじゃないか」
「最初にそういう話をしたので、そのまんまなの。でも嘘とかほとんどないよ」
「そりゃそうでしょ。あなたの場合、話のつじつまがすぐ合わなくなるから、嘘のつきようがないよ」
帰りに�眦膕阿瞭鶻�に出てみたらイルミネーションが超きれい！
「わあ、きれいね。吉田さん、なんで知ってるの」
「知ってたら最初に来てるよ。今上見たらイルミネーションって書いてあったからのぼってきたんだよ。のぼってよかったな」
反対側もずっとイルミネーション。イルミネーションの木の中をずっと通って戻ってきた。
「東京はいいね。田舎はいやよ」
「それが結論か？」
「もう帰んなきゃ」
「そっか」
「家遠いからね」
もう疲れたから私も帰りたいよ。
疲れて眠りこけて暫く前に目が覚めた。もうすぐ会社だな。
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