アセアンとヨーロッパの差は、地域の大国と周辺諸国との歴史的な関係の違いがありそうだニャ。
アジアでは古代から地域の大国である中国と周辺諸国は華夷秩序が作られていたが、ヨーロッパでのロシアは祖国防衛の戦いを通じて大国になったので常に周辺諸国とは緊張関係があったのではないかニャ。
中国の文化や文明は交流の中で育まれ、一定の基準ができたら今度は継承と発展の段階をたどっている。
それは王朝が交代しても続いているが、支配の正当性を主張する手段としてつかわれるからだニャ。
中原の文化的な優越が、やがて周辺諸国との華夷秩序となっている。
それに対して、ロシアの大国への道は覇権のためと言うよりは防衛線を少しでも遠方に設定することが目的になっているのニャ。
周辺諸国との距離を取ることが、安心と安全の確保につながるからだニャ。
それで、確保した地域の離反には常に警戒をすることになる。
何としてでも、獲得した地域は領土にとどめておきたいのだニャ。
その結果、これらの地域の動きには神経質にならざるを得ない。
ロシアが常に周辺諸国を軍事行動で威嚇や牽制をするのは、周辺諸国との信頼関係がちゃんと作られてこなかったからだニャ。
まずは、アセアンを見習って対話の習慣つくりを粘り強く進めるしかないのではないか。
相互の理解には時間がかかるのだから、まずは対話の習慣を根付かせる取り組みを粘り強く続けるしかないのニャ。
それには、敵意のないことを態度で示すしかない。
だから、握手やハグなどの挨拶のやり方が生まれたのだのニャ。
まずは、周辺諸国の側からロシアとの信頼関係を築く根気強いアプローチが必要なのだニャ。
手始めに、ロシアの言い分にじっくりと耳を傾けるところから始めるしかない。
辛抱強く、ひたすら聞くのだニャ。
どうすればいいのか、ロシアが自分で気が付くまでニャ。
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