ゴールデンウイーク後半の4連休に公開される清水寺の成就院「月の庭」を目当てにオーバーツーリズムが懸念される京都へとやってきてしまった。思えば2008年の大河ドラマ「篤姫」の紀行で月照ゆかりの寺として取り上げられて以来、ずっと来たいと思っていたのだが、ようやく本懐を遂げることができた。清水の舞台や産寧坂などの混雑が嘘のような静謐の中で素晴らしい庭園を鑑賞することができて満足である。写真撮影禁止だったけれど、絵葉書を購入したので良しとする。同じく月照ゆかりの寺・清閑寺にも脚を伸ばしたが、こちらも静かなたたずまいでよかった。清水寺に関しては子安の塔が修復されていたり、阿弖流為・母礼の碑が移設されていたりしていて長きにわたる無沙汰を痛感した。
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