サプリ本体の成分？

■「紅麹」摂取、死亡４人に＝新たに２人判明、被害拡大―小林製薬
(時事通信社 - 03月28日 11:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7804169

どうもモヤモヤした事件です。
小林製薬が製造した紅麹を使った健康サプリを服用した人に健康被害が出ています。
因果関係は確定していないようですが死亡者も4人出ています。
ただ、紅麹というのは最近開発されたものではなく、伝統的に利用されてきた食材です。
伝統食の一部にある「一定以上の量を摂取すると健康に害がある」というようなものでもないようです。
永年使われてきて健康上問題がなかったのに、突然被害が出たということは、成分との組み合わせで何らかの不具合が生じた可能性があります。
最近の健康サプリは、その効能を強調しようとして「○○を20個食べたのと同じ量の成分を摂取できます」として過剰に栄養成分を配合したしたものが目立ちます。
例えば「ブロッコリー20個を食べて得られる量をこの一粒で」というのがあるとします。
現実にはブロッコリーを20個も食べる人はいませんから、人間にとって本来はそれだけの量を摂取する必要性はないのだと思います。
つまり日常生活で摂取できる以上の栄養素を摂取させていると思われます。
一般的に過剰摂取しても排泄活動で体外に出されるため影響は少ないのですが、一部は過剰摂取で体内に残留して健康に害を及ぼすこともあります。
こうした昨今のサプリ事情を考えると、紅麹というよりもサプリ成分の方に何らかの問題があったように思えます。
テレビ、ラジオ、ネットの通販では膨大なサプリが様々な効能をうたって販売されています。
飽食で栄養過多の時代では、かえって摂生によって適切な量の飲食に戻す方が公開的ではないかと思うのですが。