�―�字のキホンは「永字八法」と言って、「永」の字を練習すれば、すべての漢字の要素が入っているから、字がうまくなると父親に教わりました。
�∪承椶旅値霸爐噺世ε勅砲剖甬Δ任詫�名な「ツマガリ」さんと言う洋菓子屋さんの本社と工場があり、いつも駐車場が満員状態です。こちらの社長さんのお話。「うちの一番食べてほしいものは店で一番安いシュークリームです。暑い中でも手間暇かけて練り上げて気を抜かずに仕上げないと失敗する。洋菓子つくりのキホンです。でも一番売れるのはショートケーキ。でもあれは土台の上にクリームを塗ってイチゴやブルーベリーを載せただけ。ケーキ屋の腕なんか発揮できない。果物屋さんの副業みたいなものです。でもうちの社員には魂込めてシュークリームが作れるように修業してもらっています。これさえできれば、どんなケーキも作れますから」。
さて、ここからが本題です。今を時めく「半導体」のキホンは「ダイオード」と「抵抗」「コンデンサー」「半導体」。それにそれらの部品で作った回路を一個のパッケージにまとめた「IC」や「LSI」。それで「回路」を作って動作させる。基本回路は、「電源回路」「メモリー回路」「演算回路��CPU」「演算回路��GPU」。「電源回路」は多くの場合「交流⇒直流」「100V⇒12v」時には逆に「１００V⇒２００V」等必要な「電圧」「電流」などを作って、他の回路に供給して動作させます。これが強いメーカーが「ルネサスエレクトロニクス」です。かなり乱暴な説明ですが、北邑さんご勘弁を！
「メモリー回路」は「演算処理の過程で必要な演算結果を一時ため込んで、次の演算工程の結果と突合したり合算したりするためのプール」です。この有名企業がサムスンです。「CPU」はコンピュータの心臓部。一番激しく動きますからたいていの場合「放熱装置」が付いています。この一番有名な企業が「インテル」です。「GPU」はゲーム機のように大量の信号を同時に演算する半導体です。これで今一番騒がれている「エヌビディア」です。
「電源回路」はどのような機器にも必要なものですから、シュークリームのようなものですが、実際に売れて儲かっているのはインテルやエヌビデアのような実際に性能比較で顧客に直接評価される「付加価値の高い」ショートケーキのような商品です。しかし、こうした「演算回路」の性能は「激しいスピード処理」が要求されるために、中に含まれると一個の半導体の中に含まれる半導体やダイオード、抵抗やコンデンサーの距離を短くしなければならない。一個の半導体の中により多くのパーツを押し込まなくてはならない。このために半導体の中の回線の巾をより細くしようとしているのが２８㌨とか７㌨と言った「微細化技術の競争」になっています。戦闘機のレーダー用の半導体などは「電気を食わない、反応が早い、精度が高い、多機能」なものが求められるわけです。
しかし、日本の半導体業界の泣き所は「顧客を捕まえること」です。ですからどの業界でも使える「電源(パワー）半導体」にしがみつきます。しかし儲かりません。反対に今アメリカのエヌビディアは日本の企業に売りに来ています。
https://toyokeizai.net/articles/-/201392?page=3
確かに「昨日のインテル」「今日のエヌビディア」「明日は？」の世界ですが、昨日の新聞記事で「ルネサス、定昇を半年延期、人員削減も実施」と言う記事には目を疑いました。ご存知のように日本は半導体製造装置や素材、原料で圧倒的なシェアを誇り、今国内生産も復活の兆しを見せて、連日株価が高騰しているときに、さすがにこの記事はないだろう。23年の12月期には前期比31％の3370億円の過去最高の純利益を出し、19年ぶりに復配しています。
昔「逆噴射」という言葉がはやりましたが、日本経済の大黒柱に育て上げなければならない企業がこれでは、美味しいところはみんな外国に取られてしまう癖が抜けていません。昔東芝の立て直しのために当時石川島播磨重工の社長だった土光敏夫さんを引っこ抜いて、東芝の社長にして大復活を成し遂げましたが、今その時と同じ必要性が半導体業界で起きているのではないかと思います。カネさえ出せばうまくいくと言うものではありません。
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