京都の桜めぐり
高瀬川の桜(2018-3-16)
木屋町通りを四条あたりから上がって御池通りまで、高瀬川沿いを歩くと、ここの桜並木はもう満開に近く、ここだけで十分にお花見気分が味わえます。
桜の枝が張り出す川面にも桜が映って美しい。
最近は着物姿の女性が多くみられますね。たしか着物を着て京都へ行こう、というようなキャンペーンをやっていましたから、着物を着て来るとお店なんかで、何か特典があるのかな・・・
私の好きな銀閣寺道から若王子の方へ抜ける「哲学の道」はまだ二分咲き、三分咲きのようですが、樹種が違うのか、樹によってはもう満開のもみられます。
咲き始めに来て、盛りのときに来て、散り際にまた来て楽しめる桜。ほんの短いあいだのことですが・・・。
ここにも着物姿の女性たち。外国人観光客、とりわけ中国からの客が多いですね。
哲学の道も、流れに映じる花の美しさを堪能できます。
これは北野の桜の名所、平野神社の枝垂れ桜で、もう見事に咲いています。平安遷都と同時にこの地に移されたという古い格式の高い神社だそうです。
これも平野神社の本殿の入り口のところにある枝垂れ桜で美しく咲いています。
平野神社の東南に接するようにあるのが北野天満宮で、平野神社の東の出口から出ると、天神さんに裏から入れます。
この季節、梅には遅く桜には早すぎてどちらも見られないのでは、と危惧していたけれど、逆に梅も残り、桜も既に咲き始め、梅も桜も見られる幸運に恵まれました。これは咲残りの紅梅ですね。
嵐山、嵯峨野の桜も全般にはまだこれからですが、天龍寺の庭園にあるこのみごとな枝垂れ桜はもう盛りでした。
大河内山荘の建物の前で反対側を見ると、開花した桜の垣根ができていました。少し背が高い人だと、背伸びして、この桜の列の向こうに、京都市街を一望することができます。
もちろん回遊式庭園をらせん状に廻って上がって行くと京都市街が視野に入ってきます。
また、逆に保津川のほうを見ると、ちょいと背伸びすると保津峡が眺められ、また正面には嵐山が見え、その中腹あたりに開花した桜の木々が白い雲のようにくっついています。
高野川の川端桜も、もう二分咲き、三分咲きといったところで、今週一気に開花するでしょう。
京都へ花見においでになるなら、今週からせいぜい来週前半くらいまでかな。一度雨が降ったり風の強い日があると散るのも早いので、桜の好きな方はお見逃しなく。
blog 2018-3-26
清水〜高台寺〜円山公園の桜(2018-3-27)
平日でもいま産寧坂は観光客でいっぱい。桜も満開でした。
清水寺はいま工事中のようで、上のほうはすっぽり蔽いで覆われていました。でも谷のほうを眺めれば雲のように桜の花があちこちで咲いて美しい風景を作り出しています。
清水の舞台を正面にみる遠景。
青空を背景に立つ朱塗りの塔に満開の桜。
清水さんの枝垂れも満開でした。
こちらは産寧坂→二寧坂と降りて、ねねの寺・高台寺の庭に咲いた、これもみごとな満開の枝垂れ桜。
これ一本ですが、白砂の庭も美しく、大勢の見物客が本堂の縁に座って眺めていました。
高台寺からそのまま北へ上がって、八坂神社の境内に入り、背後の円山公園へ足を踏み入れると、そこは桜の下の大宴会場。桜の花はここももう満開。
縁台のないところも地面にシートを敷いてお花見
円山公園の有名な枝垂れ桜も満開。一時元気のない年がありましたが、養生したようで、みごとに蘇りましたね。とても綺麗で華やかでした。
ぐるりと枝垂れ桜の周囲をめぐってみました。
どの角度から見ても素晴らしい。
公園も人でいっぱい。着物姿と中国からの観光客の多さはいまの京都の観光地共通です。
川端の桜も一日でいっせいに開花した感があります。もうここも八分、九分咲きといったところ。
南は都心から北はここ高野橋からさらに松ヶ崎あたりまで途切れない桜並木。タクシーの運転手さんが、ここが一番桜が堪能できますよ、と言っていたことがあります。
桜の木も寿命があって、いっときかなり弱って花が少ないように思えるときもありましたが、次々に苗木を新たに植えて、美しい桜並木が維持されているのは嬉しい。
これは疎水べりの桜。川端より2~3日早く開花していましたが、今が満開。もう、少し散り始めていました。
blog 2018-3-27
川端通の桜(2018-3-29)
晴天と高温つづきで、京都の桜は一挙に開花して、主な桜の名所はどこも満開だそうです。
来週前半までもつかと思ったけれど、せいぜい今週末までが見ごろで、あとは落花流水を楽しむといった感じでしょうか。御室の桜は品種自体が遅咲きのようだから大丈夫でしょうけれど・・・
拙宅の周辺は、川端も疎水も満開で、居ながらにして毎日花見です。共同庭の桜は少し遅れましたがぼちぼち咲き始めました。
Blog 2018 3-29
平安神宮、疎水の桜(2018-3-30)
今年の桜はどこも、とても綺麗だと言われているようです。一斉に開花して、もう散り始めています。この週末が最後の見ごろになるでしょう。きょうは久しぶりに平安神宮を訪ねてみました。
長く京都に住んでいても、そんな観光客の行くところへ金を払ってまでして入るか!と拒否してきた神苑ですが、一生に一度くらいは、と今日は600円払って入ってみました。本殿の脇から背後を抜けて池を廻り、反対側の脇から出て来るまで、けっこう長い距離、桜が満喫出来ました。
どこもいまが満開。
池の水面に映じる桜もなかなか風情があります。
大きな鯉が泳ぎ、鴨が遊ぶ池。
同じく池に映じる桜
池をめぐりながらいろんな角度から楽しめます。
平安神宮を出てまっすぐ東への細い道をたどると永観堂ですが、ここは紅葉の美しい庭があり、桜は少ないので素通りして、南禅寺へ。ここもとくに桜の名所というわけではありませんが・・・大きな構えの建築物が青空によく映えて美しい。いくつもある庭にそれぞれ入場料をとっているので、観光客もこの寺だけで、全部見て回るのは大変でしょう。
疎水。いわゆる「ローマの水道」。上が水路になっています。
桜の向こうは琵琶湖疎水記念館。
動物園裏の十石船の船着き場。
みやこめっせの裏を走る十石舟。
美術館裏の疎水の桜もいまが盛り。
橋から疎水の桜をのぞむ。
最後はやはり高野川の桜。
九分咲きかな。
川端通の桜並木。
近所の疎水べりの桜はもう散り始めました。
Blog 2018-3-30
川端の桜〜散り始め(2018-4-1)
夏日がつづいてあっという間に開花した京都の桜。散るのも早く、もういたるところで散り始めました。それはそれで風に舞い、流れに浮かび、落花流水の美を見せてくれています。
近所の疎水のコンクリートの縁も散る桜の色でピンクの線が描かれています。
落花流水、きっと哲学の道が綺麗だと思いますが、ご近所の疎水でも十分楽しめます。
疎水べりは葉が先に出る山桜も多く、色とりどりにまだ美しく咲き誇っています。
花の宴も今日がピーク化・・・。
満開の桜から花びらが風に吹かれて舞うのが本当に綺麗。
Blog 2018-4-1
広沢池の畔の桜(2018-4-2)
きょうは義母を迎えに行って、いまは大学病院の待合室で待機中です。
迎えにいくとき、広沢の池のほとりを通ったら、池畔の桜並木はまだ満開で、とても綺麗でした。
広沢の池がひろがり、対岸の山とその裾の桜や緑が広がる風景は、ふだんでもとても美しく、開放的な印象で心が晴れるようですが、この季節は格別です。
嵯峨野めぐりではどうしても最後になるので、化野の念仏寺や平野屋まで行ってから再び東へ歩いて、大覚寺、さらに広沢の池まで足をのばすのは、1日では難しい。
もしいつかもう1日、神様が天使との夢のような日を与えてくれるなら、二尊院、厭離庵、大覚寺、広沢の池とゆっくり散策したい、と見果てぬ夢をみています。
Blog 2018-4-2
藤右衛門桜 (2018-4-2)
さくら師藤右衛門さんの桜は広沢の池のすぐ東にあって、自動車道に高く突き出るように咲いています。でも、もうかなり散ってしまったようです。先日のよる通ったときは松明でライトアップされて幻想的でした。まだ薪が沢山積み上げてありました。
今年の京都の桜はどこも素晴らしく見ごたえがありました。昨日、一昨日が最後の見ごろで、今日は散る桜を愛でる感じになっています。
Blog 2018-4-2
大覚寺大沢池の桜(2018-4-2)
大覚寺の背後に広がる広大な大沢池も満開の桜が美しい散り際の姿を見せています。
ぐるっと池のふちを廻ると、趣の違った景色が見られます。
朱の塔と桜が水面に映るのも綺麗です。
水路には散った桜の花びらが広がって流れていきます。
北山から西山が借景のように桜の列の背後に緩やかな曲線を描いています。なんとものどかな風景です。
スケールの大きい風景の中で、桜の列が細い首飾りのアクセントのようにみえました。
哲学の道の桜〜落下流水花吹雪(2018-4-3)
やっぱり桜の散るときは「哲学の道」。水路を掩うようにびっしりと桜の花びらが水面をうめつくしていました。
銀閣寺道から銀閣寺のほうへ歩いていく疎水の土手の道。
大きな錦鯉が水面の花びらの下をゆったりと泳いでいました。
時折風がふくと、桜の花吹雪。
もう楓の新緑も美しい。
きょうは外国人のほうが多かったですね。中国人が一番多いけれど多国籍のお客様。桜が好きなのは日本人だけじゃなさそうですね。
でも、もう半分近くは散ったのかもしれません。
散る桜、散った桜、映る桜、いろいろ楽しめます。
blog 2018-4-3
きょうの比叡と川端桜。遠目にはまだ満開ですが、もう三―四分は散っています。
下流側
こちらも同じ程度に散っています。賀茂川、上賀茂橋近くの桜(下流方向を望む)。
同じく、上流、上賀茂橋の方向を望む。
でもまだ青空を背景に沢山花をつけた枝がとても綺麗。
半木の道の桜は今が満開
同じく。
下鴨疎水の桜。水に落ちた桜の花びらが浮き流れています。
下鴨疎水の両側の道も散った桜が敷き詰められたよう。
葵の道と名付けられているようですが、府立大学前あたりから高野川につきあたる浄水場のあたりまで、疎水べりにはほとんど途切れず桜が咲いて、やっぱり春は桜の道です。
同じく下鴨疎水の風景
散った桜が流れにたまって水面を覆っているところもあります。銀閣寺道の、哲学の道の入口へ行くところの疎水にも、毎年流れてくる桜の花びらがたまって、分厚い花びらの層を水面に作る光景が見られますが、今年は腰痛のため、自転車でもあそこまでは行けそうにありません。腰痛だけでなく、百万遍から東への道はけっこう坂がきつくて、私の肺ではもう無理です。でも下鴨疎水であれの規模を小さくして美しい光景が見られたので良かった。
これはもう浄水場のあたりでしたかね。疎水の水面に桜が綺麗に映っていました。そろそろ見納めでしょう。
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