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2023年11月02日23:14

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ソフトウェアの話

■トヨタ、営業利益4兆5千億円へ 日本初の3兆円予想を大幅引き上げ
(朝日新聞デジタル - 11月01日 14:08)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7619405

いつも読んでいる経済系メルマガより。やはりソフトウェアは難しいようだ。

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●トヨタ自動車は2021年に社内でITスタートアップを立ち上げた。業界の標準となるような車載ソフトウエアを実用化するビジョンを掲げていた。当時の豊田章男社長は、自動車が電動化され、インターネットにつながり、自律走行し、ソフトウエアへの依存が大きくなる「100年に1度の大変革期」をトヨタが乗り切るために、新部門が役立つだろうと述べた。現在その夢はしぼんでいる。最終的なビジョンは今も変わらないと同社は主張する。
この3年間は計画の進捗が予想以上に遅れ、あまりに野心的なソフトウエアは期限に間に合わないことが判明した。技術に精通した米国人トップは、悪戦苦闘の中で抜けた髪の毛について冗談を言いながら退任した。
現・元経営陣が語ったソフトウエア子会社の早い段階での過ちは、伝統的企業のリーダーに教訓を示している。新たな種類の技術知識が必要だと分かっていても、旧来の能力や習慣とうまく融合させるのは至難の業だからだ。
  ウォールストリートジャーナル 2023年11月1日
●トヨタ自動車は27日、先進技術を手掛ける子会社のウーブン・バイ・トヨタを完全子会社化すると発表した。9月7日には最高経営責任者(CEO)に新たにデンソー執行幹部の隈部肇氏を10月1日付で充てる人事を公表していた。
  日本経済新聞 2023年9月27日

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★ウーブン・バイ・トヨタ(豊田の織物の意)は、章男氏の息子の大輔氏を幹部に加え、その育成役としてカフナーCEOに氏に章男氏の報酬より3.3億円多い額を支払ってきました。

自ら未経験の分野のソフト開発も手がけようとする姿勢は良いものでした。後は、才能と意欲を持った人間を集めて開発に集中させれば、上手くいくかもしれません。それをしている全固体電池でも完成が何度も後ずれをしていることから簡単な話ではありません。

日産がこの分野でモービルアイ社の完成品を買って使っているのと比べると、どちらが上手くいくか興味深く見ていました。

トヨタはEV製造にあたり、製造工程やプラットフォームなどをEV専用のものに置き換え、EV時代の自動車製造でもものづくりの優位性を維持しようと動いてきました。

別の言葉で言えば、トヨタ生産方式は一回でできたものではなく、現場で少しずつの改善を何万回も進めて出来上がったものです。小さく変えてできたものです。これを一機に大きく変えようとしているようです。

自動運転も含めたOSを作り。全ての自動車やスマートシティやスマートホームに搭載する予定でしたが、既にあるテスラのOSはEV専用なのに比べ、内燃車、ハイブリッド車、水素自動車、そして豊田の全工場に通用するものが求められてきたのですから、時間が凄まじくかかるのは当然です。

これを収拾しようと体制を変えて、デンソー幹部をトップに挿げ替えました。OSというコンピュータの中でも奥が深すぎる分野に素人を担当させたのですから、この会社の先は既に見えています。
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