それから、しばらくいろいろな人と出会って私もだいぶ歳が過ぎたなーと感じてました。少しずつこれからのことを考えていたとき、私のもとにむかしのご主人様が訪ねてきました。俺のこと覚えてる？と、もちろんです。忘れられるわけがないですよ。私がこのお店で働くきっかけになった人だから。良かった。今日はけいこにプロポーズをしに来たんだ。え？俺は来月実家に戻る。戻ったらもう東京には来れないと思う。けいこがまだ俺のこと好きなら、一緒に来てほしい。少し考えてくれないか？私は考えなくても、答えは決まってました。もちろん、私で良かったら、よろしくお願いします。そう言うと、彼が私を抱きしめて、良かった。一生俺が幸せにするからと、言ってくれて、私はうなずきました。
終わり。
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