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2022年12月26日03:46

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「念のため」の救命胴衣が生死を分けた 水難に遭った男性が語る恐怖 176

「念のため」生死分けた救命胴衣
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=7238986

2022年12月25日 10:01 毎日新聞


着用していた救命胴衣を手に持ち当時の体験を語る男性=東京都東大和市で2022年12月15日午後4時31分、牧野大輔撮影
 神奈川県藤沢市の稚児ヶ淵(ちごがふち)で9月下旬、釣り中に高波にさらわれ救助された東京都東大和市の会社員男性(37)が、毎日新聞などの取材に応じた。海中で方向感覚を失って死を覚悟したが、体を海面へと浮き上がらせたのは「念のため」に身につけていた救命胴衣だった。県警によると、救命胴衣を着用しない釣り客は多いという。男性は「救命胴衣がなかったら私はここにいない。多くの人に重要性を知ってもらいたい」と訴える。


 男性は釣り歴25年以上だが、磯釣りはこの日が初めて。強く吹く風への不安もあったが、岩場の先の釣り場に着くと、快晴の下で釣りを楽しむ多くの人がいた。「大勢いるし、大丈夫だろう」


 釣りを始める場所を探していると、波が高くなってきた。危険を感じ、岩場を歩いて高台に上がっている時だ。太ももに水がかかったと感じた瞬間、引き波で足から一気に海へと引き込まれた。「波は泡のようで、上下左右の感覚を失った。海中でもみくちゃになり、『ああ、死んだかな』と諦めかけた」と振り返る。


 そんな時だ。「体が自然と浮き上がるのを感じた」。浮き上がった方向に手を伸ばすと、そこには水ではなく空気があった。体を起こすと、海中から顔を出し息ができた。間もなく、通りかかったカヌーを楽しんでいた人に救助され、九死に一生を得た。


 男性にけがはなかったが、この一件がトラウマになり、いまだに独りでは釣りに行けないという。男性は言う。「無事に帰って来てこその『釣り』なのだと痛感した。安全に楽しく釣りをするには準備を怠らないことが不可欠だ」





 実は同じ日、もう1件、同じ場所で釣り客が高波にさらわれる水難事故があった。流された人は行方不明のままだ。県警によると、救命胴衣は着用していなかったとみられている。年末年始の休暇で釣り客の増加が見込まれており、県警地域総務課は「海を甘く見ずに、天候をしっかり確認し、装備品を準備していただきたい」と呼びかけている。【牧野大輔】


   ◇


 神奈川県警地域総務課によると、2022年に県内で水難事故に巻き込まれたのは12月上旬時点で54人に上り、21年1年間の46人を既に上回っている。また死者も前年より6人多い16人に上る。新型コロナウイルス流行下で、人混みを避けられる海や川で行楽を楽しむ人が増えたことが背景にあるとみられる。


 事故の内訳は、スタンドアップパドルボード(SUP)21人▽魚取り・釣り11人▽水泳・水遊び9人。


 SUPは近年若者を中心に人気があり、21年から13人も増加した。湘南海上保安署によると、SUPに関する知識が乏しいまま始めたり、ヨガや釣りをボード上で行いそのまま沖に流されたりするなどのケースが目立つという。


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