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2022年12月07日17:43

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大人向けとは

アマゾンプライムで独占配信されている「仮面ライダーBLACK SUN」全10話中ようやっと半分の5話まで見ました。西島秀俊さんも中村倫也くんもかっこいいですし、他の皆さんもとても味がある演技をされます(ルー大柴さんとかすごいですね)し、面白くないわけではないんですが、どうにも積極的に続きが見たい!!ってならないんですよね。理由はあまりにも過激な描写が多すぎるからです。見終えて気分が鬱屈しちゃうんです(^_^。

同様にアマゾンプライムで配信されている「仮面ライダーアマゾンズ」も途中まで見て進まなくなってしまいました。理由はブラックサンと同じです。

それにしてもどうして大人向け特撮ってなると、エログロ暴力描写になってしまうのでしょうか。もちろんエログロ暴力なんてニチアサになんかふさわしくないから子ども向けの作品には使えないのはわかるんですが、だからって「大人向けです、血が飛び散って内臓も出て、何かしらを吐き出します。」だったり「女性を襲ったり、ベッドシーンがあったり、あられもない姿で登場します」「ケンカも女子どもも容赦なくぶん殴るし、ボッコンボッコン人を殺しちゃいます」ではないと思うんですよね。それこそ安易だと思います。

私が考える、子ども向け特撮と大人向け特撮の違いって、商用目的かどうかだと思うんですよね。つまり、おもちゃを売る目的があるかどうか、だと思うんですよね。ベルトがアップになったり、何話に一回は新アイテムが登場してパワーアップしたり、武器も強化されたり、違うベルトの新ライダーが登場したり…っていう部分を織り込んでいかなければならないのがニチアサの、子ども向けライダーだと思います。

大人向けはここが必要ないから、もっと物語重視になれるところが良さだと思うんですよね。

大人向けの特撮というと牙狼シリーズがありますね。若干エログロはありますが、そこまでドギツくないし、深い物語性や、非常に高レベルなアクションで魅せる作品ですよね。

さらに「シン・ウルトラマン」こちらも大人も楽しめる傑作ですが、エログロ暴力はないですよね。でも大ヒットしました。はっきり言ってネクサスの序盤の方がかなりきつい描写がありましたよね(^_^。

話を仮面ライダーに戻して、まぁ考えれば仮面ライダーは特撮であり、怪奇作品という側面が昭和の頃からあったので、グロい描写は我慢しなければならないかもしれませんが、そうではない大人向けも作れると思うんですよね。

ニチアサで取り上げにくいこととして、子どもがまだ経験や理解できない世界を描くことだと思います。例えば政治的な部分とか、各国の対立とか、紛争などですよね。ブラックサンは政治色や差別問題を盛り込んでいて、そのあたりはとても面白いと思っています。

去年放送された「ハイスクール・ヒーローズ」は高校をがっつり舞台にした戦隊オマージュ作品でしたよね。高校が舞台といえばターボレンジャーやメガレンジャー、フォーゼなどがありますが、本家のこれらの作品は高校生あるある的な部分をしっかり描いているわけではないですよね。それはまだ子どもたちが高校生活を知らないから。でも「ハイスクール・ヒーローズ」を見てる世代は高校生活を経験した、あるいはしている世代なので、まったく違和感なく高校を舞台にできるんですよね。

なので社畜ライダーとか、ブラック企業から選ばれた戦隊とか(^_^、そういう方向性でも大人向け特撮は作れると思うんですよね。

さて「シン・仮面ライダー」はエログロ暴力から脱却した作品になるでしょうか。なっていることを期待しています。
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