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2022年10月24日09:34

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『キングメーカー 大統領を作った男』感想

〜韓国の名優ソル・ギョングと「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュンの共演で、韓国大統領選挙の裏側を描いたポリティカルサスペンス。
1961年。韓国東北部の江原道で小さな薬局を営むソ・チャンデは、世の中を変えたいという思いから野党の新民党に所属するキム・ウンボムに肩入れし、ウンボムの選挙事務所を訪ねて、選挙に勝つための戦略を提案する。その結果、ウンボムは補欠選挙で初当選を果たし、63年の国会議員選挙では地元で対立候補を破り、新進気鋭の議員として注目を集めるようになる。その後もチャンデは影の参謀として活躍するが、勝利のためには手段を選ばないチャンデに、理想家肌のウンボムは次第に理念の違いを感じるようになり……。
第15代韓国大統領・金大中(キム・デジュン)と彼の選挙参謀だった厳昌録(オム・チャンノク)の実話をベースに、生き馬の目を抜く苛烈な大統領選の裏側を描いた〜<映画.comさんより>

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選挙映画って、面白いですよね。
立候補者の人生かかってるし、選挙運動中は喜怒哀楽がぐるんぐるんしてるし、巻き込まれている人々は右往左往するし、人間ドラマ好きな私にとっては、好きな映画題材の一つ。

だが、しかし、いつも私の目の前に立ちはだかるのが「知識」!!!!!
ある程度の知識が無いと、置いてけぼりにされるのが、この題材の悩ましいところ。

今作も、韓国の政治、地理、歴史がわかってなくて、幾度か孤立してしまったたらーっ(汗)
そういう人のために、冒頭に簡単な説明が入っているっていう優しい作品も過去にはあったけど、今作では、無し。

前半は、まだ、分かりやすい。
鶏の卵泥棒の話から始まって(エンディングにも繋がる)、ソ・チャンデという男がキム・ウンボムの選挙事務所を訪れる。チャンデの出身は北。(「アクセントで北出身というのがバレないように完璧に練習した」みたいな台詞があったけど、北と南ってそんなにアクセント、違うの?)
チャンデは、現政権打倒を願っていて、それにはウンボムに勝ってもらわないと困るので、自ら考えた戦術を話し、選挙の手伝いをさせてほしいと頼み込む。
そのやり方が・・・違反ギリギリで(いや、もしかして違反なのかも?)こっちが心配になるほど。
新民党は与党のようなお金は無いので、物を配れない。
そんな時、妻のある言葉がヒントとなり、チャンデはとんでもない作戦に出る。
いやあ、これはヤバイんだけど痛快だった。

着実に「影」として、ウンボムの支えになっていくチャンデ。

だが、ある時、爆破事件が起こり、その事件を境に、ウンボムとチャンデの関係も変わってゆく。
ウンボム「やはり君はまだ準備不足だ」「アメリカには別の人間を連れて行く」「芝居をしろだと?私たちは劇団じゃない」

そしてチャンデがとった行動とは・・・。
「公認にしてもらいたい」

※予告編
https://youtu.be/yPwL5tNr4g4

チャンデ役のイ・ソンギュン。『パラサイト』のあの夫役の俳優さんだったのね。わからなかったぁああせあせ

テンポよく、あれやこれやで楽しませてくれる前半。
重みが出て、静かなれどスリリングに進行してゆく後半。
ほんと、もっと知識があれば・・・。
それでも、自分の分相応で楽しめました。4つ☆
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