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2023年04月13日23:44

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村上和雄博士のドキュメンタリーを観て

遺伝子の研究で世界的にも有名な博士
村上和雄さんが2021年4月13日にお亡くなりになり
その命日ということで、
SWITCHというドキュメンタリー映画を無料で視聴できた

期間限定で公開されているので、この機会に是非ご覧になってください。

4月13日(木)午後7時〜15日(土)午前0時まで
https://youtu.be/cQ7n6_ni7bI


人のほとんどの遺伝子がONにならずにOFFのまま生を終える
どうしたらONにできるのか
よりたくさんの遺伝子をONにできれば可能性がひろがり
病気の遺伝子をOFFにできれば健康寿命も延びるという

電車事故で重傷を負った女性とその家族とのドキュメンタリーで
人の可能性を見せてくれたり
父親との死別から自分との葛藤を超えて使命をみつけて
映画監督になった人の話が紹介されていた

私が一番、響いたのは、最後のナレーションの部分の先生の言葉

自分の使命に気づけた時に遺伝子がONになる

自分に金メダル
自分の花を咲かせる

この言葉を聞いた時、グッときてしまった…

今、自分は何色のメダルを貰えるだろう…
私の花…どんな花なんだろう…

人生、谷あり山あり、乗り越える山や落ちる谷はそれぞれ
どうやって克服してきたのか
克服できているから、今こうして生きている

その克服してきた経験に対して
自分は今、何色のメダルをあげれるだろう…

人知れず咲く花
雨水で水分補給をし、そこにある土の中に根を張り
土から栄養をもらって成長させ
大きくなったら花を咲かせ
昆虫たちに助けてもらって子孫を増やす

生まれた時から有名な一族に生まれたわけではなく
親等の元で衣食住を整える
学業を終えて社会に出て知らない世界を知る
知らないことをどんどん吸収して知識を増やし
様々な影響を受けて人格も形成されていく
縁ある人と出会って結婚し
子供も授かり命をつないでいく

途中までは、ほとんど他の人とは変わらない生活
でも、途中から自我が目立ち
自分が好きなように選んだ方向へ行く
淡々と自分で自分を成長させることに集中できればいいけれど
どうしても周りからの影響を受け
振り回されたり、心が揺れたり、芯がぐらつく

雨風に耐えられなくなったら病気になったり引きこもったり
でも、植物も人も強い
どこかのタイミングでスクッと立ち上がる

競争力を持てる位の活力あるうちは
どうしても他者と比べ、虚勢も張り、無理もする
自分の人生ではなく、社会一般に認められる人の人生を生きようとする

年を重ねて還暦が見えてくる頃
ふと振り返る時が多くなってくる

そんなタイミングでこの映画を観た

自分の命が尽きる時
どんなメダルを自分に渡せるだろう…
どんな花を咲かせてきただろう…

私は昔から、人は散り際が大事だと言ってきた
自分が生まれた時期に咲く桜のように
潔く美しく散りたい

満開も綺麗だけれど、散り際がより美しい
風に舞い散る桜の花びらが何とも言えない風流で綺麗だ

桜が咲く時間は短い
でも、人の目をくぎ付けにする位素晴らしい
街の中の桜は大勢の人の目に触れるが
山奥に咲く桜はひっそりと誰も気づかないかもしれない
でも、その営みは全て同じ

人も一握りの人しか大勢からの認知はされない

使命とは…を問い続けて数十年が過ぎた
使命とは、人の役に立つ事というのが一般的な教えだけれど
人の喜びが自分に返ってくる、自分の成長に直結するとも聞く
この映画の中でも同じようなセリフがあった

ただ、今私に言えることは、それを考えすぎると迷子になる

何物でもない自分に何が出来るのだろう…
という迷路にはまり、グルグルする

相手の反応を見ては、違うと感じ
受け入れられてないと感じれば自分の決断を疑う
こうなんだ!と自信が持てるようになることはない
人の反応を気にしているうちは見つからない

選択肢がなく、無我夢中にそれしかできない
それしか考えられないことが自分に起きた時に気づけるかもしれない

そういう人生での大きなハプニングというのは誰にでも起きるわけではなく
「普通」に過ごせる人が大半なのではないかと思う
だから、大袈裟な使命なんていうものは見つけにくい
使命を生きれる人は一握りではないかと思う

そう、生死をさまよう様な経験や苦渋な環境に身を置かざるを得なくなるような
強烈な経験を経ることで強制的に使命に気づかされる機会を得る場合が多いのではないかと…

選択肢が多い生き方ができる場合は、なかなか使命を見つけることは難しいだろうと思う
選択肢が多い=迷いが多くなるということ

ああでもない、こうでもないと様々な事を通して年を重ねた結果
ここ最近では、私の中に一つの結論が出つつある

使命…字のまま、命を使う
今、生きていること自体が使命なんじゃないかと…

人それぞれ、人生で起きる事は様々…
誰一人として全く同じ経験をする人はいない

何があっても毎秒毎分、息をしている限り生き続けなければならない
決して命を自ら操作してはいけない

目の前に起こること、全ては設定済のことらしい

因果応報、自分の選択によって起こる結果もあれば
よくわからないけど、不都合で理不尽なことも起きる
よくわからないけど、ラッキーな事も起きる
喜怒哀楽を感じながら生きている

それが人間界
ただ、喜怒哀楽を経験する為だけにこの世に生を受けたのかもしれないなと感じる

大それたことを考えずとも、自分がしたいようにすれば良い
自分がしたいようにしたことには後悔がないはず
そう生きると決めた時に本当の使命が動きだす

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