吹替版での鑑賞になります。
はい、この手の作品は
「日本語と言語の無茶苦茶なちゃんぽん」を楽しみたいので、字幕版でみるところなのですが
（キアヌ・リーブスの忠臣蔵は
日本が完全な英語圏の設定になってて金返せです。
で、日本語吹替版は「日本人キャスト全員本人」が売りだったのですが、菊地凛子の台詞回しは「カタコト」っぽくて「パシフィック・リム」で林原めぐみがアテたのは「攻め」でなくて「守り」な事を実感させられました。
ただ、この作品は東宝シネマズにおいては「字幕版」「吹替版」両方観ると割引・・・という、おいらにとっては夢のサービス」を実行してくれたのですが、後続かないとこ観ると、その需要はおいらだけだったのかもしれません）
で、今回吹替版で観た理由は
「真田広之の声が本人ではない」（井上和彦さんがアテてます）
で、本人がアテなかった吹替版だと
「さそり」の石橋凌
「スピードレーサー」の真田
とか、本人の声とか口調とか知ってるから違和感バリバリ（しらなきゃいいんだけどね）
「ハンデット」（クリストファー・ランバートのやつね）の原田芳雄＝銀河万丈は結構馴染んでてかっこよかったりします。
このあたりでとても困ったのが「攻殻機動隊」ハリウッド版の桃井かおり
これ、本人の「かったるいような口調」を採用ぜず、本人を意識しない「ナチュラルな芝居」だったのですが
声優さんが気の毒なのが
普通の芝居をしても怒る人いるだろうし
本人の口調を物真似しても怒る人いるだろうという事です。
まあ「桃井かおり」自体が「ルパン三世」とか「クレヨンしんちゃん」「波平」みたいなものなので、思い切って「再現」して欲しかったです。
で「ブレット・トレイン」に戻りますが
真田・・・全く違和感なかったです。
声自体寄せているのですが
本人より老け気味
というのも今回の真田は老け役（実は実年齢相応の役なんだけど）なので
役柄としては真田自身がアテるよりいい感じであろうとおもえるので
「単なるリスペクトじゃねえぞ、もうひとつ上乗してやるぜ」
な矜恃と心意気が伝わってきて
理想の吹替版でありました。
（しかし、真田だから対応のしようがあったと思いますが、師匠の千葉真一が海外で出演した映画の「他人吹替」をやる事になった方は相当困るでしょう）
はい
つづけてですが
山本舞香
これ演じる方と
たたずまい
キャラ
顔
とか被ってて安心して観てられます。
きっと
山本舞香の英語版が作られる時は声を彼女がアテるでしょう。
がしかし
今回最大のサプライズは
フワちゃんでした。
結構でっかい役なのですが
きちんとこなしていて
彼女が全く浮かんできません。
（浮かんできたらかなり困りますが）
フワちゃん
むちむち
お笑い
吹替
と実はかなりの逸材かもしれません。
（例の露出度の高い衣装で何も感じさせない事も含め）
１０年〜２０年後、彼女がどんなポジションにいるか
すこし楽しみになりました。
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